映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

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2011-05-26 こんな役人には任せられん!

gakus2011-05-26

 明日から公開される『アジャストメント』は、フィリップ・K・ディックの短編に基づくSFドラマ。マット・デイモンがちょっとだけジェイソン・ボーンっぽい役で主演を務める。

 デイモンふんする上流議員候補が、落選が決まった日、偶然出会ったダンサー(エミリー・ブラント)に恋をしてしまう。しかし、彼らは結ばれない運命にあった。というのも、人間の運命を司る”運命調整局”の方針がそう決めてしまったから。運命調整局の役人は携帯電話を不意に圏外にしたり、バスを乗り過ごさせたりしながら人の運命を調整し、緊急時には時間を停止して”修正”に当たる。ところが、デイモンはふとしたことから、この役人たちの仕事を目撃。自分がエミリーと結ばれない運命に逆らい、彼女と再会し、必死にこの恋を実らせようとする…。

 ディックの原作となると人によっては風格を感じてしまうところだが、『スクリーマーズ』『クローン』『ペイチェック』もディックの原作であったことを知る映画ファンなら、なかば疑惑の目でしまうのでは。そんなワケで、自分もある程度、B級の線を覚悟して見た。人智を超える力を持っているはずの運命調整局の役人は、意外にマヌケで(居眠りして調整をミスるなよ!)、確かにユルい要素もあるけれど、それも味。そのうえ、お話の運び方はロマンチックな方向に向いているので、一途にマット・デイモン目当てで見れば、楽しめると思う。

 エンドクレジットで聴こえてきたのは、リチャード・アシュクロフト率いるRPA & THE UNOTED NATIONS OF SOUND"ARE YOU READY?"。”このまま不安を抱いて暮らしたくない、だから俺は覚悟を決めた”と歌われると、自分の歩むべき道を他人任せににしない覚悟のたくましさを感じると同時に、今を生きる日本人としては色々と考えさせられる。

 ジャケはRPA〜、2010年リリースのアルバム”ARE YOU READY”を収録したセルフタイトル・アルバム。個人的に、アシュクロフトはTHE VERVEの頃からアタリ・ハズレのある人と思っていて、このアルバムを最初に聴いた時も正直”今回はハズレかー”と思ったが、この映画のおかけで見直してしまったよ。

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