映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

*過去に取り上げた作品についてはページ左下の一覧表を参照

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2011-09-04 準備はできた

gakus2011-09-04

 いろいろあって大学生並の夏休みをとってしまったけれど、ぼちぼちブログ復帰と行きましょう。夏に公開された映画で書いておきたいものはいくつかあったけれど、そりはまた折を見て。

 とりあえず、公開されてる作品で書いておかねばならないのは『つぐない』のジョー・ライト監督とシアーシャ・ローナンのコンビによるアクション『ハンナ』。子供の頃から父親に殺し屋としての訓練を受けるという『キック・アス』のニコラス・ケイジ的な父ちゃん、エリック・バナに育てられた少女ハンナ。父親は彼女を人里離れた雪原で育てたが、それは父と彼女がCIAの標的となっていたからで、殺し屋の訓練も逆襲の機が来たときのためのものだった。16歳となり、外の世界に興味津々のハンナは意を決して世界へ飛び出し、CIAとの戦いに臨む。

 以後、ハンナとCIAの北アフリカ〜ヨーロッパを駆ける攻防が続く。旅の途中、ハンナはワゴン車で旅をするイギリス人一家と知り合う。一家の両親はヒッピーにも似た自由思想の持ち主で、ミドルティーンの娘も幼い息子も放任している様子。

 面白いのは、この一家がカーオーディオに合わせ、DAVID BOWIE“KOOKS”を合唱してること。グラム前夜のデビッド・ボウイが、ヒッピー文化にはまっていたのは有名だが、そういう背景を知ると妙に納得。また、この曲は変人視されている親が、子どもに対して人生の希望を歌ってあげるものでもある。この一家の両親、ブレがなくて、なんだか立派に見えてくる。

 ご存知のとおり、本作はケミカル・ブラザーズがスコアを担当しているのだが、このフィーチャーもおもろしくて、戦闘シーンではガンガン鳴っているのに、そうでないシーンではまったく響かない。この辺の抑揚は巧い。

 ジャケは“KOOKS”収録、ボウイの1971年のアルバム『HUNKY DORY』。ちなみに“KOOKS”は、当時のボウイが、生まれたばかりの息子へのメッセージとして作ったナンバー。その息子ダンカン・ジョーンズは、『月に囚われた男』や来月公開の『ミッション:8ミニッツ』の監督として活躍中であります。

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muramura 2011/09/06 02:07 おかえりなさいませ!待ってましたよ。

gakusgakus 2011/09/06 03:25 ありがとうございます。折れた心が修復されました(笑)。

mina821mina821 2011/09/13 09:51 はじめまして。
いつも拝見してます。「ハンナ」でのボウイの曲、ウルウルしました。とても好きなシーンです。
これからも、楽しみにしてます、では!

gakusgakus 2011/09/15 10:09 コメント、ありがとうございます! この映画の中では、数少ないホンワカ・シーンですよね。これからもよろしくお願いします!