映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

*過去に取り上げた作品についてはページ左下の一覧表を参照

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2004-08-27 レディ・ソウルのインパクト

gakus2004-08-27

昨日に続き、伝説的ソウル・シンガーたちのドキュメント「ソウル・サヴァイヴァー」の話を。この映画に登場するアーティストの中で、もっとも有名なのはウィルソン・ピケット/WILSON PICKETだろう。洋邦問わずカバーされまくっている『ダンス天国』のヒットでおなじみ。

 映画の中では、相変わらずのビッグマウスを発揮し、“俺の印税返せ〜!ガッハッハ"と豪快に言い切ったり、レーベルメイトのアレサ・フランクリンがデブであることをからかっては、またしてもガッハッハーと大笑い。ボーカルもパワフルだが、存在もパワフルであることが、よくわかる。


駄目ジャケ100選

(久々にエントリー)

 そのウィルソンにからかわれたアレサ・フランクリン、1968年のアルバム『ARETHA NOW』。初期代表作といわれるだけあって自信の表れか、ドーンと顔のアップ。何も知らず中古レコ屋で発見したら、思わず買ってしまうタイプ。絵で書いたような眉や目の淵のメイクも太けりゃ、輪郭も太い。そんなダブルインパクトに加えて、写真では切れている髪型が、顔と同じぐらい大きいのではないかと予感させるのが、これまた味な点。とはいえ正直なところ、駄目ジャケと呼ぶには気が引けるほどの愛らしさを感じさせないでもないのは、やはり内容が素晴らしいからでしょう。「ブルース・ブラザース」の劇中で本人が歌った大ヒット曲『THINK』や、『SAY A LITTLE PRAYER』『SEE SAW』などのメジャーな名曲がバンバン飛び出し、サム・クックのカバーなんかも収録している。ちなみに、このアルバムでアレサが歌っている『NIGHT TIME IS THE RIGHT TIME』(オリジナルはレイ・チャールズ)は、「ソウル・サヴァイヴァー」の本編中では、ルーファス&カーラ・トーマス父娘のデュエットで歌われている。


 話をウィルソン・ピケットに戻して、この人と映画との関わりでパッと思い出したのは、「ザ・コミットメンツ」で主人公のソウルバンドが、ライブハウスにこなかったピケットの代わりに、その代表曲『IN THE MIDNIGHT HOUR』を演奏したり、『MUSTANG SALLY』をプレイしていたこと。他では「ブルース・ブラザース2000」に出演し、エディ・フロイドと一緒に『634-5789』を歌っていたり。この映画もアトランティック同窓会のような作品でした。

muramura 2004/08/30 01:57 やっぱり山ほどある『SAY A LITTLE PRAYER』のバージョン違いの中で、最高傑作はアレサでしょう!(もしくは映画『べスト・フレンズ・ウェディング』でのブッ飛びまくった合唱シーン。うーん、甲乙つけ難いかも…)

gakusgakus 2004/08/30 02:12 同感…と言いたいところですが、やはりバカラック物はディオンヌ・ワーウィックに限るよなあ…という気も一方ではあります。「ベスト・フレンズ・ウェディング」のあのシーンは、クライマックスというべき異様なテンションの高さですね。

muramura 2004/08/30 03:13 テンション!テンション!風邪で死にそうな自分を鞭打つためにも、テンションの高いアレサ版に肩入れ中!ちゅうか、ちょっとヤケクソ気味の夜…。「ベスト・フレンズ〜」のDVDでも観るか!

gakusgakus 2004/08/30 03:22 なぜにヤケクソ??? 涼しくなってきのたで、カゼには気をつけんといかんですな。DVD見るより、静養した方が良いのでは…。

muramura 2004/08/30 03:26 スミマセン……。風邪と仕事でちょっと錯乱中。そういえば『コミットメンツ』のDVDにマネージャー役だったロバート・アーキンスのPV(A・パーカーが監督)が収録されていると聞いたんですけど、観たことあります?

gakusgakus 2004/08/30 03:30 「コミットメンツ」のDVD、持ってたけど引っ越し後、どこへやってしまったのか…。今思い出したけど、あのマネージャー、オーディションにやってきてスミスの曲を歌ってたヤツを落としてましたよね。ソウルバンドだから仕方ないとはいえ、呆れ顔をしていたのはあんまりだ…。

muramura 2004/08/30 03:38 あの映画で注目されたデブ(当時10代)のアンドリュー・ストロングよりも、”TREAT ME RIGHT”と”SLIP AWAY”を歌って最初と最後を飾ったR・アーキンスの歌声の方がお気に入りだったんすよ。映画の後にレコード契約したと聞いたのに、結局発売されたのはA・ストロングのソロだけ。A・パーカーに取材した時にアーキンスのことを聞いたら「今でもパブで歌ってんじゃない?」と気のない返事でした…。

gakusgakus 2004/08/30 03:44 おっと、それは初耳でした。あの映画の歌は、アンドリュー・ストロングが全部歌っていたと思ってた…。あのマネージャーも歌ってたんですね。コーラスのお姉ちゃんたちの“らーい、さりぃらーい”は今でも鮮明ですが。こんな話をしていると、もう一度見直したくなっちゃいます。出て来い、DVD!

muramura 2004/08/30 03:51 サントラ未収録曲と新録音のカバー曲を集めた「Vol.2」というCDでも、ストロングだけでなくアトキンスも歌ってましたよ。確か「FA,FA,FA,FA,FA」(FAが何個だっけ?)と「BRING IT ON HOME TO ME」の2曲。チキチョウ、いい曲歌ってやがんなあ。例によってCDは誰に貸したっきり…。

gakusgakus 2004/08/30 03:55 VOL.2なんてあったんだ!? もっともVOL.1も持ってませんが…。そこで2曲も歌ってたということは、シンガーになる気満々だったんでしょうね。アラン・パーカーも随分素っ気無いなあ。それは「…デビッド・ゲイル」の時の取材ですか?

muramura 2004/08/30 04:01 そうそう。その取材の時です!素っ気無かったのは、朝イチでマジで眠そうだったからなのかしらん。あとさっき間違えてアトキンスって書いちまいました。R・アーキンスはもともと地元のパブロッカーで、あの映画のほかの出演者たち同様に俳優ではなかったようです。もう今さらブレイクする年齢じゃないだろうし、残念。ちなみにどうでもいいことですが、ロバート・アトキンスだとダイエットの権威のお医者様だそうです。http://www.washhappy.com/archives/food/20040201_food.html

gakusgakus 2004/08/30 04:07 歌う医者! ドクター・フィールグッドですか!?(と、アレサに話を戻してみたりして)。パブロックの人たちは売れようが売れまいが気にせず、地道に活動している人が多いですからね。ウィルコ・ジョンソンは今も来日してるからともかく、ホット・ロッズは今でもパブで演奏しているらしいです。