Finaleシリーズ…編曲に使っている楽譜作成ソフト
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- Finaleシリーズ各製品の取扱いについて | イーフロンティア…「Finale Reader」にて、Finaleシリーズファイルを開いて、表示・再生・印刷することが可能。無償ダウンロード。
- 出版社/メーカー: イーフロンティア(カメオインタラクティブ)
- 発売日: 2009/01/23
- メディア: DVD-ROM
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楽譜作成ソフト Finaleシリーズ
わたしが編曲作業に使っているのは、楽譜作成ソフトウェアFinaleシリーズの「Allegro 2007」……なのだが、Allegroは開発停止になったそうで(今後のバージョンアップのリリースがなくなるとのこと)近いうちにFinale 2009に切り替える予定ではいる。
Finaleシリーズを使うに至った理由と利点としては
- 他のソフトもいろいろ使ってみたが、このシリーズがいちばん「普通に楽譜に書きたいこと」を表示させやすく、使いやすかった。
- 「クラシック音楽の楽譜・スコア作成に必要な機能」をどれだけフォローしているか、スコア上に必要な情報をどれだけ楽譜に表現させられるかがわたしにとっては重要だった。そして、中位ソフトであるAllegroでも、楽譜・スコアに関してはほぼ(9割くらい)思うように書くことができたように思う。
- 残りの「ちょっと不足に思う」1割は細かい気配り的なこと・プラスアルファの機能などについて。たとえば、ページをまたぐスラーをひきづらい、楽譜を読み込ませて自動演奏させる機能「Human Playback機能*1」でニュアンスの微調整が指定できないといったこともあった。……が、これらはAllegroでは出来なかったがFinale 2009では出来るらしい。
- 「クラシック音楽の楽譜・スコア作成に必要な機能」をどれだけフォローしているか、スコア上に必要な情報をどれだけ楽譜に表現させられるかがわたしにとっては重要だった。そして、中位ソフトであるAllegroでも、楽譜・スコアに関してはほぼ(9割くらい)思うように書くことができたように思う。
- 世界中でポピュラーな楽譜作成ソフトなのでウェブ上で入手可能な楽譜資産が豊富。
- シリーズ内のそれぞれのソフトに互換性があり、無償版「Finale NotePad」も提供されているので仲間内で楽譜を共有しやすい。
- 「Human Playback機能」で、今書いている楽譜の音を都度チェックできるため、作成・修正しやすい。
- 耳で聴いて変なところはないか。違和感はないか。入力間違い、和音の確認、各パートのバランスなど。
- わたし自身は実際、書きながらどんどんHuman Playbackで音を聴いては調整、一通り書けたらHuman Playbackを流しながら一緒に自分で演奏してみて演奏できるかどうか(無理な音を書いていないか)やもっと工夫できるところはないかといったことも試してみている。
などというだろうか。
Allegro 2007 ワタクシの使用実例
まおちゃんが今季使っているタンゴ*2(id:galanthus:20081130:1228052328)をマンドリン2+マンドラ・テノール+マンドロンチェロ+クラシック・ギターの5パート編成に自分で編曲*3し、Human Playback機能に演奏させてみたのが下のもの。各パートの音を区別しやすいよう、楽器音は本来の編成とは変えてあります(フルート2+アコーディオン+チェロ+クラシックピアノ)。
このあと、これを自分たちで実際に楽器で演奏してみてどうニュアンスづけをしていくか、どうやって「曲」に仕上げていくか。弾いてもらえることがありがたくうれしいことだし、ひとの手によって生き生きとした演奏になっていくのが本当に楽しみだ。
*1:楽譜に配置された記号をリアルタイムに解釈し、より人間らしい演奏を再現
*2:検索除けの表現です。すみません。
*3:その際、id:galanthus:20081130:1228052328にあげた楽譜や演奏を参考にさせていただきました。ギター・パートについては書き下ろしました。