がるの健忘録 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-12-20

[][]考えるのか感じるのか

んと…まぁ因はあちこちにあるのですが、因総数*1が1以上になってきたので。


端的に。例えば某書籍では「思考脳と感情脳」なんて書かれ方をされていましたが。

ある側面の切り口を前提にすると、概ね人のロジックには「感情で感じる」と「思考で考える」の2つが有るように思われます。

基本的には善し悪しをどうこう言うつもりはあまりないのですが…ことビジネスのつながりにおいては、感情をベースにされると色々と面倒だなぁ、という論点で議論を展開していきます(笑


面白いモノで、割合に上の方に行くにつれて「感情ベース」の人が増え、下の、或いは現場ほど「思考ベース」の人が多いように感じます。

まぁ単純に「下の人間は感情を抑えつけられてるけど上は押さえつけられていないから、下だと顕現させられなくて、上だと自由に顕現させられるだけ」って気もしますがね。


おいといて。


ちなみに、多くのエンジニアはおそらく「思考ベース」でモノを考えてます。おいちゃんも然り。

なので、体験として「感情ベースのみのビジネス集団(会社とか)」ってのを見たことがないのですが…感情のベクトルが一緒だとうまくいくのかなぁ? 興味はあります。検証したいとは思いませんが B-p

このあたりを前提に、議論するのは「思考ベースと感情ベースが混ざった際のトラブルへの考察」とかいう感じになるです。

且つ、おいちゃんがそうなので、視点は「思考ベースを前提」にしてます。

この辺の偏りには十分ご注意ください*2


とりあえず…まず初手で困るのが。トラブルの発生原因とヘッジの仕方です。

まず、トラブルの種があったとしましょう。そうですねぇ…「依頼したものと実作業に乖離があった(と感じた)」なんてのは、割合に身近なお題です orz


思考ベースの人間は、割合に「なぜその事象が発生したのか?」を、まず考察し始めます。

そのために、とりあえず「自分が依頼したもの(依頼者の場合)」「依頼を明示的にうけたもの(受注者の場合)」を調べます。メールのやり取りとか契約書とか。

で、もしそのあたりで不明瞭な点があれば、まず相手に質問を投げかけます。

総じて「まず今の状況を、出来るだけ客観的に正確に認識しよう」とつとめます。そも、現状の「不愉快な状況」が、どっちのどれだけの過失なのか、或いは「予想し得なかった第3要素によるもの」なのか、わからないですし。

っていうことは、怒っていいやら自分が猛省すべきやら、自分が立つべき位置すら、不明なわけですから。


一方で、感情ベースの人間は、とりあえず「乖離があると思い、それによって非常に不愉快な気分になった」という自分の感情を基準に「とりあえず怒鳴ります」。

自分が不愉快になった以上「相手が自分に対して、感情を害する事をした」わけですから。どっちにより大きな過失があるのか、とかそういうどうでもよい事はおいといて。


感情vs思考の場合、ここで厄介な乖離が起きます。特に「依頼者が感情ベース」の場合において顕著に。

概ね、ここで起きるのは、というかよくやらかされるパターンは、以下の通りでした。

  • 感:不愉快な気分だから怒った。故にこれは正当な行為である
  • 思:とりあえず冷静に話を聞くが、そもそも前提条件において、相手の認識が間違っている。だから怒鳴られるのは不当である。なので、不当である旨を伝える
  • 感:「不当なのは理解した」が、それは自分の認識外であり、知らなかったのだから怒るのは仕方がない
  • 思:なぜ知る努力をしないのかが不思議だし困るのでそのあたりを突っ込む
  • 感:全知全能じゃあるまいし全てがわかるわけがないからわかれというのは無理だ

で議論が混沌と化して、最終的に概ね持ち込まれるのが

  • 感:犯人捜しをするのは不毛だから喧嘩両成敗なのだしお互いこの話はここで終わりだ

で終了。問題が解決していない以上、思考ベースの私としては「なんも終わっとらんやん」思うのですが、感情ベースの方々は「お互いに嫌な思いをしたんだから折半」と感じるようです。

…単純に「まず状況を確認する」という事をやればすむんじゃないか…と思うのですが。私は。

で、その「齟齬の原因」に対して、お互いが何をすべきか、ってのを話し合った方が健全だと思うのですが。

ただ、彼らにとっては「自分が不愉快であると感じる事、つまり自分の感情こそが正義」なので、大抵この手の話は通じません。


ちなみに類似パターンとして、こんな経験も少なからずあります。

  • 感:不愉快な気分だから怒った。故にこれは正当な行為である
  • 思:とりあえず冷静に話を聞くが、そもそも前提条件において、相手の認識が間違っている。だから怒鳴られるのは不当である。なので、不当である旨を伝える
  • 感:「不当なのは理解した」が、それは自分の認識外であり、知らなかったのだから怒るのは仕方がない
  • 思:なぜ知る努力をしないのかが不思議だし困るのでそのあたりを突っ込む
  • 感:「知る努力をしろ」というのは当然だが、ならなぜ俺が怒鳴る前にそれを言ってくれないのだ? 言ってくれれば俺だって嫌な思いをしてまで怒鳴らなくてすむのに
  • 思:話をしようにも「言い訳をするな」で食い止められて話が出来なかったでしょ?
  • 感:わかった今回は俺が悪かったけど君ももっとちゃんと強く言ってくれ。そうじゃないと君も気分が悪いだろうが、俺も気分が悪いから

ちなみに。口では謝ってますが、語調はあんまり悪いと思っていない事が多いですね。

ついでに、同じ事がループされてしまう、ってのも過去の経験から概ね見えてます orz


…って事を書いていて。

結局これって、大分古くから言われている「モヒカン族」の話なんじゃないかなぁとか今更ながらに思い当たってみたり。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%92%E3%82%AB%E3%83%B3%E6%97%8F_(%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E7%94%A8%E8%AA%9E)


んと…あとは、この辺。

http://mohican.g.hatena.ne.jp/keyword/%E3%83%A2%E3%83%92%E3%82%AB%E3%83%B3%E6%97%8F

http://mohican.g.hatena.ne.jp/keyword/%E3%83%A2%E3%83%92%E3%82%AB%E3%83%B3%E5%AE%A3%E8%A8%80

特に後者のモヒカン宣言は…なんていうか「どこかまずいのだろうか?」としか思えない。

差別に意味なんてないし。

事実を透明に伝えて、間違えたら直せばいいし。

共有して突っ込んで、でも「個々は違うんだよ」ってちゃんと認識して。

…もの凄く穏当な世界だと思うのですが。


一方で。

http://mohican.g.hatena.ne.jp/keyword/%E3%83%A0%E3%83%A9%E7%A4%BE%E4%BC%9A

http://mohican.g.hatena.ne.jp/keyword/%E3%83%A0%E3%83%A9%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E5%AE%A3%E8%A8%80

えと…うん素直に受け付けない orz

「仲間だから非論理的でも受け入れる」なんて無意味な事出来ないし、「抑圧された均衡感」ほど怖いモノないと思ってるし。

好き嫌いだけでもの考えるのがどれだけ怖いか見てるし、そもまず「個人」と「議論対象」が分離できてない時点で困るし。


…うんでも、多分多くの会社の、特に上の方の人間はムラ社会を好むんだろうなぁ。

で、ふと思い出す、V:tM*3の話。

様々な掟がある。

その掟は全て「上の人間」が作る。自分たちの地位を守り、安全を保証し、財産を確保するために。

だからこそ、公平な議論を嫌い、透明性を嫌い、全てを「一部の特権階級しかできないもの」にしたがる。

知ってはいけない。下にいる君が「真実」を知る事は、上の人間の隠さなければならない問題点に光が当たってしまうことにほかならないからだ。

議論してはいけない。下にいる君が「都合の良い不平等」を論破する事は、上の人間の盤石であるべき基盤を揺るがす行為だからだ。

特権を奪ってはいけない。下にいる君が「むさぼるべき特権」を奪うという事は、占有していたためにむさぼる事が可能であった利益を搾取する事にほかならないからだ。

それらは静粛の対象にしかなり得ない。


…The Internetその他で透明性が大量に出てきた現代には、あんまり似合わない思考だよねぇ、って思うんですがねぇ。

どうなんでしょ?

*1:勝手な造語

*2:PL法対策w

*3:Vampire: the Masquerade。素晴らしきTRPGです

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