がるの健忘録 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2009-01-11

[][]人は天沼矛を持てない

システム開発…にかぎらんのですが。とりあえず開発に限定するとして(会話が楽だからw)。


タスクのうち、おそらく8割程度は「きちんと細分化した上で担当とかが確定できる」です。

インフラインフラ屋さん、DBDB屋さん、設計は設計屋さん。で、マネジメントってか進捗管理プロマネさんに。

ただ。残念ながら、残り2割程度は、おおよそ「誰が担当してるんだかよくわからない微妙なところ」にあったりするです。

問題は。その「微妙な2割」は、細分化された各担当において「俺のタスクじゃない」と言われてしまうものになります。

でどうなるかってぇと、プロジェクトの終盤あたりでその辺が顕在化して、パニックになるわけです。或いはより一層よくあるパターンとしては「一番立場の弱い人間に押しつける」状況が発生するです。

でっすまぁちっ! でっすまぁちっ!! でっすまぁちっ!!!


おいといて。


根本的に誤解があるのですが。

元々、新しく作るものは、まだできあがっていない「混沌」です。

問題は。人間は(少なくとも自分が知っているかぎりにおいて)、天沼矛を持っていません。「光あれ」なる便利な言霊もなければ、12羽の雛をつれた水鳥を従えている訳でもないわけです。

従って。どんなに頑張って混沌をかき混ぜて、ある程度、したたり落ちる大地が出来たとしても。依然としてそこにはまだ混沌が残り続けている訳です。


ところが。

多くの、特に発注者は。したたり落ちた大地だけを見て「ああもう混沌はないんだ」と勘違いします。

ちなみに。2割の混沌を処理するために全体の8割の労力が必要なのは言うまでも有りません B-p


とりあえず。

プロジェクトに参画した時は、混沌に対する指揮命令権と抹消責任が「どこにあるのか」だけは明確にしておきましょう。

で、自分がもし担わざるを得ない場合。相応の覚悟と、覚悟にふさわしいだけのリソース(時間、報酬、権限その他)くらいはちゃんと請求しておきましょう。


…おもむろに。そゆう役回りを「沼矛(ぬぼこ)持ち」とか銘々してみようかしらん?

略して「ぬ」?w

用法例

「このプロジェクトの"ぬ"って誰〜?」

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