がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

上司と部下は交互にやった方がよい 草案

大分かた経験則な部分があるのですが…元ネタは、どこぞの書籍にあった、こんな一言(書籍思い出したら追記しやす)。

人間、40歳になるまでは人の上に立たない方がよい。


一方ではすごくわかる部分もあって。ただ、一方で「管理職は40歳以上」とかいうと現場が立ち回らなくなる部分もあって。
そんなあたりから「管理はしても上には立つな http://d.hatena.ne.jp/gallu/20101030/p1 」というエントリーを書いていたりしたのですが。
今回は、それにプラスして「ふと自分の経験を回顧したときに」気づいたことを。


結論から書くと「マネージャと現場を、適当に何回か往復したほうがよくない?」っていう提案ざんす。


んと…まぁ正直「上が下を見る」よりも「下が上を見る」ほうが、正確かつ的確であることが多くて。
なので、部下として働いているときは、現場の一番細かいところも見えているし、そこから上司のアラも見えるので。
結果として、まぁ上司に対する不満や愚痴が発生します。


で、上司になって。
…そうすると今度は、上に立たないと見えない「俯瞰的視点」からの問題があって、結果として「なんで部下はこう無能なんだろう? なぜオレが尻ぬぐいしなきゃなんねぇんだよ」となります。
…あれ? って思いません?
えと…とりあえず快刀乱麻を偽装してみると。
部下の視点って狭いことが多くて。たとえばそれが「部分最適」すぎて全体最適から外れていたり、短期的にはよいんだけど中長期的には問題があったり。
一方で上司の視点は依存度が高いことが多くて。意訳すると「俺の心を読み取って動け」であったり「おれの責任はおまえがとれ」であったり。


この辺の矛盾をじゃぁ「どうやって解決するか」なのですが。
そこで「部下になったり上司になったり」してみるです。
それぞれの視点を何度か往復すると…ふと気づく時があるですよ。
部下としての不満、上司としての不満の、それぞれが「ある程度、正鵠を射てて」「ある程度、己の無能や無知に根ざしている」ことに。


まぁ…普通の会社でやるのも色々難しいのでしょうが。
可能なら「使う側」と「使われる側」と、両方ともを交互に体験すると。多少なり「相手の立場に立った」見方も発言も、できるんじゃないかなぁ、と。


どんなもんなんですかね?