醜聞の作法(佐藤亜紀/講談社)

醜聞の作法 (100周年書き下ろし)

醜聞の作法 (100周年書き下ろし)

 中世パリで、侯爵の悪事を止めようと誹謗文を書いた小冊子を配り、世論を煽る様、代筆を頼まれる不遇の弁護士ルフォン。やがて噂は拡がり、侯爵の評判は炎上する。
 現代では、twitterなどのソーシャルメディアが果たす役割を、印刷された小冊子とクチコミが果たしてるのが興味深い。