罪の声(塩田武士/講談社)

罪の声

罪の声

 グリコ森永事件を題材としたフィクション。30年以上前の事件で犯人は、身代金の指示を電話で子供の声で伝えてきた。父の遺品の中のカセットテープに録音された自分の声を聞き、犯人が使ったのは自分の声だったことを知ってしまう男。
 新聞社で未解決事件の特集を組み、担当となった記者。この2人がそれぞれ昔の事件を調べていき真相の究明に向かう。