インフルエンス(近藤史恵/文藝春秋)

インフルエンス

インフルエンス

 友梨は同じ団地の里子と親友だったが、家庭の問題に気づいてしまい遠ざかってゆく。中学で親しくなった真帆が暴漢に襲われそうになった時に、助けようとして刺してしまう。逃げ帰った友梨は翌朝、里子が男を刺したと逮捕されたことを知る。
 3人の少女は互いに影響を与え、過去に縛られ身動きが取れなくなっていく。