ハウスルールその1 部下ニムト

 まず場にカードを4枚、数字を表に向けて置いておく。
 残りのカードを(人数×2)に等分し、余ったカードを取り除いておく。
 各人はカードの束を二つ引き取り、一つを手札に、一つを中身を見ないでシャッフルし、山札にする。
 次に山札の一番上を他の人に見せないように覗き、自分の手前に裏向きに置く。
 その後に自分の手札を一枚裏向きに置く。
 全員がカードを2枚置いたところで表向きにし、普通の6ニムトと同じく処理をする。

 私たちは山札のことを部下と呼んでいる。
 部下の暴走を食い止めなければいけない。運の要素が大幅に上がったゲームになった。もう部下の罵りあいになった。
 部下の尻拭いもまたそれなりに面白いが、こればかりやっていると飽きるかもしれない。
 というわけで、もう一度ハウスルールに手直しを加えてみた。

ハウスルールその2 インディアンニムト

 まず場にカードを4枚、数字を表に向けて置いておく。
 残りのカードを(人数×2)に等分し、余ったカードを取り除いておく。
 次に山札の一番上のカードを、インディアンポーカーのように、自分だけ見えないように公開する。(額に貼り付けたり、カード立てに刺しておく)
 その後に自分の手札を一枚裏向きに置く。
 全員がカードを置いたところで、手札と公開カードを並べて処理する。

 このインディアンニムトは、なかなかの傑作であった。
 まず、対戦相手のカードを事前に見ることが出来るため、攻撃しやすい。
 性格が悪いと言われそうだが、対戦相手の転落っぷりをちょっと前に予知できるところに、ささやかだが優越感を感じたりする。
 しかし対戦相手が転落すると思っていたら、自分が転落させられることもよくある。
 また集まったら、インディアンニムトをもう一度やってみよう。