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2005-09-30

[]ブームはどう始まり どう終わるのか

 中川右介著 岩波アクティブ新書

 クラシックカメラブームに立ち会った著者が、カメラ雑誌を創刊し、廃刊するまでの経験を基に、ブームの始まりと終わりを考察した一冊。

 デパートで行われた中古カメラ市に、最初は嬉々として参加していたお客が、やがて欲しい物がなくなり、顔を出さなくなっていく過程を書き、「ささいなことの積み重ねがブームを終わらせる」としめている。

 メディアに取り上げられることによって、ファンが増えるのではなく、業者が増えるという指摘が興味深い。新規参入が増えることによって、市場の飽和が加速していく。

 また新参者が増えることによって、売り手の態度が変化し、昔からのファンが離れていくことがある、と書いてある。特にこの説は著者の経験に基づくものであり、説得力がある。(あとでもう一度記述する)

 あともう一つ。売り上げの減少は、ブームが終焉に向かい始めたシグナルであり、減少の理由を考えても仕方ない、ブームの絶頂期なら、何があっても売れていたはず、と書いている。クラシックカメラの復刻は、情熱を持ったファンを冷静にさせてしまったようである。

マンネリかリニューアル

 デジタルカメラの登場によって、それまでクラシックカメラを取り上げていた雑誌も、デジカメの記事で埋められるようになっていった。デジカメ情報を求める新参者が圧倒的に増え、それまでのクラシックカメラファン層との逆転が起きた。

 デジカメの記事を優先すると売り上げは伸びる。しかし昔からのクラシックカメラファン層からのアンケートには多くの抗議が寄せられた。

 そこでクラシックカメラの記事を増やすと、売り上げは落ちてしまった。(アンケートによる反響はなかった)

 客層の変化により、アンケートと売り上げに、矛盾が生じるようになったのである。

 著者はリニューアルを選択し、紙面を一新したが、リニューアルを選択した多くの雑誌がそうであるように、短命に終わってしまった。

 ちなみに著者は、もしマンネリに徹するのであれば、担当者は数年おきに交代させたほうがいい、と書いている。著者が発行していたカメラ雑誌では、交代できる人を見つけだせなかったようである。

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