2012-06-03
最近見た映画
1,_Boy Meets Girl_(1984)
レオス・カラックス監督。アレックス三部作。『ポン・ヌフ・・・』は見ているので、次は『汚れた血』に決まり。
2,_The Reader_(2008)
Stephen Daldry監督作品ということで鑑賞。時間を重層的に描くのがいつもながら上手いと思う。その重曹性ゆえにある過去の出来事を、その時代のヒトだけではなく、次世代や現在の鑑賞者である私たちにも訴えかける作品となっている。原作(Berhard Schilink, The Redaer)があってのことだけれど、そういう作品を選ぶところに才能ありと思う。今回の場合は、語り手のMichael(青年 David Kross、成人Ralph Fiennes)という戦後生まれの次世代に、文学作品という伝統を読ませている。文学作品・フィクションを読ませる仕掛けについて少しまだ理解出来ていない。illeterateだからというのが一番の理由で、孤独、現実逃避などが二次的な理由になるのだろうか。とすると、何からの逃避ゆえにHannaは孤独なのだろうか。彼女が戦中の出来事をはっきり記憶している点は裁判中の証言を見ると明らかだろう。結局はilliterateである最下層に位置づけられる者に、戦争責任を押しつけた、というのが映画(原作)の結論なのか。ちょっとまだ消化不良。
3,反抗(RÉFRACTAIRE )(2009)
人生初のルクセンブルグ&スイス映画。京橋の国立近代美術館フィルムセンターにて。新聞記者やテレビのニュースキャスター経験をもつニコラ・シュタイルによる監督。炭鉱といえばsolidarity、solidarityといえば炭鉱。そんなイメージを裏切るレジスタンス生活が現代的な視点なのだろうか。春の森林の映像から始まり、終わる。ナチの降伏が5月であったことを思い出した。
2012-03-14
叙勲
叙勲について調べた。春秋叙勲候補者推薦要綱によると、選考対象は以下の通り。
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2 衆議院議長、参議院議長、国立国会図書館長、最高裁判所長官、内閣総理大臣、各省大臣、会計検査院長、人事院総裁、宮 内庁長官及び内閣府に置かれる外局の長(以下「各省各庁の長」 という。)は、次の(1)又は(2)に掲げる者(日系一世で ある者を含む。)のうちから、国家又は公共に対する功労のあ る者を選考し、毎回、春又は秋の叙勲候補者(以下「候補者」 という。)として内閣総理大臣に推薦するものとする。
(1)70歳以上の者
(2)55歳以上の者で次のア又はイに該当するもの
ア 精神的又は肉体的に著しく労苦の多い環境において業務に精励した者
イ 人目につきにくい分野にあって多年にわたり業務に精 励した者
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T先生の場合はご存命中ではなくおそらく死亡叙勲なのだろうと推察する。すなわち、勤務先が推薦し、叙勲授与されたのだろうと思う。またそうであって欲しいと思う。葬儀もなにもして欲しくない、というのがご本人の望みだったと聞く。そのような人が叙勲を望んでいたとは思えない。
受賞理由は年齢からして(2)イに該当するのだろうが、実際は耳目を学会としては集めていたと考えると、本当のところはアの方がぴったりだ。
叙勲の賞状の文言は「日本国天皇は・・・授与する」から始まる。叙勲の基準は国への貢献度であり、それゆえ、(国家による承認を得たうえとはいえ)勲章を与える主体は天皇である必要がある。いわば、日本の内閣と同じく戦前の思想そのものを引きずった制度である。その「栄誉」を彼女は望んだのか。叙勲された当人ではなく、彼女を雇用していた勤務先なのだろう。死亡してからさえも業績を絞り出そうとする行為に違和感を多いに覚える。存命中に競争的外部資金を十分絞り出したのではありませんか。その資金によるプロジェクトで複数名の死亡が続く。平成15(2003)年に「競争的研究資金制度改革について (意見)」が出て、そろそろ10年も経たずにこんなに人が死んでいく。この異常事態に業界の行く末に不安を覚える。
2012-03-11 追悼会
2012-01-04
2012年の目標
まず昨年の目標の達成を確認。
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2010年11月(台湾発表後に立てた目標)
・12月ー1月中に初稿を終わらせること。
・2月中にProf. T.と面談を持つ。
2,Not So Quiet論文(English or 日本語)→ 5月末を目標
・2月−3月に執筆。
・3月中にProf. Tと面談を持つ。
3.D論
・2011年夏休みまでに、1と2の決着を付ける。
=1と2を完成させて、第二部の目処を付ける。
・第1章(=Nicolson)を夏休みに開始する。
4.引越
・1月に候補を探す
・2月に引越。
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1は投稿したので、結果はともあれ達成したと考える。
2−4は達成出来ず。(4は次の行き先が見つかるまでは断念すべきだろう。)達成度25%ってあまりに低い。
なにより、Prof. Tとの面談については実現できるような状態になかったので仕方がないとはいえ、なんとも無念である。やはり目標はできるときにさっさと実行すべきと反省。
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2012年の目標
1. 英語論文を2本完成させ、投稿する。最低1本は英語論文の業績を作る。
2. 口頭発表を最低1回する。
3. 学会活動する。
4. 英語教育系の業績を一つ作る。
5. パソコンのスキルを新たに最低一つはマスターする。
7. 週1回は運動する。
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1を実現させるために、1本は3月(できれば2月中)までに完成させることが必須。
2については1月中に目処をつける必要あり。(今月におこなう発表は2011年の業績としてみなすのでカウント外。)
3のために2は、国内でおこなうべきかもしれない。
4は次の行き先を見つけるためにも、また日々の仕事を充実させるために大事。時間が確保できればCELTA、ダメならTKTを取得したい。
5は具体的にはパワポを教育面でも活用しようかと思案中。以前國學院で使ったような形で。
6はケンブリッジ英検。CPEを目指してCAEからスタートしようと思う。
7はこの2ヶ月続けているヨガを継続しようと思う。
先月12月はいろんな意味で例外の出来事が多かった。T先生の訃報(今も信じられないでいる)、教育面での仕事(卒論)、次の行き先探し、1月の発表準備、お祝い会の幹事。些細なことも重なると体力的にも精神的にも疲労を感じる。しかし1の実現のために今日の残りの時間を大事にしよう。
2011-12-13
_The Emperor's Club_(2002, 邦題『卒業の朝』)
監督 Michael Hoffman
原著 Ethan Canin
仕事の都合上、DVDで鑑賞。米国のPrep schoolの古典担当の教員Hundertの自己業績評価。すなわち、自分の教えた結果の評価を描いた作品。
そりゃ教歴25年にもなれば、かつての男子校は共学になるだろうけれど、homosocialワールド炸裂。一見すると、自分の思想になんら共感しない学生を誤って信じた、教員の苦い思い出話のように読めるけれど、結果として、有意な人材を作り(Blytheとその息子)、その教えは受け継がれていく。つまり、Hundertは自らの思想(社会に貢献し歴史に名を残した人だけが偉大だ)の過ちを認めたけれど、彼は真に自分の偉大な業績(歴史に名を残さずとも社会に有意な人材の輩出)に気付く。
Native Americanの歴史を思い出せとは言わないけれど、なんで革命史(フランス革命)をすっ飛ばして、ローマ史が米国の民主主義の礎とか言えるのか?