2009-12-23
■「呼吸器外し医師不起訴 富山地検『殺意認定は困難』 射水、7人死亡」
同じく昨日の東京新聞から。
呼吸器外し医師不起訴 富山地検『殺意認定は困難』 射水、7人死亡
2009年12月22日 朝刊
富山県の射水市民病院で、人工呼吸器を外され、末期がんの患者らが死亡した問題で、殺人の疑いで書類送検された男性医師二人について、富山地検は二十一日、嫌疑不十分で不起訴とした。
不起訴の理由について、同地検の竹中理比古(よしひこ)次席検事は「人工呼吸器の取り外しは延命措置の中止にすぎず、殺意を認めることは難しい」と説明。その上で「呼吸器をつけていても(外したときと)同時刻に死んだ可能性はぬぐい切れない」と、呼吸器の取り外しが死期を早めたとする因果関係の認定が困難とした。
一連の問題をめぐっては、終末期の患者に対するガイドライン(指針)作りの動きが本格化したが、最終的な判断は医療現場に任されているのが実情。今回の不起訴処分を受け、終末期医療のあり方があらためて問い直される可能性もある。
同病院では、二〇〇〇〜〇五年、五十四〜九十歳の末期がんなどの患者七人(男性四人、女性三人)に対して、伊藤雅之元外科部長(54)が人工呼吸器を外した後、患者が死亡した。元第二外科部長(49)も患者一人の死亡にかかわった。
同市が〇六年三月に問題を公表した際、医師二人は「患者は脳死状態で、家族の了解も得ていた」などと主張した。
富山県警は〇八年七月、「呼吸器を外せば死ぬことは分かっていた」と医師二人を殺人容疑で書類送検。しかし、呼吸器の取り外しで患者の死期がどれだけ早まったか分からず、「厳重処罰相当」との意見はつけなかった。
◆『患者に最善の治療を』医師
伊藤雅之医師は、現在、副院長兼消化器科・外科部長を務める富山県高岡市の高岡みなみ病院内で会見し、不起訴の結果に「納得している」と語った。
延命治療の中止については「犯罪になったり、ならなかったりは意図の問題。死亡させる意図を持っているなら犯罪」とした上で、自身の医療行為は正当だったと強調した。
今回の決定を受け、今後の延命治療の定義がどうあるべきかを問われ、伊藤医師は「延命治療は定義できない。その患者に合った、たった一つの最善の治療を選んでいく。それだけ」と答えた。
■「68%が消防法令違反 無届け有料老人ホーム調査」
昨日の東京新聞から。
68%が消防法令違反 無届け有料老人ホーム調査
2009年12月21日 18時11分
総務省消防庁は21日、老人福祉法に基づく都道府県への届け出を4月末で行っていなかった32都道府県の有料老人ホーム402施設を対象にした10月末現在の調査結果を発表した。このうち276施設、68・7%で何らかの消防法令違反があったが、前回調査の4月時点よりは17ポイント改善した。
違反は消防訓練の未実施などが依然として多く、消防庁は全国の消防本部に福祉部局と連携して是正指導を徹底するよう呼び掛ける方針。
主な違反では、年2回の消防訓練の未実施などが義務付け対象施設の38・7%であったが、前回より27・1ポイント改善。スプリンクラー設備の不備は対象の11・3%であり、3・3ポイントの改善となった。自動火災報知設備に関する違反は対象の6・5%の施設で見つかった。
調査は3月に10人が死亡した群馬県渋川市の老人ホーム「たまゆら」の火災を受けた措置。
(共同)
消防訓練は大事。しかし、いくら消防訓練をしても、いざ有事に、介護職が一人で、どうやって体が動かない複数の利用者を助けるというのか。
2009-01-29
■[メモ]「一般病床200床、特養に…静岡の病院」
一般病床200床、特養に…静岡の病院
JA静岡厚生連が運営する清水厚生病院(静岡市清水区)は、363床ある一般病床の約6割を今年4月から2年かけて特別養護老人ホームに転換することを決めた。
医師不足で診療科が減って空きベッドが増えることから、需要が見込まれる特養に転換する。全国の特養ホームの約8割が加盟する全国老人福祉施設協議会では、一般病床を特養にした例は「聞いたことがない」としている。
計画では、今年4月は一般病床104床を特養61床に、2010年4月には一般病床98床を特養61床に転換する。JA静岡厚生連によると、04年度に医師の新臨床研修制度が始まるまでは、同病院には常勤医が約45人いた。だが、08年末には26人にまで減ったため、今年4月には、現在、14ある診療科のうち、産婦人科や脳神経外科などが閉鎖を迫られるという。
特養の設置は、地方自治体などに限られているが、07年12月から、改正老人福祉法や厚生労働省の通知で、全国のJA厚生連も可能になった。同病院では、ベッドなど特養の基本的な設備はすでに整っていることから、看護助手などを配置転換して介護職員とすることで、特養への転換は可能と判断した。
静岡市によると、特養入所待機者(08年度当初)は、市内だけで約2000人に上る。
(2009年1月29日 読売新聞)
2009-01-15
2009-01-12
■“福祉的な正しさ”(仮)
というのがあるのではないかと新年から考えています。例えば、食事の時は食事用エプロンよりタオルを付けた方がいい。お茶を飲める人にはお茶を出した方がよい。一般の方も、利用者本人も家族も、そしてケアワーカーもこれには異論はないと思います。しかし、その前提条件を考えたことがあるのでしょうか。そしてこうしたことの結果は?こんな些細なことと思うかもしれません。それに何で文句を言うのか理解できないと。なぜウチの親はいつ行ってもひげを剃ってもらえないのか。人々は部分的な正しさしか見ていないし、介護職も部分的な正しさしか追求しない。それは“福祉的な正しさ”あるいは“福祉的な誠実さ”としか呼べないシロモノではないかと考えています。現状において、皆(利用者も職員も)がsurviveしていくためには、毅然として、“できないことはできない”と言うことが、臨床における誠実さであると思うのですが。自分で書いてても分かりにくいですが、今はおぼろげにそんなことを考えています。
2009-01-11
■新“ゆりかごから墓場まで”(仮)
教育にまつわる話を聞いてきました。そこから援用して。極めてザックリ言って、学生においては「教育」、高齢者においては「介護・医療」、その中間層においては「就労(雇用)」という要素を、それぞれセーフティーネットとして、包括的に体系立てていく(矛盾してる?)ことが必要ではないかと思いました。つまり新しい形の“ゆりかごから墓場まで”が必要ではないでしょうか。でないと、リソースの分配の行き詰まりは解消しないのではないかと思います。その際、鍵になるのは公共の福祉という概念か。今後、高齢化は更に進み、子供の数は減る一方で、外国人人口は増える、ということを考えただけでも、一刻も早く着手すべきだと思うのですが。ああ、言葉足らず感が否めない‥。
■「Q.年収3500万でもやりたくない仕事ってナニ?」
とは、我々介護職にとって随分挑戦的なコピーです(苦笑)
- 作者: なかお白亜,松本克平
- 出版社/メーカー: 双葉社
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が‥、
華岡ハナコは大学病院の新人麻酔医。しかし、休みナシ・安月給・セクハラの嵐に心が折れる寸前。患者の生命を維持する重責を担いながら、一般にはその存在を知られず報われない麻酔医…。だけどハナコは今日も麻酔をかけるのだ!
ここから、第1話を読むことができます。
http://webaction.jp/title/61.php
「食事やトイレの交代要員」とか「心が折れる寸前」という言葉が他人事とは思えず、身に沁みます。もちろん高給をとる分、責任の重さは我々の比ではない。麻酔科医というと「医龍」の荒瀬門次がすぐに浮かびましたが、それとはまた別の視点、かつ主人公であり、こちらも面白そうです。
2009-01-10
■ケアワーカー@ワーク
もといMen At Work。思い出したように時々ラジオでかかってます。「Down under」は、この人達の曲だと認識していましたが、ハードボイルドなイメージの「Who Can It Be Now」もそうだとは知りませんでした。あと、勝手にドイツのグループだと思い込んでいました(なんでだ?)。
81年−82年というと、ロスジェネは幼少期だったり生まれたばかりだったり。聴いていて何となく懐かしく落ち着く気がするのは、その頃の記憶が蘇るからかもしれません。それにしてもこのPVはそんなイメージをぶち壊す(爆)。音だけの方がいいかもしれませんね(苦笑)。
■「<富士通>半導体子会社が3工場で勤務時間短縮と賃金減額」
私はワークシェアリングのニュースとして聞きました。
1月10日11時24分配信 毎日新聞
富士通の半導体子会社、富士通マイクロエレクトロニクス(東京)が、国内3工場の従業員を対象に、勤務時間短縮と賃金減額を実施したことが10日、わかった。自動車やデジタル家電の販売低迷で、半導体の需要が急減していることに対応した。
対象は、岩手工場(岩手県金ケ崎町)、三重工場(三重県桑名市)、会津若松工場(福島県会津若松市)。正社員計約5000人のうち、大部分を占める製造部門の従業員。年始休み明けから交代勤務体制を組み替え、1人当たりの労働時間を3分の2に短縮。これに伴い、賃金も3分の2近くに減額する。3月末まで実施し、その後は状況に応じて判断する。雇用維持のため一つの仕事を複数の従業員で分け合うワークシェアリングの性格もありそう。
半導体メーカーでは、IT(情報技術)バブル崩壊後の02年にも多くのメーカーが導入した。当時と同様に半導体需要が落ち込んでおり、雇用維持と人件費抑制を目的に、交代勤務の見直しによるワークシェアリングが広がる可能性がある。
「1人当たりの労働時間を3分の2に短縮。これに伴い、賃金も3分の2近くに減額する。」とあります。私の職場もそうしてほしい。今のままでは体がもたない。どうせ疲れて休日は寝たきりになってるからお金もあんまり使わないしw

