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06年12月21日 木曜日

京都・奈良旅行記(8)ガラマニ長谷寺に詣でるの巻

5日目、この旅の最後に向かったのは、「花の御寺」こと長谷寺である。

近鉄長谷寺駅で降り、改札を抜けると、見るからに「こっちのほう行くと、でっかいお寺があります。」な地形と、門前町が広がっている。迷うことなく、長谷寺へと歩む。

道中にたくさんあるお土産屋さんは、華やかで盛況。くずきり、そうめん、柿寿司、草まんじゅう、奈良県オリジナル胃腸薬など、どれも美味しそうだ。ウン、胃腸薬すら、うまそうなんだ。「陀羅尼助丸」っていう、黄色い袋で、買って帰ったが、まだ飲んでいない。お食事処も多い。帰りに、どこかでお昼にしようと算段しながら歩いていると、大きなまんじゅう屋さんの前にさしかかった。愛想のよい女の店員さんたちが、くちぐちに、「ようこそお参りー!ようこそお参りー!」と言っている。いい口上だなあ。「ご試食どうぞ!」と差し出された、草まんじゅうのかけらで、昼食前の腹ごしらえを済ませ、長谷寺入り口に到着。

結論から言おう。長谷寺、最高。今回の旅行中、俺はここが、いっとう気に入った。こんな美しいお寺に、どうして今までの人生、一度も来なかったのだろう。俺の、バカバカバカ!とは、あまり責めず、ココロより楽しんださ。

ご覧なさい、なんて美しい所なんでしょう!

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さらさら流れる初瀬川には鴨が遊び、峰々は霧がかる。水蒸気が、にぶい陽光に、少しずつとけてゆく。赤く残る紅葉が、壮麗な本堂を飾りたてる。いちばん上の、あのでっかい本堂を目指して、さあ行こう。室生寺では雨に降られたが、ここにいたって、雨はすっかりあがった。まあ俺なんて、ふだんの行いが(以下略

堂々たる仁王門。背景の紅葉がきれい!高まる期待。

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前回の室生寺に引き続き、階段マニアな俺のココロをかき立てるのは、山の斜面に伸びる長谷寺自慢の、屋根つきビュー階段、「登廊」である。これ。

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キャアキャアキャア!こんなすてきな階段が、頂上の本堂まで伸びてて、景色を眺めながら行けるのだ!ニタニタしながら歩いていくと、上から来る人に、何度も出会う。観光客はこの日多くなく、それよりたくさん出会うのが、お坊さんなんである。俺、知らずに行ったのだが、真言宗の長谷寺には、剃髪の、年若い修行僧がたくさんおられるのだ。橙色の袈裟のお坊さんは、十代に見えた。黒い袈裟は二十代以上かな。とにかく、涼しげな青年僧がウジャウジャいて、観光客とすれ違うとき、彼らは皆、にこやかに「こんにちは。」と挨拶されるのだ。俺も答える。こんにちは、と。
登廊をのぼりきると、本堂前に到達。

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本堂自体、広くて大きいが、本尊の十一面観音さまがまた、でっかいのにビックリ。高さ約10メートル。俺は一本20円(安い)のろうそくを買い、お灯明をともし、合掌した。本堂には、清水寺のように、欄干を設えた見晴らし台があり、そこからの眺めこそ、絶景かな絶景かな、なんである。見れ。

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写真右下の、細長い屋根瓦が、さっき上ってきた登廊。仁王門と、門前町と、彼方の山々。深緑と、赤や黄色やの紅葉のきれいなこと!
同じく、本堂の欄干より、五重塔を臨む。よそのおにいさんが写ってるので、ぼかしてます。

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帰りも登廊を使う手はあるが、俺は山すそをくだる順路を、ときどき休みながら歩いた。帰るのがもったいない景色だ。名残惜しく、本堂を見上げて一枚。

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この写真の撮影地点にいたときにも、黒い袈裟の、若いお坊さんに会った。また、「こんにちは。」と挨拶し合う。吐く息まで、清浄になる気持ち。すがすがしさに満つる長谷寺へ、次は、桜や牡丹の季節に来たいと思う。

さようなら、人に優しき、美しいお寺、長谷寺さん。

長谷寺を出た俺は、門前の食堂で「にゅうめん定食」を食べ、近鉄とJRを使い、奈良駅に到着。歩いているうちに、猿沢池の南方にある、古い街並み、奈良町に出ていた。

おなじみ猿沢池。写真右はじの、ホテル前の道を南進すると、奈良町だ。

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午後のお散歩にピッタシ、奈良町の道。

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蚊帳素材で作られた、「ならまちふきん」をお土産に購入。カラーが豊富で、セレクトするのが楽しいふきん屋さんだ。

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奈良町の象徴・元興寺を経て、三条通商店街にぬけると、お、古書店がたくさんあるぞ。ガラマニの旅流儀のひとつに、

「旅先の古本屋で、いいなと思った本は、躊躇せず買うべし。それは二度とは出会えない本だ。」

がある。分厚い仏文学書を3冊ゲット!旅行用の大きなかばんは、ホテルから黒猫宅急便で出すので、荷物が重くなることは、もう心配する必要ナシ。

そして、古い映画館を見つけた。「武士の一分」をやってるぞ。よし、見よう!

流儀その2、「旅先で、映画見るのも、オツなもの。」

古都を旅してきて、いま見たい映画は、007ではない。時代劇だ。「武士の一分」は、三条通のほかの映画館でも上映していたが、そっちは新築のシネコンだったので、一秒も迷わず、古い、ものすごく古い、ひなび〜た映画館の方を選んだ。俺、こういう古い映画館、大好きなの。

映画を見終え、和食処へ。キムタクのパンフを読みながら、満腹になるまで…あぁ、いい宵だ。夜陰に、興福寺の五重塔が、青く沈む。

全8回に渡り、お送りした旅行記は、これにておしまい。素晴らしい旅を、ありがとう!

buddhistbuddhist 2006/12/21 20:03 コメント、ブクマありがとうございました。今回は長谷寺ですね。実は私、真言宗のお坊さんなんです。まだまだ若僧なのですが。長谷寺も真言宗十八本山の一つです。お参りしたことはないのですが、写真を拝見して行きたくなりました。これからも、なかなか行けないお寺をたくさんの方に紹介してください。

群青群青 2006/12/21 20:51 ご無沙汰でございます。
ありゃー長谷寺ですかー。
言って頂ければ(遅い)内陣入れるように計らいましたのに。
実は同宗の寺の子につき(笑)。
いつ行ってもあそこはきれいですよ。

garamani1983garamani1983 2006/12/22 00:11 な、南都なんと、お二人とも真言宗のプロでらっしゃいましたか!!

>buddhistさん

「坊主のブログ」さんの記事に感じ入りましてお邪魔しました!
長谷寺は、なにからなにまで素晴らしい所でした。真言宗についてはよく存じませんで、十八の本山があるのですねえ。(←さっき検索して学習)

>写真を拝見して行きたくなりました。

見る方に、そのように感じてもらいたいというテーマで書いてきたので、なんとも嬉しいかぎりです。色んな内容でサイト記事を作っておりますので、旅行に行ったらまた書きますとも!

>群青さん

ようこそ、トラバ下さって、ありがとう御座います!

>内陣入れるように計らいましたのに。

ま、まあ!そんなふうに言って下さるお気持ちの、なんとありがたいことですことか。群青さん、お寺のご出身とは。長谷寺の美を知る方に、お言葉もらえるとは、これぞご利益と思いますよ。

TERRAZITERRAZI 2006/12/22 00:48 京都奈良。きょなら。
そうだ、[足あと]つけよう!

garamani1983garamani1983 2006/12/22 01:19 TERRAZIさん、[足あと]ありがとう御座います!じぇいあーる、とうかい。ピンポン、ピンポンっとぃ。
参考→http://d.hatena.ne.jp/TERRAZI/20061221/p1

魯文義文魯文義文 2006/12/22 04:02 はじめまして、ダンバインの創作など無いものかと検索していて辿り着きました。
私も最近京都と奈良に行ったばかりだったので、思い出しながら楽しく拝見させていただきました(そのときは長谷寺には行かなかったのですが)。
奈良ではないですが、同じ県では大和郡山城などはいかがでしょうか。

garamani1983garamani1983 2006/12/22 18:17 魯文義文さん、ようこそいらっしゃいまし!ダンバイン検索でお越し下さったとは、嬉しい限りです。ここは更新履歴兼ブログなので、「ガラリアさん好き好き病」の方に二次創作モノやリンク集がありますよ。
また、お名前がナイスですねえ!(注:ロムン・ギブンとは聖戦士ダンバインの登場人物名)
京都・奈良に行かれたばかりとは、奇遇ですね。今回、大和郡山城は、バスから眺めるに留まりました。旅行記(5)をご参照下さい。次回行ったら、ゆっくり歩いてみたい所です。

sanraku2sanraku2 2006/12/23 00:07 おつかれさまでした。私ももう一度、旅行したような、そんな気分になって楽しかったです。私が行ったのはたかだか3ヶ月前ですが、何だかもう懐かしい感覚で、思い出が走馬灯のように・・・。
それにしましても、古書店めぐりや映画鑑賞などされていて、すごい優雅な印象を受けました。わたしも少し見習いたいと思います(^^;

garamani1983garamani1983 2006/12/23 00:25 俺がこの旅行を決めた、主たる原因であるsanraku2さんに、
>私ももう一度、旅行したような、
と感じて頂けたならば、幸いですわ。そうですねえ、数ヶ月経つと回顧的になる状態も、分かる気がします。
古本屋や映画は、俺流儀では、旅先での楽しみの一つでして。行き当たりバッタリで、演劇や寄席にふいっと入ったりもするんですよ。面白いですよ、こういうのも!

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