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12年7月18日 水曜日

福井旅行記【後編】永平寺、あるがままぁあああああああー!

6月某日。ガラマニ、はじめての永平寺。

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俺は、敬虔な、曹洞宗の檀家である。じゃによって、曹洞宗の大本山、永平寺には、人生、必ず、行かねばならない。

そもそも、このたびの旅の、主たる目的は、福井旅行記【前編】の東尋坊ではなく、二日目の永平寺であった。参拝するにあたり、俺は、My般若心経を持参し、どこかそのへんの大杉のカゲで、一人、読経をしたいと思っていた。

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駄菓子菓子!永平寺デーのその日、福井に、なんと台風が上陸!暴風雨警報!コンビニ透明傘、購入!防水機能のついていない、デジカメの命をかけた撮影!

だから、ロクな写真はないから、そこんとこ読者様、エーンド、道元様、あるがまま思想で、受け入れて行きましょう!

福井駅前から、永平寺までは、バスで往復した。暴風雨マックス状態の永平寺。コンビニ透明傘に打ち付ける、雨音は、バランバランバラン!まるで、宋の国にゆかんとする道元様の、乗ってるお船が、嵐に見舞われたがごとき!

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永平寺は、禅の思想を極めた道元様が、もっと極めないかんから、修行せないかんから、よりによって、なんでこんな山奥に建てたのだと、皆に思われるし、俺もそう思った、深い深い、山麓に位置する。今日も、明日も、明後日も、雲水さんたちが、修行をしている場であるから、俺たち参拝者は、態度、静かに、お参りしなければならない…

静かに…お参り…静かに… だが

人間は静かでも、天然自然は、この日、ぜんぜん静かではなかったのだ!

バケツひっくりかえしたような豪雨が、バランバランバラン!鉄槌のように降りつける!雨傘は、台風レポーターのように、逆向きに!

永平寺の受付窓口、吉祥閣に入ると、くつをぬぎ、白いポリ袋に入れて、自分で持ち歩くシステムになっていた。雨でズブズブになっていた、スニーカーから、足を洗うことができて、一安心。ありがたいシステムです、道元様…。まずはそこで、参拝者へ、説明係りの雲水さんが、永平寺の概要と、注意事項を、お話ししてくださった。イケメン・メガネの青年僧さんで、ばつぐんの安定感。

「わたしは、ここに来て、四か月になりますが、個人的には、雨の永平寺が、いちばん好きです。皆さん、ガッカリされませんように。(超笑顔)」

記事タイトルにした、「あるがまま」とは、道元様の根本思想である。俺が、人生はじめての永平寺で、暴風雨だったことも、あるがまま。雲水さんの優しいお言葉にも、その思想があらわれている。

また、永平寺の中の、写真撮影は、自由だが、修行されている雲水さんに、キャメ〜ラを向けることは、おひかえください、と言われた。当然である。

意表をつかれたのは、永平寺の参拝ルートに、縦横無尽に張り巡らされている、階段の心地よさであった!くつしたで歩き回れる、素敵システム。階段マニアの俺には、たまらんかったです!

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しかし、雨は激しい。屋根のあるところから、撮影しようとしても、降りこむバランバランバラン。

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画像クリックで、はてなフォトライフに行き、そこから「オリジナルサイズを表示」でご覧いただくと、雨の激しさが、いちばんよくわかっていただけそうな写真が、こちら。

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しかし、そこは檀家の俺。道元様の御前にて、「南無釈迦牟尼仏、南無釈迦牟尼仏…。なむしゃかむにぶつ。生きとし生ける、一切の…。」と、唱えた時には、ブルルと、身震いがした。雨にぬれて、けっこう寒かったからでは、ないッ!いや、あるがままだから、率直に言うと、寒かったから身震いした!

ハッキシゆって、身体的に、余裕がなかった!だって暴風雨だもん!My般若心経を、取り出す暇も、あまりなかった!

でも、ナイスな階段は、けして見逃さない俺。見て、見て、こんな階段があったの。

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関係者以外は、立ち入り禁足になっているようだ。禁足だと思うと、余計に萌える、「階段」マニアは、まかり間違っても、「戒壇」することは、できなかったであろうー。

暴風雨のため、屋外での撮影は、デジカメのイノチガケだったこともあり、俺は、しばら〜く、心地よい階段を、行ったり、来たりして、過ごしていた。

だって、外は、バランバランバランで、こうだもの。

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参拝ルートの終着は、吉祥閣の売店である。さて、こちらで、俺のこのたびの旅の、第二目的である、お買い物をした。俺は、婦人物の、曹洞宗のきちんとした、御念珠が、ほしかったのだ。売店のおねいさんに、相談したところ、丁寧に教えて下さった。水晶(透明)や、珊瑚(ピンク)、他に、黄色や緑色、紫色の御念珠が、あった。

この時、血迷って、ピンクや紫を購入しなくてよかった。質実剛健を重んずる俺は、スタンダードな、水晶をチョイスした。フサフサの部分(←敬虔な檀家だと豪語するわりには、専門用語にうとい俺)は、純白だ。

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合わせて、自動車用の、交通安全お守りも、購入した。

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永平寺でゲットした、お宝三点セット。いちばん左に注目。

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出た。仏教まんが「道元さま」だ!この本は、門前町のお店で見つけて、狂喜乱舞した。中村ひろし先生が描く、ゴーイングマイウェイ、道元さま!道元さまの、激しすぎる生き様が、わかりやすすぎる中村節で、大胆に、マンガ化されている。

このマンガを読むと、道元さまって、すっごい、強情っぱり(ごうじょっぱり)なんだナァ〜と思った。

貴族の家に生まれながら、両親を亡くし、男児のいない叔父さんの公卿の大事な後継ぎにされそうになるや、勝手に家出して、勝手に出家して、叡山で戒壇したはいいが、ここでは仏教意味不明と、勝手に叡山を出て、勝手に他のお寺に行き、恩師の栄西様に出会えたはいいが、日本では仏教意味不明と、勝手に宋の国に行き、宋の国のお寺システムが、仏教本来のシステムと違うと抗議し、宋のエンペラーに勝手に手紙を書き、システムを変えてしまい、その上、典座の老僧である、つまり目上の人にむかって、いつもひとこと多くて叱られ、そのおかげで仏教開眼し、宋の山奥で、足の遅い後輩を置き去りにして、勝手に先に行ってしまい、虎に出会い、座禅が完璧なので、ベンガル虎すら子猫扱いしてしまい、追い付いてきた後輩が、心配して、大丈夫でしたかと尋ねているのに、おとなしい虎だったよ、などと言った、次のコマで、お腹が痛いと倒れ込み、道元さま、あなたそれはね、さっきの虎のとき、内心、無理したんやろ、その症状は明らかに神経性胃炎やろ、勝手に病人になり、後輩を困らせ、都合よく稲荷明神が出てきて、胃腸薬をくれたから助かったようなものの、日本に帰国してからは、波多野義重さんに例の、例のってここの、福井県の領地をいただいて、永平寺を建立し、みんなと修行を続けるのはいいが、ひしゃくに半分のお水の貴重さを教えるために、弟子に、大急ぎで山奥からキノコとってこいと言いつけ、ヘタヘタに疲れさせ、ひしゃくに半分の水を飲ませ、どうじゃ、こんなに少ない水が、今のお前には死ぬほどありがたかろうと、わからせたはいいが、そのキノコは毒キノコだから食べたらあかんと、オチまでつける。

ホント、強情っぱりだよ、ゴーイングマイウェイ、道元さま。

永平寺の境内で、くつした状態で、心にしみいるなにかを、なんとはなしに、実のところ、なにも考えずに、ニサニサしていた俺であったが、

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いちばん印象に残っているのは、そんな俺の、背後を、通りすぎていく、たくさんの雲水さんの、足音だった。

速いのだ。

ものすごい、速足なのだ。足袋の、床をひた走る音が、

ササササササッ!

(同時に、雨音の、バランバランバランも、ものすごく耳に残ったが。)

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速足の雲水さんの、この、足袋の足音。

ササササササッ!

そんなに急いで、階段から、お芝居の新撰組ものの池田屋の階段落ちのシーンみたいに、落ちやしないかと、心配になるほどの、

ササササササッ!

永平寺に宿り、今日も、明日も、明後日も、住まい続ける、道元様の思想は、苛烈に激しい。曹洞宗は、数ある日本の仏教の宗派において、学問体系と呼ぶに、もっともふさわしい。内省的であろうと、獅子奮迅努力し、エブリデー毎日の生活すべてが、修行である。雲水さんには成れない、俺のような在家の信者は、「あるがまま」思想を、生涯研究し、身に過ぎた贅沢を遠ざけたい。俺が断捨離に目覚めたのも、断捨離は禅宗の思想だからだ。最終的に、我が家を、永平寺みたいにするのが断捨離だと、解釈したからだ。

塵を払い、垢を除かん。…俺は、毎朝、目覚めたら、掃除する。身の丈に合わない買い物は、しない。

永平寺のIT担当の事務所を拝見してたら、IT雲水さんが、ナイスなPCと、サプライ用品を使って、サクサクと仕事をこなしてみえたのも印象的だった。仕事に必要なものは、もちろん使う。要るものは、要るのである。

いちばん大事なことで、今日から始められる、道元様の教え。

それは、あるがまま。

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さようなら、静かで、激しい、永平寺。ありがとう御座います、道元様。

そして、あの日の、雲水さん。

「わたしは、雨の永平寺が、いちばん好きです。」

→合わせて読みたい、俺の記事。映画「禅 ZEN」感想文。俺は、悟れない。

立つんだジョー立つんだジョー 2012/07/18 16:32 ガラリアマニア様の「えーへーじで奇行」、、もとい「永平寺紀行」
もぅ神社仏閣旅大好きのワタシには、がらりあ様のレポートが楽しくて、悲しいくらい羨ましくて、ムズムズしてワタシの胃袋はケイレンしています!!!
なんてシアワセなんでしょう。がらりぁ様の文章と写真で久しぶりに満ち足りた気持ちになります。もったいないので今はチラ見ですが 後でゆっくり堪能させていただきたいと思います。はぁ。。(羨ましさと幸せ感の溜息)

irohqirohq 2012/07/18 17:50 人は、宗教という思想のバックボーンを得ると、何故にかように強くなれるのでしょうか。豪雨の永平寺。その苛烈な思い出はガラマニさんの血となり、骨になるのですね。数珠が素敵♪ 房(って言うんですかね?)にこだわられる点も良いですね。ちなみに私、学校が西本願寺系列だったんで、入学式に戴いた数珠をいまだに使っております。

garamani1983garamani1983 2012/07/19 00:17 >立つんだジョーさん

ご覧の通りの、写真撮影ままならねー!状態、でしたが、
楽しんでもらえたならば、すごく嬉しいです。

俺も、旅行の中でも、特に仏閣拝観は大好きでして、
それだのに、大事な永平寺に、まだ行ってないことに気が付きまして。

行ってよかったです!書いてよかったです!

>irohqさん

おお、お西の学校でありましたか!
記念のお数珠を、大切に使っておられるとは、
それこそが、irohqさんの清らかさの証でありましょう。

俺の母方は、西本願寺系、浄土真宗の檀家で、
父方が、曹洞宗なんですよ。

なので、浄土真宗への思いも、かなり強く持っております!

母方の祖母に、幼少時にもらった仏教まんが、これが、
中村ひろし先生の「おしゃかさま」「しんらんさま」でした。

…なにもかもを、骨肉とし、これからも、
ゴーイングマイウェイしていきましょうぞ。

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