新ガラマニ日誌

ガラリアさん好き好き病のサイトぬし、ガラマニです。

【姫路旅行記その2】書写山圓教寺、戦雲が軍師官兵衛を呼ぶ

JR姫路駅のとなりのビルに、姫路駅バスターミナルがあります。きっぷ窓口で、「しょしゃざんろーぷうぇいと、バスの往復きっぷを下さい。」と言えば、買えます。バスに揺られること、だいたい20分ぐらい。終点、書写駅で降りてすぐ、ロープウェイに乗ること4分。

ロープウェイ乗り場から、書写山を見上げる。

そこが、NHK大河ドラマ軍師官兵衛」はじめ、映画「ラストサムライ」などの、ロケ地としても有名なお寺、天台宗圓教寺です。

ロープウェイを降りるまでは、楽です。さあ入り口です。

ここから、筆者予想外の、傾斜のきつい、そして往路の長い山道を、2時間以上かけて、歩き巡ることになるのでした。

ロープウェイから徒歩のこのコースは、足腰に自信のある人向けです!俺は健脚ですから、余裕っすよ奥さん。

さて、見ものです。既視感、デジャヴ。あっ、なんかココ、見たことあるなあ。そんな光景に、何度も何度も、出会うんですから。

仁王門

この入り口も、なんか、どこかで見たことある気が…。姫路には、初めて来たのに、なんだろうこの既視感。すると、俺の前を往く、初老のご夫婦が、門に入る時、頭を下げられました。礼節だ。俺も拝礼しました。よい行いは、ドンドン真似するよい子!まっすぐ伸びよ、仏の子。

魔尼殿

って、おうおわあっ!なに、この、おみど!でっかい!ものすっごい迫力!

書写山圓教寺の参道を、一巡りしてわかったことだが、木造建築物以外の人工物…電柱であるとか、自動車用の車道であるとか…そういった施設は、ないわけではないが、必要最低限におさえてあり、隠してある。

「順路」に従って歩くと、写真のような、巨大なおみどが、まったく予告なく、突然に現れる。ひんやりした杉林の中をふうふう、歩いていて、ふと見上げると、視界にいきなり、こんなすごいおみどが飛び込んでくるのだ!俺は思わず叫んだ。なんという大きさだ!

初めてこの山寺に詣でた者は、仏殿の荘厳さに、圧倒されることだろう。勇壮だ。そしてその勇壮さを支えているものは、飾り気のなさなのだと気づく。

階段マニア向け魔尼殿ショット。

…あっ!…あっ!あっ!ここ!

ここ知ってる!!見たことある!何度も何度も、見たことある!「ラストサムライ」のロケ地だ!通称、三つの堂。でっかいよ!

俺が圓教寺に参拝した次の日曜日が、ちょうどここで、NHK大河ドラマ軍師官兵衛」のロケした分の、放送日だったのだ。

史実、書写山に陣を置いた黒田官兵衛の、ドラマの、そのシーンのロケを、同じ場所で撮影出来てしまう、事実。いまさら言うまでもないが、今、姫路は、NHK大河ドラマ軍師官兵衛」のご当地ということで、フィーバーしている。平日に行った書写山は、まだすいてた方であり、静謐を好む俺には、ラッキーであった。

羽柴軍の兵士が、木柱に削った落書き、「羽柴なにがし」などなどの、本物の展示物も、この中にあります。

お2階にだって、上がれるんだよ!

観光とは、それ自体が、よい行いだ。だが、しかし、仏閣に詣でる際には、自分が仏教徒であるからには、お参りすることが本意であることを、夢、忘れてはならない。ちなみに俺は曹洞宗門徒です。魔尼殿に入った時、お坊様が読経をされている真っ最中だった。お経が、般若心経にさしかかった時に、俺も目を閉じてナムナムできた。ラッキーであった。

むろん持参したのは、永平寺で買った、水晶のお数珠さ!

次回、姫路城と、周辺の愉快娯楽施設めぐり。どこへ行っても、官兵衛、官兵衛。