龍の鱗を身につける
手袋をするにはあたたかすぎるがなにもなしではさむすぎる。
といふわけで編んでみたのがこれ。まづは整形中のやうすから。まだ片方しか編んでゐない。
筒状のものはいつも整形にこまるのだが、今回はハンドタオルを何枚か重ねてまいたものをつめてみた。
取るとかうなる。
Jaywalkerのあまり毛糸で編んだリストウォーマーまたはパルスウォーマー、ま、そんなものである。
これまでリストウォーマといつてビーズニッティングに出てゐるものしか編んだことがなかつた。すなはちビーズ入りで横向きに平に編んではぎあはせるもの。
これもなかなかいいのだが、先日目にしたくつ下のパターンに一目惚れしてしまつた。
それがこれである。
ワイヴァーンとあるが、RPG好きには説明無用かと思ふ。
このパターンを元に、こんなものやこんなものが生まれた、らしい。
さらにはこんなくつ下まであつたりする。
Fascinating!
と、ミスター・スポックなら云ふところである。
しかしなあ、残念ながらこの毛糸だと鱗の感じがうまく出ない。
はめてみるとこんな感じ。これが一番わかりやすいだらうか。
DIA MUSEE FINE を少し太めの針で編んでゐる。3号針。
作り目は52目でほかの糸を使はないゴム編み用の作り目で編みはじめた。
二目ゴム編みを10段編んで、あとは Dragon Scaleパターンを5回繰り返す。
やつがれは手がぼつてりとしてゐるので、最後二目ゴム編み部分は60目になるやう増やし目。
二目ゴム編みを8段編んでおしまひ。
これだけ編んでまだあまつてゐるんだから、ダイヤミュゼファインはすごい。
以前から書いてゐるけれど、ちよつとこはいやうな糸なのに編み地は大変やはらかくていい。このリストウォーマなんかも実に軽くし上がつてゐるけれどもあたたかい。
この毛糸とつりあふ単色の毛糸とあはせてサンカ手袋とかいいよねいいよね。