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KnitTatCrochet - 和文 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008年09月15日 月曜日

[]有為転変の世の中ぢやなあ 19:25


バス停でいふと三つ先、そのあたりには手芸屋が二軒ある。

そのうちの一軒は毛糸屋といつていい。ダイヤモンド毛糸をあつかつてゐる。

近くに病院があつて、幼いころからよく通院してゐた。

先日その病院へ行くことがあつて、帰りに毛糸屋に立ち寄つてみた。實に五年ぶりのことである。五年前は、六号40センチの輪針を求めた。

おだやかさうな店主の老婦人は、やつがれのかぶつてゐたホリデーハットを見て、「編んだんですか」とたづねた。

前回も、コルトーナで編んだ帽子をかぶつてゐて、同じことをきかれた。

今回はずいぶんとほめられた。

たまたまその場に居合はせた客が、店内に飾られて居た帽子をさして、「あれと同じか知らん」といふと、店主は「(やつがれのホリデーハットの方が)ずつと上等よ」と云つてくれた。

また、「手編みの帽子は風が吹いても飛びにくい」といふことも教へてくれた。

いはれてみれば、ローワンデニムで編んだこの帽子は多少大きめに編んであるが、ちよつとした風ならやりすごせる。

ほかにも「今年は細い糸が流行りだ」とか、いろいろ話をした。

お店の人とあれこれ話すなんて、滅多にないことだ。

こども用になにか編まうと思つて、といふと、店頭に並んでゐる安い毛糸をすすめられた。洗濯機で洗ふこともできるといふ。

「女の子だつたらかういふ淡いピンクがいいわね」と云はれて手に取つたのは、やつがれもいいなあと思つてゐた色の糸だつた。

 

最後、会計をしやうとレジに向かつた店主は云つた。

「うちも来年は閉めるのよ」

 

街全体がさびれてゐる。

店主は、あざやかな青系の段染め糸で編んだ透かし模様もすてきなサマーセータを着てゐる。これが大変よく似合つてゐる。ご自身で編んだのだらう。

そんな若々しい印象の店主も、もうたうに喜寿をこえてゐる。ご亭主はさらに年上だ。

 

もう限界だ。

 

そんな聲が聞こえた気がした。

 

店内でもつとも安い毛糸を二玉手にして、その店を後にした。

 

 

[][]iPhoneとわたくし 22:02

 

あまり編物とは関係のない話かも。

 

實は上のエントリはiPhoneで書いて更新した。

はてなタッチ」といふアプリケーションが公開されて、はてなへの接続が容易になつたからだ。

といふよりは、この「はてなタッチ」、新しいアプリケーションなので、試してみたかつた、といふのが一番の理由かな。

 

Sock Knitters Pentathlonの四番目のくつ下を編んでゐた時、友人に「使ひこなしてるねー」と云はれた。iPhoneを、である。

 

んー、別段Jailbreakとかしてないしなー。

♯つてJailbreakしてたら使ひこなしてゐるのかといふと……

♯どうなんだらう。

 

電話としてはほとんど使つてないし(そもそも電話とかしないし)、うーん、使ひこなしてる?

 

ちなみに、Sock Knitters Pentathlonの時は、こんな感じでiPhoneを使用してゐた。

  1. StitchMinderで段数と模様の数を管理
  2. Evernoteで模様の編み図を確認
  3. Safariで編み方のページを確認

 

そんな感じ。

Safariは云ふまでもないかもしれない(web browser。Windowsな人にはあまり縁がないかも)。

 

StitchMinderはiPhone用のアプリケーション。最大四つのものの数を数へることができる。カウントダウンもできるのもいい。今回は段数といくつ模様を編んだかを数へてみた。

 

Evernoteは……うーん、web serviceの一つで、メモ取りに使用してゐる。基本的には自分のPCに情報を保存するのだが、webと同期して情報をやり取りすることができる。さうすると、インタネットに接続できればいつでも保存したものを見られるといふ寸法。iPhoneアプリケーションも存在する。直接SafariでKnittyを見てもいいんだが、模様の編み図だけ切り取つて見ることができて便利なのだつた。

 

iPhoneは、買はないつもりだつたが、紹介ヴィデオを見て気が変はつた。

どことなくNewton MessagePadに似てゐたからだ。

NewtonOSにあつた「soup」といふすばらしい概念こそないが、なんてーのかなあ……持つて幸せ使ふともつと幸せ、といふ感じがした。

♯まあキャリアには不安を感じないわけではないのだが。

♯でもそれはどこになつても同じだよな、と思ふので。

 

いろいろ使ひにくい点もまだまだあるし、本邦の「ケータイ」に慣れてる人には耐へ難い(んだらうなあ)点も多分にあるので、手放しでおすすめすることはできないが。

さう、いはゆる本邦の「ケータイ」に馴染んでゐないのでiPhoneはいいと感じるのかもしれないなあ、と思ふ点も多々あるのだが。

 

まあ今後も編物のちよつとしたhelperとしても使つてゆくんだらうなあ。

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