1号ホルダー解体


桐生ガス構内に2つ設置されているガスホルダーのうち、サッカーボール仕様で
市民のみなさまにも親しんでいただいていた、1号ホルダーは昭和44年から
稼働しておりましたが、平成10年には役目を終えて、現在まで空のまま置いてある
状態でした。
劣化等も進んできたので、解体する運びとなり、現在解体作業中です。

直径約20mの球体は防音シートにカバーされて、すでにサッカーボールの姿は見えなくなっています。


先日、解体現場を見学に行ってきました。
2号ホルダー外周の階段を上って、上から現場を見ます。


球体の上半球はすでに解体されていて、現在下半球を壊しているところでした。
ヘルメット着用は基本ですっ!!!


一番底の部分を先に切ってあるので、土が見えます。
2人の作業員さんが、手元操作でクレーン作業者を動かしながら、溶接部分をカットしていきます。
離れたところからでも、火花と熱を感じるので、実際はすごい熱気なのでしょうね。
とても大変な仕事です。


下に控えている作業員さんは、高圧水洗浄機を持っていて、火の粉を消していました。


タテ150㎝×ヨコ300㎝ 
クレーンにつなぐ、穴を開けて、そこにチェーンでしっかりとひっかけます。


ブームが44mも伸びる、65t大型クレーンで、かなり高いところまでつり上げて、
断片の置き場に移動します。
巨大すぎて、クレーン車の全体が撮れませんでした…



断片はまとめて置きっぱなしにせず、トラックの荷台に積んで廃材業者さんが運ぶそうです。
断片のサイズも荷台に合わせて効率よく作業ができるようになっています。


防音シートの作業現場も見学させてもらいました。 
まだサッカーボールの柄が見られました。
前に住んでいたマンションからも、桐生が岡遊園地や吾妻山からもよく見れたので、
実際、壊されてなくなってしまうんだ、、、、と思うと非常に寂しいです。


稼働中の2号機からパイプラインに送り出す心臓部


本社屋上より、解体中の1号機(シート)、2号機ホルダー、群馬(菱)−栃木(足利)の山

12月半ばには更地になり、年内にはすべての工事は終了する予定です。
近隣の皆様にはご迷惑をおかけし申し訳ございません。
また新たな桐生ガスをよろしくお願いします。