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2012-12-12

[]2012 Fall 京都レポート「大前研一が語る なぜベンチャー企業が挫折するのか」

「Infinity Ventures Summit(IVS)2012 Fall」にメディア枠で参加してます。

2日目のセッション6「グローバルで成功する経営者になるための条件」に、経営コンサルタントでビジネス・ブレイクスルー大学学長の大前研一さんが登壇し、ベンチャー企業の経営者に「経営の勉強をしない」「人材育成をしない」「ダイバーシティが足りない」と厳しい内容について熱く、ユーモアたっぷりに語りかけました。

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ベンチャー起業に多いのは、目をつむって打ったらホームランになったというパターン。経営の勉強はやらなければいけない。経営は学ぶことがある、学び方も色々ある。マッキンゼー出身の(DeNA)南場さん、(楽天)三木谷さんはバンカー、経営の勉強をして起業した人は、本格的にデカくなったときに融通がきく。「社長!」っやってくる人がいる。ベンチャーキャピタルもやってくる(笑)。

2番目は人材育成しない。驚くほど少ない。自分一人で会社はやれない。創業メンバーだけが儲かって、教育機会もない社員はモチベーションが低下する。創業者同好会のままずるずるいってしまう。経営は異なった人を集めるのがコツだ。

ダイバーシティが足りない。会社が大きくなれば、IBMを辞めた人、HPを辞めた人を社内に取り込んでいく。年齢的には30以上違う人と話をする。国籍も、インド人、ロシア人もいるということになると、グローバル展開もスムーズにいく。

次に人格形成をしない。社会性を学ぶ。自分は経営者だと思うから学ばない。群れることを考えずに人格を磨く。(スタートトゥデイ)前澤さんは大好きな会社だけどTwitterで炎上したのが残念で仕方がない。ただ、橋下徹のように毎日炎上するタフさも重要だ。

あと、2、3年に一度自身のビジネスを見直す。イグジットか、ライフワークか。イグジットは大きくする。誰かに委ねることも考える。ライフワークなら株価が上がらなくてもいい。上場する必要はないけど、してると自分にとっていい。コンプライアンスとかうるさいことを言われる。役員会もあるし、じゃないと私も暴走するかもしれない(笑)。会社は個人商店ではない。上場はルールを自分にはめることができる。

会社というのは変わるものと理解する。世の中が変わる中で、初志貫徹する。スピーディに進めること謙虚さも持つ。DeNAもオークションから始め、モバイルに。Appleもパソコン、ニュートンも作っていた。上手くいったのは亡くなる7年前。これがジョブズが成仏できた理由です(笑)

本田宗一郎夢を力に―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)

異業種から学ぶ。経営者に会いにいく。日経の私の履歴書の古い物を読んでほしい。最近のは自慢話ばかり。本田宗一郎松下幸之助YKK吉田忠雄。貧乏な時に世界の企業をつくりたい、という原点が分かる。

<大前さんが紹介した経営者の本はいくつか出ているようです>

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2012-12-11

[]2012 Fall 京都レポート「コンプガチャTwitter炎上が話題に。グリー田中社長は勉強になった1年と振り返る」

「Infinity Ventures Summit(IVS)2012 Fall」にメディア枠で参加してます。

1日目を締めくくるセッション4「挑戦する経営」では、ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイの前澤友作社長、グリーの田中良和社長、GMOインターネットの熊谷正寿社長、Yahoo!の川邊健太郎副社長と注目の経営者が登壇。モデレーターはセプテーニの佐藤光紀社長が担当した。ソーシャルゲームで批判されたコンプガチャ問題、ZOZOTOWNの送料についてのTwitterでの発言が話題となった。

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佐藤社長は「登壇している4社の上場企業の時価総額は2兆942。10510人の雇用を生み出している」と説明し、企業と社会との関係について触れ、田中社長にコンプガチャ問題も含めて振り返りを聞いた。

田中社長は「この1年いろんなことがあり、勉強になった。転機になった。インターネット業界のグリーではなく、日本のグリーとして、日本の中でちゃんとした会社で成長していくのを学んだ」と述べた。インターネット業界以外の人に会うようになり、興味がある分野も広がったという。

Twitter発言について聞かれた前澤社長は「皆様にご迷惑をかけた」と頭を下げた。騒動後に公の場に出たのは初めてという前澤社長は「社長しっかりしてくださいとメールをもらい未熟だと感じた」と述べ、原点回帰に取り組んでいる。

「爆速」を掲げるYahoo!の川邊副社長は「司会も含めて話が長い」と笑わせ「まだ4000人の全社員が振り抜くぞとなっていない。もし、ボトルネックがあるなら僕たちじゃないか」と変革途中であることを指摘した。

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佐藤社長に「一番大きいところがチャレンジングなのは脅威だ」と振られると川邊副社長は「利益を倍にすると約束しているが簡単ではない。楽天とグリーとDeNAの利益を足したぐらいあるので、単に利益を倍にするといってもならないので、インターネットをお客様にとって倍便利にするという夢を持っている。爆速で」と答えた。

田中社長から「テレビ見ていたら川邊さんが偉くなっていてびっくりした。どうやったら副社長になれるのか?」と質問されると、川邊副社長は「一番難しい課題に自ら着手すること。Yahoo!ニュースの時は、共同通信が地方紙つれて抜けてしまった。ギャオの時は赤字だった。難しいことを楽しんでやること(Yahoo!ニュースのプロデューサーの後、GyaOの社長になり黒字化した)」。

田中社長は「ネットで調べたらメジャーデビューしていたと。ミュージシャンから起業家はずいぶん違わないか」と前澤社長にも質問。前澤社長は「ライブハウスでTシャツやCDを物販していた。いまは1000人のバンドで、ギターボーカルを担当して美味しいところを持っていく」と話した。

[]2012 Fall 京都レポート「LINEは人生のプラットフォームに」NHN森川社長

「Infinity Ventures Summit(IVS)2012 Fall」にメディア枠で参加してます。

セッション1の「世界に打ち勝つ会社・サービスの創り方」では、ユーザーを急激に伸ばしている無料通話・メッセンジャーアプリを展開するLINEを運営するNHNJapanの森川亮社長。comm(コム)をリリースしたDeNAの守安功社長、gumi國光宏尚社長が登壇。司会はKlab真田哲弥社長が担当。LINE、commについての議論が行われました。

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登壇者で唯一プレゼン資料を作ってきたという森川社長が冒頭でLINEについて説明。スペインや南米でのびていることから、無料通話やメッセンジャーもコミュニケーションに関してアジア圏に限らずニーズがあると分析。月額5250円の中小企業向けビジネスアカウントLINE@について「O2Oの新しいマーケティングのプラットフォームになるのではないか?」。スタンプ、ゲームなどに広がるLINEについて「人生のプラットフォーム。コミュニケーションだけでなく、ライフスタイルのプラットフォームになりたい」と述べた。

守安社長はcommについて「韓国でカカオトークがのびていたが、ソーシャルゲームに注力していた。今思えばあのタイミングで出せば…」と1年以上前から検討していたことを明かした。やるからには勝つとして、差別化の一つに通話品質をあげた。

国光社長の、実名性についてどう思うとの問いかけから、バーチャルグラフかリアルグラフかの話に。

森川社長は「クローズドなコミュニケーションだからほぼ実名のように使っている。自分は実名で使っているし、実名の方が使いやすい」、守安社長は「リアルグラフの特徴として、友達が50人100人のオーダーの人。facebookのようにカジュアルゲームの方がウケるだろう」と話した。ゲームについて森川社長は「パズルは運の要素も大きいので多くのユーザーに遊んでもらえる。課金率は高くないが、まずはLINE上でゲームをやってもらえれば」と話した。

後半では、IVSでのお約束(というか名物)國光社長の不規則発言も飛び出し、「グリーはライバルと思ってますか?」と聞かれた守安社長は「色んなところがライバルだと思います。國光さんところも」と返した。「commの責任者だったらどうLINEを攻める?」との質問には、「同じビルで働いているのでcomm使ってます」と森川社長は答えた。

2012-06-16

[]2012Springレポート「ソーシャルゲームで世界を良くできるのか」2日間の振り返り

「Infinity Ventures Summit(IVS)2012 Spring」の2日間で最も印象に残ったのは、KNN神田敏晶さんがGREEの田中良和社長に投げかけた「GREEはインターネットを通じて世界をより良くするというミッションステートメントがあるが、ソーシャルゲームで実現できるのか?ゲーム以外で世の中よくする方法ないのか?」という質問でした。

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神田さんが「会場を敵に回すかも」と前置きしたこの質問は、『GREE強さの経営』というセッション。

田中社長は「問題は解決しなければいけない」としつつ、「ソーシャルゲームが起こしているイノベーションはすごいものがある」「ゲームをダウンロードするだけで良くなった。わざわざゲームを買いに行った時間は無駄だったし、誰もが気軽にゲームができるようになった。iTunesでいつでも音楽が聞けるのは嬉しいこと」「GREEはSNSからゲームに取り組んでいる。ソーシャルゲームから学んで、他に生かすこともできる」と正面から回答し、熱く語ったのが印象的でした。

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司会のインフィニティ・ベンチャーズLLP小野裕史さんから、セッションの最後に若い人にメッセージを聞かれ田中社長は「10代からずっとインターネット好きで、世の中変えたいと思ってきた。インターネットで世の中を変えていくけるチャンスには、なかなか出会えない。一社で変えられるものではない、多くの会社で産業や社会をかえていくための意識が必要。そういうベンチャーに成功してほしい」とも話していました。

個人的には、ソーシャルゲームでGREEが取り組んでいることと、「インターネットを通じて世界をより良くする」というミッションの整合性を理解できたわけではありませんが、田中社長の思いの一端は感じることができました。

他にも、MOVIDAJAPANの孫泰蔵社長の熱さ、「Launch Pad」のレベルの高さと評価なども印象に残りました。

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孫社長と藤田社長が登壇したのは『起業家・経営者が語る経営論』。孫社長は日本がシリコンバレーを超える環境を作れるとしたらという質問に「失敗をたくさんしたほうが偉い。ばんばんチャレンジして、応援する社会になれる。何回アウトになっても、何回三振しても、ホームランしか歴史に残らない。お前大振りしたねすげー、と言うようになれば、みんな若い人がめっちゃ大振りするようなカルチャーになれる」と、それに対してディー・エヌ・エーの守安功社長が「大振りだとリスクも大きいので、ギリギリまで惹きつけて素早く叩けばいい」と話していたのも企業の色がかいま見えて興味深いやり取りでした。

このセッションでは、グループ会社の運営、M&Aなど幅広い話題が展開されましたが、モデレーターのサイバーチックの藤田晋社長がスピーカーの問題意識を引き出したり、会場の参加者が興味を持つ話題に振ったりと、丁重に役割を果たしていました。

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「Launch Pad」は、サービスの完成度も高く、プレゼンも面白いものがありました。「ADKセット」では白衣と空に浮かぶ魚が、「piaScore」はモーツアルトのような音楽家のコスプレ、「V-Sido(ブシドー)」は動く人形が登場するなど、工夫が凝らされていました。実は「Launch Pad」にskillstockで応募し、二次審査までは進んでいたのですが、まだまだサービスレベルも自分の姿勢も足りないと反省しました。

この「Launch Pad」には、博報堂DYメディアパートナーズ、ドワンゴと知られた企業の参加もありましたが、ドワンゴは川上量生会長がプレゼンしている社員の横に立って、表彰式でもしっかり壇上にいてコメントしてました。会長自らが登壇するという本気度はドワンゴの勢いと強さなのでしょう。

メディアの立場からすればIVSは普段は遠い存在の経営者たちを身近に感じることができるイベントです。それぞれの企業の色や経営者の姿勢がかいま見えた貴重な2日間でした。IVSの運営スタッフの皆さまありがとうございました。

【IVS2012Spring関連エントリー】

2012-06-15

[]2012Springレポート「Launch Pad」優勝はロボットと操縦ソフト「V-Sido(ブシドー)」と「クラウドワークス」

1位は同点で、エンジニアとクリエイターのクラウドソーシング「クラウドワークス」(株式会社クラウドワークス)と巨大ロボットのための統合操縦ソフト「V-Sido(ブシドー)」が2つ選ばれました。

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第2位:なし

第3位:「Smarty Smile」(株式会社ドワンゴ

第4位:みんなで旅をつくるwebサービス「trippiece」(株式会社trippiece)

第5位:公演チケット間際取引システム「Last minute deal!」(チケットストリート株式会社)

[]2012Springレポート「Launch Pad」登壇サービスのリンク一覧

「Infinity Ventures Summit(IVS)2012 Spring」。インフィニティ・ベンチャーズLLPの田中章雄さんが「これまでにないLaunch Padになった」というLaunch Pad登壇サービスを紹介します。

<登壇企業>

  • 顔のみえるオンラインフリマ「Whytelist」(株式会社Whyteboard)
  • おとなが子どもと楽しむための科学の工作と実験ADKセット(RainbowApps)
  • 電子楽譜プラットフォーム「piaScore」(プラスアド株式会社)
  • 世界初、携帯で香りを使ったコミュニケーションサービス「chat perf」(着パフ株式会社)
  • 公演チケット間際取引システム「Last minute deal!」(チケットストリート株式会社)
  • 受動型恋愛マッチングサービス「マッチアラーム」(株式会社Qrunch)
  • 興味を行動に結びつけるキュレーションメディア-「tab」(頓智ドット株式会社)
  • エンジニアとクリエイターのクラウドソーシング「クラウドワークス」(株式会社クラウドワークス)
  • ネット最安値をおつかいします「Buypass」(BearTail)
  • みんなで旅をつくるwebサービス「trippiece」(株式会社trippiece)
  • 未来をwktkして待つサイト 「Smarty Smile」(株式会社ドワンゴ)
  • 見たいユメが見れるかもしれないアプリケーション「ユメミ〜ル」(博報堂DYメディアパートナーズ・株式会社GP online)
  • 巨大ロボットのための統合操縦ソフト「V-Sido(ブシドー)

登壇者の運命を握る豪華審査員の皆さん。

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【IVS2012Spring関連エントリー】

2012-06-14

[]2012Springレポート 「メディアは出ていって下さい」のソーシャルゲームセッションで語られたソーシャルと世界の話

「Infinity Ventures Summit(IVS)2012 Spring」。昨年からメディア枠で参加しているIVSですが、ソーシャルゲームに関わるDeNAGREE、gumi、gloops、モブキャスト、芸者東京の経営陣が揃ったセッション「ソーシャルゲーム・サバイバル ソーシャルゲーム市場の今後の行方」を紹介します。

日本のソーシャルゲームは世界でも通用するという話から、ディズニーを中心にハリウッドを巻き込んだエンタメ業界の大再編が起きるという予測まで。田中さんのファンタジーにより多彩な話題が壇上で繰り広げられましたが、抜粋して会話形式でまとめました*1

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<スピーカー>

  • 株式会社ディー・エヌ・エー取締役 小林賢治 氏
  • グリー株式会社執行役員 メディア事業本部長 吉田大成 氏
  • 株式会社gumi代表取締役社長 国光宏尚 氏
  • 株式会社gloops代表取締役社長 川方慎介 氏
  • 株式会社モブキャスト取締役 佐藤崇 氏

<モデレーター>

  • 芸者東京エンターテインメント株式会社代表取締役 CEO/ファンタジスタ 田中泰生 氏

日本で当たったら世界でも当たる

田中:「はい!ソーシャルゲームサバイバルってことで」

国光:「サバイバルだっけ?」

田中:「日本はサバイバルになってきますね。ところで、メディアの人いますか?出ていって下さい。ちゃんといい事書いて下さい。僕からの注意事項です(笑)」「では、海外はどうなんですか?」

小林:「いいですよ」

田中:「ドヤ顔で言う話じゃないんですけど」

小林:「日本で当たったものが、海外でばっちり当たるということ。日本人は島国の特殊な人達だから何か変えなきゃいけないと悩みすぎでは。堂々と出せばいい。堂々と出したら、堂々と一位でしたという話」

田中:「モバゲーランキングだと10位ぐらいでいが、アメリカだとAndroid1位ですよね。GREEはどうですか」

吉田:「トップ20に入ってます」

田中:「Zombie Jombieは?」

吉田:「日本人ぽいなというのはあったが、ダウンロード数は多い。出してみないと分からない」

田中:「国光さん海外は?」

国光:「海外やってます」

田中:「海外拠点は何でいるんですか?日本で作ったものが通用するならいらないのでは」

川方:「現地のメンバーで作るコンテンツと、日本から持っていくのと両方ある」

田中:「独立リーグのモブキャストさん」

佐藤:「プロ野球ゲームはいいです。ディー・エヌ・エーさんやGREEさんとやらないのは機会損失じゃないかという話もあるが、自分でやっているとユーザー指標もとれる。テレビCMの反応とか」

田中:「プラットフォーム手数料を宣伝にまわすと。CMの打ち方を工夫しているそうですけど」

川方:「日本で一番放送されたCM。継続率が10%向上している」

小林:「CMの効果は色々ある」

吉田:「CMの打ち方も変わる。ゲームの使い方を紹介することから、昔のユーザーを呼び戻すようなものへ」

川方:「自社で打つのか、モバゲーのゲームと紹介するほうがいいのかという悩みはある」

いまはCMじゃなく規模で勝負する時期

国光:「CMではなくて開発の体制を大きくして海外に突っ込んでいくほうがいいのでは。ソーシャルゲームの戦いは規模になっている。ヒットするコンテンツをたくさん持っているのが勝負。ジンガ4000人いる」

田中:「言うてもボロボロのベンチャーだったわけですよねGREEも。KDDIから3億円ですか調達して、20−30人がいまこんなふうになる。パワーゲームになるのが分からない」

国光:「あの時は勝ち方がまったく分からない状態だった。いまのソーシャルゲームはパワープレー」

吉田:「デバイスシフトは大きかった。ガラケーからスマートフォンに移った」

田中:「GREEやディー・エヌ・エーはチャンスをついてきますよね」

小林:「デバイスの変化でチャンスが増える。スマホは表現力が増えるので3Dとかやろうとするんだけれどそれは違う 。ソーシャルゲームはスキマ時間をうまく使いビジネスさせるというもの。遊び方として旧来型のゲームとは違うので、その良さは失わない。フューチャーフォン時代からやっているところは自信を持っていい。海外もそうなる」

佐藤:「うちもっと人を増やしたほうがいいんですかね?」

国光:「おもいっきり増やしたほうがいい」

小林:「突っ込む前にはテストしている。何でもいいから人増やしとけというのではない。多面的にポートフォリオを展開しているのと、突っ込むのは違う」

国光:「ジンガ、ジンガ言い続けてきたけど見えてきた。真面目な話世界をとれる。孫さんも三木谷さんもまだまだのところ、世界目前に見える。大企業は年間予算の範囲内でやってしまうので、本格的にベンチャーが頑張ったら予算で負けることはない」

田中:「ジンガを倒したと思ったら、ディー・エヌ・エーとGREEがいるんじゃないの」

国光:「いまはソーシャルゲームの戦いだけれど、大手や家庭用ゲームを巻き込んでいくことになる」

田中:「それって昔堀江さんがメディアと融合したいというのと同じでは。もうGREEやディー・エヌ・エーはやってますよね。しかるべき単価を払ったらできる」

ハリウッドも含めた大再編が起きる

国光:「エンタテインメントは、ハリウッドでも映画やテレビといったパブリッシュ、流通を抑えたところが勝ってきた。本質的にはユーザー接点が大事になってきている。めっちゃ端折るとディズニー」

田中:「ディズニーだよね」

国光:「ディズニーだけが残って、ハリウッドも含めてエンタメ大再編が起きる」

田中:「そうは思えない。別に10年前はエンタメ業界じゃなかったディー・エヌ・エーってオークションだし」

小林:「ゲームは作ったことがなかった。ただ、日本のエンタメがうまくいかなかったのは個別にいって撃破されたから。プラットフォームとして一緒に行く。エコシステムをどれだけ輸出できるかが大事」

田中:「ソニーや任天堂でやってきたことをソーシャルでもう一度やるということですよね。エコシステムで行った」

田中:「コンプガチャの問題。一部の人だけしか被害を受けていないのに、業界全体が悪というのは、メディアにも真面目に考えてほしい」

小林:「3000億円というのはすごい市場で、ユーザーはたくさん使ってもらっている。応援メッセージもたくさんもらった」

会場から質問:「カードバトルはウェブコミュニティだと思う。はてな村とかが共産主義とすると、カードバトルは資本主義みたいな」

田中:「みんな定義すきですね。ソーシャルがどうとか」

小林:「烏龍茶は普通に買ったら150円、でも飲み会だと高くなる。社会的な対価の中でお金を払いたくなる。ソーシャルも同じ。誰かの家に言ってマリオをやる、ゲームセンターでスト2で対戦する、ポケモンを交換するというのはソーシャル。マネタイズするというのが直接関連してなかっただけ。ゲームがやりきれてないことはいっぱいある」

国光:「もっと昔から囲碁とか将棋、かくれんぼまでそうですよね」

国光:「まきが入ったのでこれだけは言っときますけれど日本は暗い。みんなで協力して世界をとりに行こう」

田中:「それぞれの流派で世界を取りに行って日本を明るくしましょう」

【追記】田中さんの発言については冗談交じりでしたが、前向きなことばかりを書くのがメディアの仕事ではありません。登壇者からはメディアの報道姿勢への批判がありました。悪意を持った報道や当局に規制を促すような報道が一部にあることは確かですが、ベンチャー企業の社会的責任や倫理観の未熟さ、社会的なコミュニケーションの不十分さも原因のひとつです。少し厳しいことを記事で指摘すると取材をシャットダウンする会社すらあります。世界にチャレンジすることは素晴らしいし、日本も出来るという前向きなメッセージには共感しているだけに、もっとメディアと向い合ってほしいと思います。

*1:流れはなるべく再現していますが、壇上でのやり取りを正確に反映しているわけではありません