「風ノ旅ビト」体験の感動

 PS3の「風ノ旅ビト」というゲームを先ほどクリアし、いたく感動し余韻に浸っている。

 何となくプレイしただけだったが、世界に引き込まれた。ありとあらゆるところがどえらいことになっている。…うん、まったく説明になっていない。
 そもそもゲーム中に詳しい説明はない。自分の幼稚な語彙では到底解説できるとも思えない。たぶんタイトルで検索したら他の誰かが細かく解説してくれているのでそちらを…否、そういうのを見ないで、とにかく、プレイして、体験すればわかる。ゲームのすべてからオーラを感じると思う。ああ、美しい風景を「美しい」としか言葉で表現できないようなこのもどかしさ。気になってネットの評判をチェックしている人がいたらすぐそれを止めて、なるべく事前情報ネタバレなしでプレイしてみて欲しい。

 それにしても、すごく広大であろうマップを適当に進めていったつもりだったがうまいことどんどん先に進んで行けた。地味にこれはものすごいことなんじゃないかと。自分だけだったのか、自分がゲーム慣れしているだけか、アシストキャラがいたからなのか今となってはわからないけれども、フィールドデザインが秀逸。オンライン要素もにくい。

 色々ゲームやったけどすぐ飽きて積みがちな自分としては、はっきり言ってもうゲームに感動することなんてあまりないかと思っていたけど、まだまだゲームも捨てたものじゃない。ゲームならではの感動体験を味わった。

 「風ノ旅ビト」、近年のタイトルの中では文句なしにおすすめです。

「かまいたちの夜MIDIの部屋」を移転しました。

 お知らせ。かまいたちの夜MIDIの部屋を移転しました。
 曲は、すべてSFC版の初代かまいたちの夜を再現したもの。
※ 携帯電話からのアクセスは想定されていません。また、対応する予定もありません。PCからアクセスお願いします。

かまいたちの夜

かまいたちの夜

 昔はCOOLオンラインサービスを利用していたが、今年の春頃サービス終了となって閉鎖したままとなっていた。
 移転しなきゃとは思っていたけど、MIDIという規格自体の時代遅れ感もさることながら、最近はかまいたちの夜同人を作る人もいないようだし、かまいたちの夜というゲーム自体、好きだけど、3で終了したものだと思っていた。故に、自分の中ではもういいかな、という気持ちがあった。環境的に、データを追加するのも厳しかった。
 やろうやろうと思っている内にサービス終了となり、閉鎖。ネット検索すると、魚拓のようなものを取ってくれた方がいるようで(ありがとうございます)、これでいいかとも思っていた。 そんな中、真かまいたちの夜発表。そして発売。この出来。
 MIDIページを復活しよう。というのが私の結論でした。やっぱり私は初代が一番好きです。

 昔話をすると、このMIDIデータ達が作られたのには経緯があって、簡単に書くと
 吉里吉里かまいたちの夜の同人作ってみたという人が2ch本スレに現れるが当てるMIDIがない→じゃあ作れる人で作ろう→いくつか集まる→誘惑・煉獄など公開される→せっかくなので、投下されたデータをまとめていくつか追加してダウンロードページを作ってみた。(めちゃめちゃしょぼくてすいません)
 という感じだった。
 吉里吉里同人かまいたちが出来たのも、本スレでの2酷評の影響は少なからずあったと思う。
 そして、2011年、真かまいたちの夜もまた、酷評されている。
 いつの間にか、制作欲が湧く。当時のあの頃と同じモチベーションなのだろうか。

 そんなこんなで一気に移転作業を進めてしまいました。ドメイン名に「弟切草」とあるのは、借りたサービスで付けられる名称一覧にたまたまあっただけなのだが、ぴったりすぎて困る。
 このページ内のデータは、私ひとりで用意したものではなく、他数名の方の提供でもあって成り立っていたこともあって、閉鎖されたままだったのはずっと気になっていたのだけど、なんとかうまく移転できてよかった。いくつか作っていない曲があってそれは申し訳なく、環境も変わってそれらを追加するのが非常に厳しいですが、作品の9割以上は曲をそろえているので、お楽しみ頂けたらと思います。

真かまいたちの夜 感想1(ほぼネタバレなし)

 前回記事で、非常に満足と書いた。
 ミステリ編が終わって、気持ちが良いまま記事を書き、そのあと選択肢が増えたことに気づいたところがテンションのピークだった。そのあと、別の分岐を見て、別シナリオを読んでいくうちにテンションはどんどん下がっていくばかりだ。
 よさげだったミステリ編も結局はバリエーションが少なく、特に皆殺しルートも展開がほぼ一本なことがわかりがっかり。現在大体既読率90%越えくらいまで読んだが、サブシナリオがどれも酷い。はっきりいって意味不明の内容。さらに、どことなく漂うチープさ。物語・人物にどうも深みが感じられない。読み進めるのが苦痛。
 そもそもサブシナリオの一部テーマまで1をなぞる必要はあったのか。
 そういった意味では、1をまねたミステリ編はまだ見れたかもしれない。
 それでも、1をリスペクトするのはいいが、まねるに留まり、「真」ならではの良さが感じられない。

 表面上は好印象で、初回クリアで70〜80ぐらいだった満足度が、どんどん減点して30〜40になってしまった感じ。
 たぶん、100%になっても、この後公開するシナリオを見たとしても、微妙な印象が分かることは無いと思う。
 そして、その後はまた繰り返しプレイすることも無いような気がする。全体的にドラマの脚本を読んでいるようで、小説を読んでいる気がしない。それは、画面の3分の1ぐらいしかシナリオの表示域がないことからも、開発者からの何かの割り切り…例えば演出・ビジュアル重視とする、と言った方向性が垣間見えるが、どうも悪い方向に進んでしまったような。
 かまいたちの夜が復活したのは結構なことだが、これでは、素直に喜べない。何なら満足だったのか。かまいたちの夜って何なのだろう?

真・かまいたちの夜 ミステリ編クリア(ネタバレなし)

 大好きだったかまいたちの夜が復活した。2→3と訳の分からない人物相関となり、もう終わったと思っていたシリーズが登場人物を一新し、かつ展開は原点回帰を狙ってとのこと。発表直後は歓喜し、ブログに思いを綴りたかったのだけど、出来を見てからにしようと思い、我慢。
 そして先ほど、ミステリ編をクリアしました。
 ミステリ編のみだけど、内容的にはすごく満足。そして久しぶりに難しい謎解きゲームを解いたというのが第一印象。選択肢総当たりのごり押しでは解けない感じ?
 犯人が分からなければ後半皆殺しにされ、ゲーム中盤で謎を解くといううかまいたちの夜黄金展開が復活。夕方からプレイし、皆殺しルートを終えたところで夕食休憩。ご飯を食べながら、殺された登場人物を一人一人犯人候補から外していき、怪しいポイントから内容を推理…気分はまるで主人公。ああ、かまいたちの夜をやってるんだなぁと感じる。
 発売日以降はどんどんネタバレが拡散していくと思うけど、興味のある人は出来る限り見ないようにして自力でクリアすることをおすすめします。たぶん、ネタバレ要素見てプレイしちゃつまらなくなりそうだなと思う。
 全体的な感想は、サブシナリオクリアしてから書く予定です。

torneに監視されトルネ?

torne (トルネ) (CECH-ZD1J)

torne (トルネ) (CECH-ZD1J)

 立ち寄った家電量販店にtorneがあった。自宅でちゃんとセッティングできるかどうか、一か八かだったけど、思わず購入。
 当方、テレビはまだアナログ&VHSの人間で、テレビ視聴にそんな熱を入れなくなっている昨今、家電進化のステップアップとしてちょうどよいのではないかと思った。

 帰宅してセッティング。ビデオデッキに接続されているアンテナ線をtorneに差して、あっさり視聴できるようになった。動作も素早く良好。

 がしかし、早くもtorneの個人的に気に入らない点を発見してしまい激萎え中。
 「見たい番組がない!」なんてお約束のネタは置いておく。いや、そんなことよりも気に入らない点なのである。

 torneには「CHART」というメニューがあり、これまで視聴した番組や録画が放送局やバラエティ・ドラマ・アニメなどのカテゴリ分類ごとに集計される。どれを長時間視聴しているかグラフになったり「(合計)○○分」なんて表示がされる。一週間単位やら一ヶ月単位やら、総合計の視聴時間も表示されるようだ。
 個人のテレビ視聴ヒットチャートみたいなものか。見方によってはこのデータはおもしろいかもしれない。いや、でも、これって居心地悪くない?
 そもそも、最近のゲームにほとんど実装されているプレイタイム表示とかが私は好きではない。やり込みの証・目安となるかもしれないが、同時にこれだけの時間を浪費していることをリアルに実感させ、「もっとやるべきことがあったんじゃないか…」という空しささえ覚える始末。
 それがまさか、テレビ視聴にまで実装されるとは…。機械に事細かに監視され記録されてしまっているのがわかってしまうと、なんだか落ち着かない。テレビぐらいのんびり気軽に視させておくれよtorne。集計しないようにする設定は見当たらない。当然いらないメニューを削ることなんて出来やしない。
 起動したばっかりで、集計機能にげんなりしながら書いているが、徐々に使っていけば気にならなくなるのだろうか。この機能を見ないようにすれば? と言われればそれまでなのだが。
 いや、むしろ視聴時間の集計機能によって、テレビを見過ぎることへの抑制に繋がるかもしれない。という見方もできなくもない。
 表:こんな番組視聴の傾向があるよ! おもしろいでしょ!
 裏:お前はテレビ視聴でこんなに時間を使っているんだぞ馬鹿め…
 なんてtorne開発者の意地悪さまで深読みするのは考えすぎだろうか。

バッファローのSFCコントローラーが凄い

 ヨドバシのPCゲームコーナーで見つけたバッファローSFC型コントローラー。見つけた瞬間迷うことなくレジへ持って行きました。

 帰宅して開封し、せっかくなので本物と見比べてみたら…ぶったまげました。一年ぶりぐらいにブログを書くぐらいに。

 上の画像は、異なる3機種のコントローラーです。
 左上:Wii 左下:SFC 右:PC(USB)
 ※Wii用は、クラブニンテンドーの景品として限定配布されたもの。


 形、サイズ、何から何までぴったり同じです。重ねて分かるこのクリソツさ。


 ボタンの色も、まったく同じと言っていいでしょう。周辺にあるフォントも、微妙に違いますが、そっくり。

 違うところは、デザイン面で言うと背面のメーカー情報とか十字キーの材質とか、そんな微々たるところ。ボタンの感触は結構違う。SFCはずっと使い続けていたものでへたっているので比較対象にならないのでWii用と比較すると、押したときの堅さとかが違う。機種が違うものだから内部は全然違うのは当たり前だし仕方ないかも。あと、SFCのは「Made in Japan」でしたが、WiiとPCは「Made in China」でした。
 これは完全に私の憶測ですが、Wii用クラコンを中国で生産するにあたり作成した型を、USBコントローラー生産にあたりそのまま流用したんじゃないか…? そう疑わざるを得ないほどにそっくりです。もし実物を見ながら一から設計したとしたら…とんでもないこだわりです。
 結論。何かあって販売中止になる前に買っておけ。SFCゲーマーなら。