2016BRM110東京200

 1月10日(日)、朝4時半起床。眠い。昨日の疲れが結構残っている。まあ昨日のゴール後の身体的ダメージからすればまあそれなりに回復したという見方ができなくもない。DNSは許されないので、昨日の自転車その他装備は積みっ放しの車に乗り込み5時に自宅を出発する。
 昨日と同じ川崎市市民ミュージアムの駐車場には6時に到着。自転車を降ろして昨日と同じスタート地点に向かう。

 ちょうどブリーフィングが始まったばかりなので受け付けは後回し。

 今日のコースは川崎から小田原までは全く同じルートで、更にそこから真鶴を経由して熱海まで行って折り返し、往路をそのまま遡ってゴールする200km。

 総標高差も1600m程度でアップダウンの感じも昨日と似た様な感じなのでそれ程楽なコースではなさそうだ。

 受付をして程なく装備チェックを受け、スタート定刻の6:30ちょっと前に走り始めた。

 昨日よりスタートが30分遅いので夜明けはスタート時に迎えた。
 昨日と同じ道を緩々と走る。走っていても疲労感ははっきりと自覚できるレベルなので今日はリカバリーペースからLSDペースを意識して走ることにする。

 集団走行が続く。今日はペース維持に徹して抜くか抜かれるかは全て他人任せ。

 昨日と同じく快晴。今日も気温はそこそこ上がりそうなので脚攣りには注意しなければ。

 風景を取れば必ず富士山が入ってくる。見放題。

 47km地点のPC1に到着、チェックタイムは8:54。

 今日は50km刻みでPCがあるので、補給食もポケットに入れてあるし水分さえ切らさなければそれ程補給に気を使う必要もない。15分程の休憩で出発。

 国道1号は昨日と同じ様な交通量。LSDペースでたらたらと走る。

 昨日の折り返し視点を過ぎて小田原駅近くの市街地に入った。今日はこの界隈の彼方此方で祭りをやっている様だ。

 国道135号に入ってぼちぼちアップダウンが出て来た。昨日の三浦半島と似た様な展開だ。
 海の風景は日差しの照り返しが眩しく、もう春が来た様な感じ。

 湯河原に入った辺りから観光客の車通りがどんどん増えてきて渋滞も酷くなってきた。

 静岡県熱海市に入った。
 観光客でごった返す熱海温泉街を抜け、PCのある網代を目指す。

 101km地点のPC2に到着、チェックタイムは11:34。

 ここが折り返し地点。このPCは確か去年の青葉600で使われた場所だ。

 フォースをチャージ。
 ここまで程々の運動強度で来たせいか疲労感もかなり薄れて普段通りの調子に戻って来た。この分なら残り100kmはそれ程苦にならずに走り切れそうだ。15分程の休憩で出発。

 来た道を戻り始める。何となく追い風基調なのがありがたい。車通りは相変わらず多いが熱海を出れば走り易くなるはずなのでそれまでの我慢だ。

 熱海温泉街を抜ける。どこからともなく干物を焼く香ばしい匂いが漂ってきて食欲が刺激される。

 再びアップダウン区間に入って熱海を後にする。

 追い風基調で順調に距離を消化していく。昨日と同じ様な気温だが、ペースを抑えているので大汗を掻くことはなく脚攣りの心配も今のところはなさそうだ。

 小田原市街まで戻って来た。国道1号に合流。

 平塚市に入った。国道1号を逸れて車通りもぐっと減り走り易くなった。この調子ならば大崩れすることなく完走できるだろう。

 156km地点のPC3に到着、チェックタイムは14:12。

 ここでブルベ見回り中のシン3さんに遭遇、しばし歓談。15分程の休憩で出発。

 時間的に明るいうちにゴールするのが微妙になってきたが、今日はもうこのままのLSDペースで最後まで走り切るつもりだ。

 市街地のアップダウンは信号ストップもあって走り辛いが、昨日今日と散々走って慣れてきたので余り苦に感じなくなっていた。夕刻の車通りも多くなってきたのでとにかく最後まで安全に走ることを最優先に走る。

 夕日も見えなくなり暗くなり始めた頃、高津区に入った。ゴールは目前。ぎりぎり暗くなる前にゴールできそうだ。

 16:42ゴール着。無事に2日目も走り切った。

 ほぼ同時にゴールしたmorouさんと歓談の後、ゴール受付の川崎市民プラザに向かう。距離にして600m程だが山頂ゴールで最後の最後でまた脚を使わされる。

 無事に認定手続きが完了し、これにて完走確定、認定完走タイムは10時間12分だった。2日とも無事に完走を果たすことができた。

 駐車場に向かう頃はもうすっかり日が暮れて夜になっていた。

 駐車場に戻って昨日と同じ様に車の中で着替えるが、疲労感が全く違う。昨日の様に身体の彼方此方が攣るようなことはなく、疲労感も薄い。むしろスタート時点より回復している感じだ。やはりペースを抑えて走ったことが奏功しているのは間違いない。

 帰路は川崎街道も府中街道もそれ程の渋滞はなく、しかし途中食事に寄ったステーキガストで着席までかなり待たされたもののエネルギー補給も十分に帰宅、これにて本日のブルベは完了した。

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 翌日、109と110のサイクルコンピューターのデータを比較してみた。
BRM109東京200のデータ
https://flow.polar.com/training/analysis/4118660509
BRM110東京200のデータ
https://flow.polar.com/training/analysis/4118660459

 BRM109の平均心拍135、BRM110の平均心拍118。消費カロリーは110の方が20%近く少ない。両日のブルベのコースは似た様な感じなので比較し易い。フィジカル的にもメンタル的にもこの差は歴然。何より昨日は「明日は走りたくない」と思ったけど今日は「明日はまた走れるな」という感じ。このメンタルの差は大きい。時間がかかっても強度を上げ過ぎずに走れば脚も残るし気持ちも残る。ブルベにおける心拍管理、運動強度コントロールの重要性を改めて認識した。ゴールデンウィークのBAJ2400完走に向けての唯一の解答だ。

 シーズン冒頭から2日連続はやり過ぎかと思ったが無事完走、両日ともコースはきつめだったが最高の天気に恵まれ真冬とは思えない暖かい太平洋岸を楽しんで走ることができた。
 次のブルベは今週末のBRM116千葉200、普段通り淡々と完走を目指す。