先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

ガステーブルのSiセンサーを殺害した事件


震災対策優先でずっとカセットコンロ2丁をやってきたので、すっかり浦島太郎。


今やSiセンサーなるものが経産省のアホな悪法により義務化されていた…
https://allabout.co.jp/gm/gc/28297/


なんぞこれ…
勝手に火が消える…
点火しない…センサー掃除してもなかなか治らんしまたすぐ再発…


ムキーーーッ


かってに改蔵


ぐぐると何人かがSiセンサー無効化をやってた。


要はガスレンジもキャブレター式自動車も同じことなんで、自動車整備経験があればだいたいのことはできる。
ただガスレンジは家電修理経験もないと…極薄0.5mm鉄板でボルトオンの華奢な構造ばかりなので…メーカー出荷時でもうナメてるネジ穴あるし…分解組み付け時に繊細な力加減が要求され、間違えると再組付不可能な故障になりやすい。


リンナイ側も近年はそうしたユーザサイドによる分解に対策してきており、すぐセンサに到達していじることができないようにしている。
カバー板を増やしたり、いくつか外していかないとセンサー固定ネジまで到達できなかったり。


うちの需要だといきなり両方の温度センサーを撤去する必要はないので、とりあえず強火力バーナー側だけ撤去。


するとなぜか、左右バーナーが点火しなくなった。というかグリルを最初に点火しないとバーナー側は点火できなくなった。
なんらかの誤動作なのだろうが、いきなり火が消えたり弱くなったりして調理にならない激怒イライラに比べたら軽い軽い。ただのクセだ。
おかげでフライパン料理もスムーズにできるようになった。網焼きも可能だろう。


こうした一連の作業は「リミッターカット」でしかない。
小僧時代にスクーターでやった人は多かろう。


必要性があれば、やればいい。車のリミッターカットも、ガステーブルのセンサー撤去も、それ自体に違法性(罰則)はない。ただ製造メーカーはセンサー付きガス機器しか販売してはならないというだけの法規制だ。



バーナーが点火しない理由はわかった。
なぜか取り外した温度センサーを塗装面に安置すると点火しない。
じつは以前から、底が塗装されたフライパンで点火しないことが多々あって困っていた。


今度は温度センサーを本体の塗装面ではなく、キッチンのステンレス板に置くようにしたら、いきなり点火が復活。


これが、ハーネスがいたんで断線してるせいなのか、
塗装面があると誤検知するためなのかは、不明。
こういうのはメーカーが何十台で何千回と検証実験しないとわからん統計学的なもの。


ただ、もし温度センサーのハーネスが断線してるなら、グリルを着火するとバーナーも着火できるようになるはずがない(温度センサーが断線で動作できないと安全側重視のフェイルセーフ設計によって、部品交換するまでは永久に点火不能になるはず…もし温度センサが死んでても使えてしまうと過熱火災が発生するからだ)。
こういう「ややこしい誤検知誤動作」は、ガスレンジに限らず様々な「インテリジェンス化された機器」で共通で見られる現象。


頼むから頭悪い2ビットマイコンでアホな誤動作ばっかりさせないでよ、リンナイパロマよ。
機器のインテリジェンス化ってのは64bitOsや3GhzMPUを内蔵し、自我に目覚めたガステーブルが人類に反旗を翻すことを言うんだよ…ででんでんででん…ででんでんででん…


 ◇


結局、リンナイ東京のサービスマンと話をしてみても「わからない」「レア」


つまり歴史が浅すぎるSi電子系統の不具合は、ぜんぜんわからんそうだ…
そんなものを販売している。


現物を見てみないとわからんとか言ってる時点で
おそらく現物をいじっても奴らにはわからん。家電やITではそうだから、ましてガス機器はそうだろう。「買い替え推奨」言われて終わる。


2017/04/12
原因、わかったあああああああああああああああああああああああああああ


ボタン式ガステーブルって、メジャーになってきた90年代から新品で買って使ったりしてて、なじみがないわけではなかった。
ただ、パロマノーリツなどが多く、リンナイは縁が薄かったように思う(湯沸かし器ばかり)。


なにより、途中からずっとカセットコンロだった。
田舎や広々の郊外のアパートはともかく、都会は電気コンロ1とかザラなので、その上に置けるのはカセットフーしかない…


据え置きガステーブルとはすっかり疎遠で、震災でもカセットコンロのお陰で炊飯ができて。


で今年になってやっと返り咲いてみたら、トラブルが出るわ出るわ…ぜんぶリンナイ
・まずはヤマト宅急便が破損事故。
・次にSIセンサ。
・その次に着火しないトラブル。


着火しない原因がやっと、きょうわかった。
リンナイだからなのか、最近のリンナイが仕様を変えてきたのか。


「一番最後まで【強く】押さないと、開閉バルブがガスを出さない。」


パロマノーリツなどでは(少なくとも2000年頃までの機種では)、新品でも中古でも、なかったクセだ。
だからそれらの要領で、リンナイの2010以降の機種で、そこそこの位置まで押しこんでも、ガスがほとんど出ないのでイグナイタがカチカチ言うだけ。


なんじゃこりゃ、となる。


結果的に、着火しないトラブルはSiセンサーとは無関係だったが。


どうも、自分とリンナイの相性は良くないようだ。次はパロマにしておく。


 ◇


分解しながら、今時の構造を解析していく。
点火ボタンの裏に、ソレノイド式の開閉バルブ。ここから内径を絞り込んだジェット=インジェクタが伸びており、いったんは空気中へガスを高速噴霧する。
その行き先はバーナーアセンブリ。このアッシーはネジ2本で簡単に取れる。


何を言ってるのか理解できんような人は、分解作業はしないほうがいい、安全や命や家財のために。


 ◇


あと気づいたことは「岩谷カセットフーエコの内炎式バーナのほうが低出力でも高効率」
パロマリンナイノーリツも見掛け倒しのハッタリですわ。13A接続できるならカセットフーだけで調理したいわ。
鍋のサイズによるが、4500kwのリンナイより2900のカセットフーのほうが熱がよく通る。お湯の沸騰が早い。




結局、どの業界の製品も「電子化」「インテリジェンス化」で台無しになり、悪評ばかりになり、売れなくなっている。


スクーターはカードキーになると登録ID制となり、カードキーをなくすと何万円もかかるようになった…
そのキーシステムが故障するとエンジンが掛かりもしない…
おかげで新型はカードキーを撤廃…


ダビング10とかああいうの。東芝限定でヘビーユーザーだけはイントラサーバーで迂回して生データを保存できているが…
基本的には劣化コピーしか再生産できず、しかもレコーダー環境やBDから外に出すことができない。


ましてガス会社って馬鹿ばっかりだから。アナログの原始人。
地域独占企業だと、お利口になる必要がない、アホでも誰でもなれる。
そういういい加減でアホな人間の集合体だから、IT化とか電子化と言ってもじつはさっぱり理解などしてない。


リンナイパロマといっても所詮、そんな程度である。


省庁の本庁舎や支部で、大企業の本社支社で、ヘルプデスクやサーバー保守などをしてきた筆者は、日本社会のてっぺんから底辺まで知り尽くしている。俺の目はごまかせない。


ガステーブルにSiセンサーつけましたっていうのは
クロマニヨン人がタイムトラベラーからマッチをもらってウホウホ喜んでると言うぐらいのレベルでしかない。
ガス機器設計製造部にITや電子系のスペシャリスト(国内最高クラスの)がいたら、あんな仕様にはなるわけがないし
経産省にあんなアホな仕様を上申し、承認されるまで放置などするわけがない。


ガス機器業界はアホだ、低学歴、余り物、誰でもやれる独占業界の極み。
同様に、総務省ダビング10の仕様を上申した阿呆もまたクロマニヨン人でしかないのだ。



Siが便利な点もある。


・グリルに鮭を放り込んでおけば、ほどよく焼けた時点で火が止まる。


青魚など脂がおおいものはつきっきりでないと危ないが、身ばかりの鮭ぐらいは大丈夫。
うちでは鮭や豚肩肉の場合は水入れてない。ピザも焼くし。


・フッ素フライパンで餃子を焼くと、水がなくなってきて温度が上がってくると弱火になってくれて、ほどよく焦げる


だからグリルと弱火力バーナはセンサ付きのまま、強火力バーナだけセンサ取り外して使ってちょうどよい。


 ◇


それにしてもSiのSはスマイルとサポートとセーフティだそうだが
誰もスマイルはしてねえだろこれ…ギャグだぞ。SPiと改称しよう、ポンコツ1ビットマイコンのP。


せめて調理用途に合わせて安全機能キャンセルスイッチを装備しないと使い物にならんよ。
こういう機能は「馬鹿な公務員に主導させちゃ駄目」なの。あいつら禁止する押しつける的なポンコツ法規制作るの大好きなオタクだから。