先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

ミニベロでヒルクライム 富士山あざみライン制覇 ただし…

休憩ありで合計115分。
休憩の合計は20分ぐらい、回数は10回ぐらいで一回に付き30秒〜3分。
ちなみに下りは15分。


マシンはGIANT IDIOM
https://geasszero.hatenablog.com/entry/20140112/1389489638



105のFH5700ハブが球1個だけ剥離しちゃってて回すとキンキン言って抵抗出てるやつ。
回ろうとしない=止まろうとする力が強い。
激重のACERAハブよりも回らない。
やわらかめのクレスプレーグリスモリブデン入りを吹いてごまかし。


レシオは700c換算でほぼ1.0
39T-27T


印象としては
「東京の御岳山を、2車線化して、高さ二倍にした感じ」
ごまかせないんだよな、距離二倍あると。スプリントペースが無理。


 ◇



あざみラインのワナは、実は最初である。
ずっと直線で、ここはやさしいほうだと錯覚する。
しかし直線が終わってつづら折りまで到達するとわかるがやさしいのはつづら折りのほうなのだ。スタートから序盤が足つぶし。
あらかじめ試走していないと、ここでもう間違える。
見た目がゆるい坂に見えるので、つい後ろに座って後輪過重となり、足が参ってしまう。
ここで早々と一度休憩3分スポドリ補給。作戦変更。


勾配を知りたいときは、前を見ては駄目。
横を見ると樹木の角度、ガードレールの斜めっぷりなどでわかる。
後ろを見ると案外にえらく勾配がきついのがわかることもある。


つづら折りも途中から鬼勾配になり、ヘアピン内角側が瞬間100%とかなる。
こうなるともう、あざみ名物「ジグザグ」しかない。


ジグザグって要するに
止まって休むのと同じで足、心拍、呼吸、汗を休ませ調整するための行為なんだけど。
BBS breath beat sweat
だったら止まって休めばいいかというと、止まってしまうと発進にすごくパワーを食われる。
止まると風がなく汗を噴く。
真横近い蛇行をして慣性走行で勢いつけて何mか直登してまた真横蛇行…


バスや業者ハイエースなどが来たら、
ダンシングを続けるか
あきらめて休むか


 ◇



結局、デュラエースだのキシリウムプロってのは
回転部品の『抵抗値』を極限まで減らしてるだけなので
かつ軽量化してるだけなので


逆に言えば安物や、故障品は、
抵抗値がバカ高い。安物は質量の慣性力も大きい。
デュラの人と同じカロリーでも、時間がかかってしまう。


たぶん俺が富士山国際ヒルクライムの優勝者マシン(40分)を借りても
1時間切れないと思うけどさ。ノンストップ蛇行少しで70分がせいぜいだろうな。
まあ、デュラでキシリウムプロでチューブラーで7kgってのは、その程度の効果はあるし、その程度の効果しかない。


いわゆる自転車でのパワーウェイトレシオは、筋力半分、あとは心臓や肝臓など内臓機能強度なんで、
ここがだめだとトップアスリートの身体は作れない。実際ここで限界突破してしまった結城市副市長はレース中に突然死した。


 ◇



なんか自転車ロードバイクって


根性論とか、昭和の慣習が根強いんだけど


登山って、思い思いのペースで、休んでお茶飲んだりするよね。


なんでロードバイクって足ついたら負けなの。
登山する人は全員がトレイルランで完走しないと駄目なの?


NSRにあらずばバイクにあらず」
90年代のスポーツバイクブーム時代と同じことを、20年遅れでやってるのがロードバイク
だからロードバイク売れなくなって慌ててる。狭いんだよ客層が。リピーターがつかない。
レーサーレプリカバイク不況を、打破したのがゼファーとCB400SF、次にマジェスティだった。


休憩とジグザグでBBS調節したから
2時間かかってもあんま汗かかないし疲れないし
ドリンクも600ccで余ったし。
(スポーツドリンクはナトリウムが100mlに45mg程度と決まってるので、薄めず飲めばそんなに喉が渇かなくなる)
いいんじゃないかな、観光としては。全然レーシングスポーツじゃないけどね、快適さはある。


俺はヒルクライムに大金かけるのは消極派なので
またあざみ登る機会は多分ないと思う。次に登るには「言い訳ができない完璧なヒルクライム仕様のロードバイク」だからだ。


ただ、まだ世間に出てない小僧高校大学生ふぜいが
国立のGIANT直営店で「富士山なんてデュラじゃなきゃ登れねえよギャハハ、デュラ入れてなきゃ人間にあらず」
とか店員に豪語して店員に財布をカモられてたんだけど
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130629/1372475899


「んなこたねえよ」
IDIOMに5600クランクと5700ハブでアレックスリムでミニッツライト(9kg)でも、FH5700球一個破砕でキンキン言ってて抵抗付いてるけど、
登れたは登れたよと。


あれよ1988年頃に団塊ジュニア中学生が
NSRじゃなきゃ話になんないぜ、NSRしか眼中にないわーー」って
バリバリマシン見ていきがってる姿そのものだよ。
MC21は自分でエンジン腰上ばらすまでやったけど、筑波サーキット2000でどノーマルで流して9秒までは遊んだけど、そんな大したもんじゃないって。


なんだろな、451だと車輪回転の慣性力が小さいんで、余計に疲れるのかもな。すぐ止まろうとする作用はここからも来ている。
FP3なんか転がしてると、しばらくは回ってようとするじゃん。あれがミニベロはほとんどないから。
極力、FP3とIDIOMを同じ仕様と同じ重量にしてみたけど、やっぱ同じにならなかった。


 ◇



現地、半分までは28〜25度
後半はどんどん下がって17度へ。
はっきりいって「8月以外に昇るのは気温からおすすめできない」。7月でも9月でも9度とか12度とか。
「富士山 天気」でググると天気jp、てんきとくらす、の予報が見れるので事前チェック。


きょうは首都圏平野部も台風の影響で気温が下がってて、ふだん35度ぐらいがきょうは30度だったし夕方は寒い北風吹いて湿度は40%に…


もうなんだか印象派の絵画みたいだな。坂道の構図がおかしい。ちゃんと水平取って撮影。



この50m手前で3分休まなかったら3分早かったが


こんな感じでほぼ水平に蛇行を繰り返す。
足と心肺の休憩と、勢いつけて次の登攀でエイヤッを兼ねている。




もちろんスーパーVAAMでドーピングしましたよ、ええ。
コエンザイムカルニチン入り。
これ飲んで都民の森TTしたらいきなり72分。このIDIOM FUURIを買ってすぐ今のホイールに変えただけで。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20131015/1381755570


今は、スーパーVAAMだと割高でコエンザイム少ないんで
コエンザイムカルニチンはDHCで買って、ふつうのVAAMパウダーに混ぜてる。


プロアスリートも、全部入りで余計なものまじってるプロテインは買わないで、
何も入ってないやつに自分で混ぜてくんだよね。


 ◇



後日、乗鞍エコーラインも登った。

ミスして空気入れ忘れ、4BARという悪条件に、長野側の路面の老朽化が重なり
どうも山頂間際でトゲを踏んだらしく、下山はリムでガタンガタンと…けっこう歪まないんだよねこれ、気をつけてれば。
帰宅後にフレをチェックしたけどニップル調整不要。

山頂の土産の目玉は人工肉の漬物。
いまの大豆系人工肉製品はめっちゃうまいのばかり。カバヤのソイジャーキーとか。