エリザベート。

なんと言ってもシシィが強い。
まさに「私だけに」
そしてルキーニが…無駄にイケメン&押しが強い。
時折、ルキーニが物語を操っているようにすら見える。
トートは薄いなあ。
全体にあっさり目のエリザではあった。
ユミちゃんフランツは一人孤独と高貴さを背負って痛々しかった。
あまりに孤独なフランツ。
シシィがトートもフランツも眼中にないので最後の証言で
二人が争うのがすごい無意味。
いや、シシィは元来どちらも愛してはいなくてもアリだと思うけど…それでももう少し関心があってしかるべきではないか。
彼女を理解してくれる人がいないのだから。


シシィとフランツとトート。
みんなバラバラのものを見つめている。
あまりに違うものを観すぎていて、重なる部分が全くない。
夜の湖ですれ違っても、
近づいていることにすら気づかない。


「闇が広がる」もっとひどいかと思ってたんで許容範囲に。
意外とダメに感じたのがとなみ。
すっかり星組芝居が身についてたのね〜。
一人で大芝居するから浮いちゃって。
雪組も、日本物だと型芝居するけど、洋物はわりとリアルなのだろう。
あと二回観るのはきつい…。