Genmai雑記帳

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☆遺言と遺言執行〜(松井先生)10−遺留分についての諸問題

☆遺言と遺言執行〜(松井秀樹先生) - g-note(Genmai雑記帳)の続き(10)です。(最終)
遺留分についての諸問題

4.遺留分減殺請求の相手方
 ・受遺者か、遺言執行者か?
 ・大判-昭和13年02月26日(未確認)
 ・遺言執行者の執行終了後、減殺請求できるか?

5.遺留分の譲渡・差押について
 ・東京高決-平06年08月10日(行使の効果・遺留分請求権の差押)

6.配偶者別格の原則
 ・配偶者と兄弟姉妹が共同相続人である時、配偶者の遺留分は2分の1

7.相続開始前に遺留分を放棄した相続人は、相続権を主張できるか?
 ・東京高決昭和54年01月24日
 ・遺留分を放棄した者の債務の相続。

8.相続開始前の遺留分放棄者と相続債務
 ・最判昭和34年06月19日((連帯)相続債務の承継)
 ・遺留分の事前放棄の許可の基準-神戸家審昭和40年10月26日(未確認)
 ・対象となる処分行為の特定は必要か?-名古屋高决昭和45年12月09日(未確認)

13.遺留分算定と財産の評価
 ・農地の場合-大分家裁中津支審昭和51年04月20日(未確認)
 ・現金(生前贈与された現金の評価)-最判昭和51年03月18日

14.遺留分算定に算入される贈与とは?
 ・遺留分権利者を害する目的・意思が必要か?-大判昭和09年09月15日(未確認)-大判昭和11年06月17日(未確認)
 ・特別受益とされる生前贈与の扱い。-最判平成10年03月24日

17.問題となるもの
 ・死亡退職金-最判昭和55年11月27日-最判昭和58年10月14日-最判昭和60年01月31日-東京家審昭和47年11月15日
 ・遺族年金・死亡弔慰金-大阪家審昭和59年04月11日-神戸家審昭和43年10月09日
 ・死因贈与-東京高裁平成12年03月08日

18.遺留分の算定において控除される債務か
 ・保証債務-東京高判平成08年11月07日

19.遺言と共有関係の解消
 ・特定遺贈のケース、包括遺贈のケース-最判平成08年01月26日
 ・「相続させる」遺言のケース-最判平成03年04月19日