ビーム感想

コミックビーム2010年8月号

  • また裏表紙がエロゲー広告、なんだけど、見映えとしてはまだマシな方だよな。*1がんばれライアーソフトレイルソフト!今後もビームに広告を出してください、お願いします。
  • 鈴木みそ限界集落温泉』/資産であると同時に人であり、それを排除するか維持するか。おもしろい対決だ。
  • 須藤真澄『庭先塩梅』/夏ですねー。個人的には水遊びなんてのもすっかり縁遠くなっちまいまして、ああ、彼岸としてのイメージ込みで、ノスタルジックでこりゃいいわ。/麦わら帽子に白いワンピースに黒髪の少女、のみならず、小麦色の肌でツインテールで下にはスク水着用、に加えて、外耳炎による聞き間違えネタ&ムカつき顔、まで含めて、このベテラン女性マンガ家描くところのキャラクター&可愛さに着地するわけでして。豊穣ではないか。
  • 三家本礼『血まみれスケバン・チェーンソー』/…お前ら中学生なんだよな。そして繰り返しネタというモノ、侮りがたし。
  • 『』しりあがり寿/まあ『方舟』方舟あたりも、最初はギャグ入ってましたしね。今後、舞台についての描写はあるのか。
  • 三宅乱丈イムリ』/ヒゲ伸びたなー、てのはおいといて(顔つきもいい感じで変わってます)、伏線だいぶばらまかれているような。/道具が出てくる、てのは祭具として埋めてるてこと?あるいは、「古い」イムリの死体からは道具が出てくる?
  • 新井英樹『SCATTER』/この作者のことだから、多分最近のエロマンガも見てみた上で描いてると思うんだがアレだ、どうしてこうなった。まあコレが現実か。(えー)/ホイップだのジャムだの準備して、犬に「出番はあと」だとか言ってるのは、ねぇ。
  • 丸尾末広『聖アントワーヌの誘惑』/なんとビックリ、ギャグ作品。半歩ずれれば悪夢の世界、とわかりつつも笑えるノリ。絵の力もあるよなー。
  • 上野顕太郎『夜は千の眼を持つ』/妙にオチがツボだった。これ、画風にもなんかネタ元あるのかな。
  • 唐沢なをき『まんが極道』/まあ原作表記のアレとかですかね。しかし、この復讐方法はおそろしい。
  • 山川直人『澄江堂主人』/実際、短編集の方とかも読んでみると、この手の寂しさも山川作品の味だったりするんだよなぁ。/そういえば、小谷真理山形浩生のゴタゴタについて大月隆寛が、岡本かの子みたく旦那が一平みたいなのだったら(よかったのに)、なんて書いてたこともありましたっけ。
  • 武内柚樹明・おおひなたごう魔法少女トメ』/読切後編。絵押しの正当ホラーでした。鬼の顔とかプロローグの「カリカリ」とか、実にやだなぁ。(ほめ言葉)
  • 朝倉世界一デボネア・ドライブ』/しょう子さんのヒロインっぷりがたまらない。胸が熱くなるな
  • 三好銀『工場船と冬のきのこ』/読切シリーズ。世界の微妙な狂いっぷりを、ただそれとして味わうしかない、異常さの中の心地よさ。/ところで『SCATTER』に出てくる手錠は、ちゃんと(?)プレイ用なんですね。
  • タイム涼介アベックパンチ』/最終回。そこでオルモーが持ってくか。そしてヒラマサ…(笑い泣き)。/熱くてすがすがしい、実に気持ちいい作品でした。ありがとう。/しかし単行本の続きは…。よし、アンケート出すか!ヒマだからな!(違う)
  • 次号は志村貴子が表紙&巻頭カラーということで、地元では早めに確保しないといけません(経験上)。
  • 「フリースタイル」広告で、久しぶりに見た村上知彦の顔がだいぶ変わってて驚いた。
  • 来月はビーム掲載『千九人童子ノ件』含め、羽生生純単行本ラッシュの予定です。(→id:genbara-k:20100706)

*1:ていうか、前回の“まわし着けた娘達がずらっと並んでる”て広告が、エロゲーのにしても奇抜すぎたんだよ→作品タイトル『どすこい!女雪相撲〜胸がドキドキ初場所体験〜』。時事ネタです(どこが)。