月刊別冊少年チャンピオン2014年4月号

  • 付録はみつどもえスケジュール帳。描き下ろしカットも多めの豪華仕様。

米原秀幸『サンセットローズ』/お宝ゲットも怪物退治も生活・生態をたどることにより。再話ですなあ。去り行くチームの後ろ姿がカッコいい。/Q&Aで影響を受けた作品に「吉田聡先生の『湘南爆走族』」あげてるのは納得かな。
桜井のりおみつどもえ』/センターカラー。/一本目。3月に6年生がサイン帳回すネタとか、どうしたって「卒業」ちらつくわけですけれども通常モード。ひとはもクラスメイトとのふれ合いの嬉しさ、かまってもらえない寂しさをもう知ってるんだねヘーイ。回想に宮下さんいないけどね…オチも裏目過ぎるけどね…。/二本目。ふたしん、未達成。最後の2コマは血の滴りにより時間経過が表現されてるんですね、てオイ。
車田正美手代木史織聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話外伝』/双子座編開始。まだ聖闘士じゃないのね。力を持つ兄弟の確執。
佐藤健太郎魔法少女・オブ・ジ・エンド』/母親って、そこは盲点だわ。対立軸が変化しても翻弄される側なのは変わらんな。
●ハジメ・とうじたつや『少年Y』/黒幕と主人公の因縁。Yってそういう意味もあるのか。施川ユウキ原作と知ってからは、場面ごとにいちいち「映画的だな〜」みたいな印象持ってしまうなあ。
●藤川努『思春期ですから!』/読み切り。転校デビュー。いろいろと飢え過ぎだろ。
もりしげサクラサクラ』/センターカラーで入浴、狭い空間で密着抱擁と、えーコレットさんモロですね。無邪気なロリババアが一番かわいいかもしれない。
●中村総一朗『現実逃避な(非)日常』/読み切り。ハーレムコメディと見せかけてスラップスティック、色っぽい女の子キャラでぶっ飛んだフェチズム臭という。絵の人だよなあ、やっぱり。
西森茂政マッドサイエンティストブギ』/読み切り三回目の登場。アルバイトで家計を支え、みんなのご飯を作るモランケンかわいい。「みんな大好きムッチリ系メイドアンドロイド」、うん。
●前原三十日『やさい学園』/いい話っぽいけど、やっぱり世界観くるっとる。心中願望ってことかしらん。
石黒正数『別冊木曜日のフルット』/「けんかの巻」というサブタイトルの元、いい友情話だ。


  • 次号、『弱虫ペダル』番外編読み切り掲載、弱虫ペダルトランプ&ポスターが付録。うーん、まだそっち頼りか。

月刊コミックビーム2014年4月号



志村貴子『わがままちえちゃん』/新連載。幽霊バディもの、かね。一話目は家族の話ですが、まだまだどうなることか。
三家本礼『血まみれスケバン・チェーンソー』/ドリエー!!しかしミンチって。なんだかんだで主人公側は生身設定なんだよなあ。
赤川次郎鈴木マサカズ『鼠、』/もう一人の女盗賊。裏の顔の見せ方、これはインパクトある。
羽生生純『ジュウマン』/新連載。超巨大生物と戦う巨大ロボ、と思いきや。これ冒頭はバッドエンドなのよね。『ピペドン』は怖かったです、はい。
おおひなたごう目玉焼きの黄身 いつつぶす?』/パンケーキ。菓子パンとして売ってる、シロップとマーガリンを二枚でサンドしたのは結構なアイディア商品なんだな。恋愛模様の方は、さてねえ。
カネコアツシ『デスコ』/主人公登場、かな。第三者っぽいが。
三宅乱丈イムリ』/デュガロの壮大な計画も、間接的にデュルクとラルドの意志が破綻させたわけで。眼の描写の変化が見所。というかラルドのこの顔つきは、さてどうなる。
●二宮亜子(原作・サキ)『物置小屋』/読み切り。聡いガキ。小悪魔的、というのかね。
●市川ラク『白い街の夜たち』/ホームコメディ回になるか。表情描写の上手さも、使い所いろいろだな。
●伏見なか子『お向井さんち』/読み切り。妖怪に育てられる子供。いつかは終わる、という寂寥感メインなのは、こういう設定下では珍しいかな。
須藤真澄『庭先塩梅』/玉迎えシリーズ。こうして気づかれないケースの方が多いんだろうね、と思いきやそうくるか。運命の愛ですね。看護婦さんの描写がかわいい。
唐沢なをき『まんが家総進撃』/落とす、といえばやっぱりまんが道。まあ週間連載って発表形式自体、特殊なんだけど。例示は怖いけど、リアルなんでしょうな…。
山田参助あれよ星屑』/上官の人柄もいろいろ。鼻の頭のテカりがいいな。
上野顕太郎『夜は千の眼を持つ』/実際、この辺の無難な人選が一番なんだろう。五万円だ!
森泉岳土『夜よる傍に』/この描き分けは薄墨ではできないよなあ。色鉛筆?
●横山旬『新しい戦争 太古の死』/読み切り。SF世界での生。
いしかわじゅん吉祥寺キャットウォーク』/最終回。唐突な終わりもまた人生の真実。ここに来てボーズと組長が生き生きしてるのがまたよいね。おもしろかった。お疲れさまでした。
安永知澄『赤パン先生!』/最終回。最後に見るものは町と生活と未来と。『吉祥寺〜』の終わり方とあわせて、また味がありますな。いい作品でした。お疲れさまでした。


  • 次号より、いましろたかし新連載。
  • 来月号では映画『テルマエ・ロマエ』新作公開にあわせて、巻頭特集、モンハンコラボ企画、付録等の企画が組まれているのですが、やはり予告されていた新作の方は頓挫してしまっているのか。

週刊少年チャンピオン2014年15号

  • とじ込み付録は、ドカベン登場キャラ紹介冊子。表紙をめくると、出身作品の掲載誌画像が並ぶわけだが、なかなか壮観。チャンピオン、マガジン、サンデー、キング、コミックバーガー、ミスターマガジン、マンガくん。



水島新司ドカベン ドリームトーナメント編』/山田と針のツーショットはかわいい。
渡辺航弱虫ペダル』/インターハイ開幕。今年は応援の一群も描写。杉元が一年に信頼されてるのは「努力家だから」というのはよいね。アヤちゃんはもっとツリ目キツくていいのよ。(※個人の趣味です。)
浜岡賢次毎度!浦安鉄筋家族』/なにを今さらですが、家に塀があり、近所に公園があり、背景にコンビニがあり、というこの生活圏で遊ぶ子供たち、なんだよな。やっぱり背景描写すげえよ。
増田英二『実は私は』/キ、キターー!!からのふり向くと親父が立っているという、復帰に合わせての刃牙オマージュですね、違います。親父さんアンタ…。なにげに飛行シーン初登場、わわっ。
平川哲弘『クローバー』/そうか、こっちは海釣り派か。
佐藤健太郎魔法少女サイト』/出張読み切り。設定説明ですが、ダークさは貫かれてるんだな。
佐藤タカヒロ『バチバチBURST』/登り詰めたら、後は守るしかない。誇りの形が変わるのも仕方ないとはいえ、このやり方じゃなあ。
藤近小梅『ペーパーブレイバー』/愛する者を奪われた怒りから世界への恨みを、ていやいやいや。ガキは手がつけられないから困る。
●鈍速毎日『まじかる☆とらんすふぉーめーしょん』/読み切り8ページ。性への目覚めが悪への目覚め。小鳥伏線なのかよ。
木々津克久名探偵マーニー』/名探偵にとっての、部下でもあり親衛隊でもあるのが少年探偵団だからな。ゆりかちゃんはどんどん扱いひどくなるね…おもしろいけど。
●重本ハジメ『雨天決行』/赤マント側は恐怖による統治なのか。最初の対峙で出してきた人形とは別の存在なんでしょうか。
夢枕獏野部優美『真・餓狼伝』/泣きながら我が子を攻撃する父、という状況は同じでも、白神さんとことは格の違うシリアスさです。
●陸井栄史『いきいきごんぼZ』/みんな大変だけど楽しそう、まったくだ。ネコは先週の読み切りからの登場ですね。
丸山哲弘『3LDKの花子さん』/最終回。なんだか最後の1ページ入れ換えたような唐突な幕引きですが、日常コメディとしてはそういうもんか。お疲れさまでした。
●円山晃『放送部なかじま!』/集中連載最終回。それでフラれるならつき合わなくて正解じゃね。
石黒正数木曜日のフルット』/侠客立ちされたら認めざるを得ないよね。