ハルタ 2014-OCTOBER volume 18

丸山薫『カバー・ストーリー』/レトロフューチャーのような何か。カラーページの使い方がいい。これもデジタル作画ならではの表現だなあ。
樫木祐人ハクメイとミコチ』/同僚との休日&おしゃれ。字を読む虫、サングラスかけたアナグマ(?)のモヒカンたてがみ。生業の仲間という距離感は、同士として酒を酌み交わせる間柄。この風車はイワシ初登場回で修理してたものか。
森薫乙嫁語り』/なにこの、え、公式人妻百合?ラストは急転ですが、妻という形での女性描写はここまでそう出てきてないのか。
●菊池まりこ『カプチーノ』/これはもう母ちゃんの達観がすべてだろう。大丈夫。
●高江洲弥『首花は咲きゆく』/新連載。少年と首だけの妖精。コミカルでありつつ、描写はグロテスクの体、根底は感情の歪みという。おもしろく転がりそう。
山本ルンルン『オリビアのいる世界』/読み切り。少年と祖母の同居。いやー、うまい。語りと構成力抜群。
九井諒子ダンジョン飯』/畑ゴーレムって、その発想はないわ。スカトロ…いやいや。いい事言ってる風だけど、あくまで趣味人よね。
入江亜季乱と灰色の世界』/魔法使いの日常にある修行と生活と、そして。これは旅立ちか再会エンドになるのかな。
●高橋那津子『紅い実はじけた』/ジンクスという意味付けにより物語化される、て現実もあろうな。
●原鮎美『でこぼこガーリッシュ』/双子兄、リアル等身で描かれると迫力あるな。
●進美知子『かいだんばなし』/読み切り。こういう地に足着けた光は好物なんですよ私。話・構成共に丁寧でよい。吹き出しでコマまたぐ(つなぐ)って手法は珍しいな、アニメ的というか。
近藤聡乃『A子さんの恋人』/海の向こうの彼氏・A君登場。いいしかめっ面だ、日本女性のコミカルなそれとは異なり。マンガ家設定って既出でしたっけ…。/そういえばチャット&スカイプ内の英字や外語会話のタテ書きヨコ書き混在であらためて意識したけれど、これ章題やナレーションもこだわって字体変えてるんだよね。前作では文字も手書きだったし、そこまで込みでビジュアルとして意識した作品づくりがなされてる。いい。
●冨明仁『ストラヴァガンツァ 〜異彩の姫〜』/単身旅立つかあ。仮面設定はこの為のものだったのね。
八十八良『不死の猟犬』/突っ込むねぇ、世界観。SFに行くんだろうか。
宮田紘次『犬神姫にくちづけ』/回想編だが、そもそも設定解説が初だよな。肉体関係の持ち方についてはまだ秘密!
中村哲也『さか酒場』/読み切り。にぎやかな酒場。ハクミコもだけど、共有するものとうまいメシと酒があれば人は幸せなのだよ。そして作者は自転車好きです。
白浜鴎『エニデヴィ』/エクソシストさんひさしぶり、て強くなってんなあ。契約交わした以上、悪魔も使役される側になっちゃうのね。今回、勧善懲悪じゃないか。
●嵐田佐和子『鋼鉄騎士シュヴァリオン』/傷つくヒーローからのずっこけからの結果オーライからの大ピンチ。よもや骨折が伏線だったとは。常に努力する人物像ではあるんだよね、まあ。
なかま亜咲健全ロボ ダイミダラーOGS』/當間ほづみ27歳、えっ。殺人ペンギンに対抗する新必殺技は、世界線越えての合体技。
●二宮香乃『絶叫ゾンビ・ロメ夫』/シリーズ連載。主人公が怖がる側って珍しい。そしてこの笑顔である、違うか。
●高田築『補助隊モズクス』/守られた側としての意志。終局近し。