- 表紙が『血まみれスケバン・チェーンソー』でゾンビ少女ぶった切りの図なんですが、切断箇所は画面外。そういえばゾンビっ娘ラブコメ『りびんぐでっど!』単行本あとがきでも、表紙に断面は出せない旨書かれてたな、と。並べるとあれだが。
- 付録は『砂ぼうず』クリアファイル。砂塵。
●三家本礼『血まみれスケバン・チェーンソー』/チームプレーもとい特攻、合体技もとい合体武器。ついに決着。
●うすね正俊『砂ぼうず』/自治組織とアウトローと。主人公はテロリスト、な。
●カネコアツシ『デスコ』/溜めがあったからこその狂気の顔力。コメディリリーフもきいてるな。
●おおひなたごう『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』/湯豆腐。いやしかし、これは煮豆腐ではないのか。『悪魔を憐れむ唄』とのコラボも、というかハッピーエンドないってことじゃん、向こうは。
●いましろたかし『永遠のケツ』/最終回。夢の中まで追いつめられて終了、シビアよ。お疲れさまでした。
●志村貴子『わがままちえちゃん』/最終回。この内面自体が望みのままではあるのよな、生きる身なればこそ。お疲れさまでした。
●鈴木みそ『ナナのリテラシー』/『家政婦が黙殺』ですら初刊行時は成年指定だしな。でもまあやりたいことやってその選択だったわけで。政治の場に出るモチーフは前作とも共通か、と思ったら次回最終回。
●山田参助『あれよ星屑』/特攻くずれ。『はだしのゲン』のあんちゃんもそうでしたが、あれはまだ家族がいたからねぇ、共通体験とは別に。
●三宅乱丈『イムリ』/おおお、変化能力!道具を作る能力により“めぐり”が完成するということかな。
●須藤真澄『庭先塩梅』/犬はかすがい。この扉絵一枚で示される親子の像がよござんす。縮小時の背景も細かい。
●山川直人『小さな喫茶店』/馴染むとは。“周り”に気づける人生というのは幸福でしょうなあ。
●市川ラク『白い街の夜たち』/会話で一話もたせるこの緊張感。歩んできた者、とどまっていた者。
●唐沢なをき『まんが家総進撃』/『まんが道』はこんなんならなくてよかったね、てそれはある意味『電脳なをさん』でやってるか。
●上野顕太郎『夜は千の眼を持つ』/頭痛くなるような描き込み(だよね?)。吹き出しで隠してあるのはキャラクターものの版権とかややこしいからですかね。私の実家にはドランプがあります。
●羽生生純『ジュウマン』/切られた腕も体液も消失と。通常時での妊娠だとまた異なりそうだけど、『ピペドン』のイメージがちらつくな。
●古泉智浩『悪魔を憐れむ唄』/怒りで立ち向かえば道が開け…はしないのがこの世界。ああ、回想パートはこの境遇につながるのか。
●赤川次郎・鈴木マサカズ『鼠、』/最終回。殿様のこのキャラクターも味だよな。物語への作家性のハマり具合いが楽しく心地よかった。お疲れさまでした。
●土屋ガロン・和泉晴紀『ワルキューレ』/最終回。爆発オチ。いやまあ、幻想と現実のあり方、という物語でありました。お疲れさまでした。
- アンケートハガキのO村エピソードがまたもう。
- しりあがり寿の連載、単行本化始まるのね。
- 終了作品多し。次はどんな誌面が待つのやら。