Paella en la playa

 語学学校が終わったあとホテルで合流し、市役所広場前で花火観覧。毎回、微妙に趣向を変えているようです。うるさいのは同じですけれどね。

 終了後、タクシーをひろって海岸(playa)へ。バスか地下鉄に乗ろうとしたのですが、観覧客が同時に移動を開始したもので、交通は大混雑。タクシーでも5ユーロですから、そんなに高くないですしね。

 海岸には、海の家というか、浜茶屋といったものが20軒ほど並んでいます。今は閑散期ですから、そのうち半分近くは休業中。開いている店の中から、今日の昼食会場を選ぶことにしました。掲げられているメニューを見比べながら3.4往復し、Mackyが決断したのは “Tres Cepas” というレストラン。

 税別13ユーロの定食でバレンシア風パエジャがというのが選ぶ決め手だったのですが、席に着いてから店員にメニューの読み方を聞いてみると、3皿ついてくる(ふつうは2皿)というので、かなりお得だったということが判明。

1. Ensalada (サラダ)
2. Clochinas al vapor 又は Calamares (イカリング
3. Paella valenciana (バレンシア風パエジャ)
4. Helado (アイスクリーム) 又は Flan (プリン)
5. パン
6. 飲み物

 “clochinas” というのが辞書にも載っていなかったのですが、食べられないものは出てこないだろうと思って注文。べつに、Mさんから『あたしは無難にイカリングにするから、お前はこの謎の物体に挑戦しろ〜 うまいもんだったらよこせ〜』という具体的かつ明確な指令があったわけではありません。でも、おいしかったです。殻をスプーン代わりにして、スープを飲んでしまいました。

 3人だったので、パエージャは鍋ごと供されました。しかしこれだと、誰がどれだけ食べたのか良くわかってしまいます。全部食べ尽くすのがマナーということはまったく無いのですが、やはりお米を残すのは忍びないので、がんばって平らげました。

 食後のフランも、自家製のしっかりしたものが出てきました。時々、料理はいいものを出すのに、デザートが市販の安っぽい品だったりすることがありますが、ここは大丈夫。

 レストランを出た後、市電(tranvia)で我が家へ。珈琲を飲んで一休みしたあと、バスに乗って火祭り人形の投票会場へ〔2月26日の項を参照されたし〕。さくさくっと進んでいくMackyと、じっくり吟味しているMidoriが対照的。Midoriさんには昨日はじめてお会いしたのですが、Mackyとの組み合わせだと「後輩+ボケ役+やられキャラ」の関係だというのが良くわかる一こまでした。この先2週間の旅行も、うまくいくことでしょう。