naturales

「 人の中にいるとき孤独を感じるが 自然の中を歩くときは淋しいとは思わない」
―― モンゴメリを引用している 津田雅美彼氏彼女の事情』第10巻より

 最初に断っておきますが、今は精神の均衡がとれていますのでご心配なく。たぶん。4月の中頃には軽いウツの症状というか、地の攻撃的な性格が出てきて当たり散らしていたのですが…… 「西欧占星術によると守護星が火星なもので」というのを言い訳にしています(^^;

 理性の機能している時には努めて穏やかに振る舞っているのですが、疲れたり意識がぼんやりしていると覆い隠しきれなくなってくるんですよね〜 周囲に人がいると、それだけ「演技」している時間が伸びます。春先には、家に同居人がいるという状況に未だ順応していなくて、それだけ負荷がかかっていたのでしょう。最近? 時宜に応じた適切な対処 (=てきと〜にあしらう) というのを学習したので大丈夫。

 さて、目が覚めると今日も晴天。ここ2か月というもの、傘を開いていないというのが怖いです。ぼ〜っと部屋の窓から外を眺めていたら、ふと最初に挙げた一節が浮かんできたのです。というのも、バレンシアの街を歩いていると目に入ってくるのは、赤茶けた地面、オレンジ色の屋根、茶色のレンガを積み上げた高層住宅、そして黒いアスファルト。植物の息吹は、微塵も感じられないのです。

 よし、フィトンチッドを吸収しに行こう!と思い立ったものの、この辺りでは郊外に出ても樹木は生えていません。アルブフェラ湖の辺りには自然公園があるけれど、交通手段がないし。そんなわけで、人工的ではありますが代替手段として「王の庭園」(Jardines del Real)へと出かけることにしました。と書くと大げさですね。いつも買い物に行く道を1本それた所にありまして、日本風にいうと「最寄りの広域避難場所」です(笑) 

 かつて城が建っていた跡地というのが名前の由来だそうです。かなり広いので、1時間ほどかけて一周してきました。まぁ、概ね目的を達成したのですが、1つ問題が。

 体長4cmほどで茶色くて羽がついていて名称は漢字でも仮名でも1文字のアレが異常大発生しているんですよ〜(><)