WHITE ALBUM

 日付が変わったあたりで、Leafホワイトアルバム』をインストール。不思議なことに、毎年12月下旬になると読み返したくなるのです。今年は時間があったので、4年振りに立ち上げてみました。わざわざスペインまで持ってきたというところは、かなり作為的ですが(笑) やはり、20世紀リーフの中では一番好きな作品なん。

 夜も更けてきたので、オープニングだけにとどめておきました。

Nochebuena

 大家のアントニオに、かりんとうを届けに行く。「今夜は1人なんですよ」と話したら、夕食に誘われました。食事の相手がいないって、スペインではよっぽど異常なことなんでしょうか。

 大学に行ってみたら、閉まっていた。暦の上では平日なんだけれど(^^; 守衛さんに頼んで入れてもらい、用事をこなす。帰路、スーパーマーケットが19時30分に閉まってしまうので、早めに買いもの。

 20時、突然の来訪者。扉を開けたら、近所の子供たちが歌っていた。そんな習慣、聞いていないんだけれど…… あわてていたら立ち去ってしまいました。

 21時。中心街を縦断。すべての店が閉まっている。駅構内の店も含め、外食はまったく不可能な状況。

 21時30分。大家さんの家を訪問。娘さん夫婦と、その娘さんの合わせて6人で食卓を囲む。海鮮スープ、海老のソテー、生サーモンと魚介づくしを美味しく頂戴する。23時40分、辞す。

 24時。パトリアルカ教会でのミサに参列。私、割と熱心な神道(おキツネさま)の信者なもので、これまでキリスト教の宗教行事は控えていたのですが、どうしても賛美歌が聴きたくて。やはり、コンサートホールよりも、ゴシック建築の教会での響きの方が断然美しい。オルガンに乗せた調べに、ぞくそくするような感動をしてきました。フレスコ画も息をのむような華麗さ。たとえ科学が発達しようとも、人間が考える生き物である限り、宗教、すなわち「信じる」という心の活動が消えることはないと思います。

 25時30分。ミサの後、市役所前広場へ。チョコラテ(濃いめに溶いたホット・チョコレート。スペイン風ぜんざい)の無料配給を楽しむ。ミサから流れてきた人達が200人ほど集まり、自主的にクリスマス・ソングを歌う。ふと見ると、バルベラ市長まで混じってるし(^^;)

 28時。スサーナの車で送ってもらう。中心街は閑散としていたのですが、バレンシアの繁華街であるバリオ・カルメンには多くの人が来ていました。