TXL-CDG-VLC

 移動日。ベルリンからAFエールフランス航空1735便(1220/1435)でパリへ向かい,VYブエリング7017便(1655/1855)に乗り継いでバレンシアを目指します。
 TXLテーゲル空港にてチェックインしようとしたところ,エコノミークラスのカウンターが無い。係員に聞いてみたところ,機械化されているとのこと。パスポートの写真ページを差し込んで読み取らせ,登場する便名の番号をタッチパネルで入力し,希望する座席を選ぶと,QRコードが出てくるという仕組み。
 荷物を預けて身軽になったところでカフェテリアへ。ラズベリーケーキと珈琲でくつろぐことにする。
 ここで,既にスペインの気分になっていたためにちょっとした行き違いが。北部ヨーロッパは節約の精神に溢れている(というかケチ)なところがあって,トッピングは別料金なのでした。さて,ケーキを注文した際,店員さんが手を下にするジェスチャーをしたのに意味を取り違えて“Ja”と返したため,クリームを盛ってくれました。

やりすぎです(大きさ比較用にボールペンなど置いてみました)。しかも,ケーキ本体が3ユーロに加えて,クリーム代が1.1ユーロ。確かに値段相応の量ではありますが……。
 補足。ヨーロッパには「ホイップクリームのスプレー」というものがありまして,これをプシューとやると簡単にトッピングができます。無糖なので甘くはないのですが,使用している植物油が良くなくて,大量に摂取すると胸焼けする。
 さて,離陸後に水平飛行に入ると機内サービスの提供です。往路は茶菓子の提供でしたのに,復路では昼食の提供がありました。ハム,キャベツのマヨネーズ和え,ハムを刻み入れたパン,それにタルト。しかも,ボルドーの赤ワイン付き。近年は航空業界のサービスは縮小傾向にあって珈琲も有料というところが多いというのに。フランスのフラッグキャリアが《食》にかける意気込みが知れようというものです。しかも美味しい。

 トランジットも順調に行われ,2年振りにバレンシアへ。空港まで地下鉄が延伸されたのは知っていたのですが,空港の建物も拡張されていてちょっと驚き。
 ホテルに着いた頃には20時をまわっていたので,ボカディージョ(フランスパンを割って作るサンドイッチ)とパターパス・ブラーバス(アリオリソースというニンニクを混ぜ込んだマヨネーズをフライドポテトにかけたもの)それにビールで簡単に夕食を済ませて休むことにする。