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博物士

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Sunday, 2009/06/28

竹本泉『よみきりものの… たちこめる

[] 竹本泉 『たちこめるバラのかおり』  竹本泉 『たちこめるバラのかおり』を含むブックマーク

 昼過ぎに教員採用試験で出講してきまして。夕方に帰ってきたものの暑さのために火照ってしまい&室内が熱を持ってしまい,仕事を再開できる環境ではないので,体温&室温が下がるまで休憩。竹本泉『よみきりものの… たちこめるバラのかおり』(ISBN:475774935X)を読む。いつもよりふつーな気がしたけれど,雪だるまが出たり,ゴーンと鳴ったりしていないだけで,その実はいつもより変?

 短編魔法使いの弟子で最後に登場する先生エレン。このリボンはどこかで見たけれど……と思って〈メイキング〉をみたら,「昔 描いた魔法少女物の続編(?)です 15年くらい前の作品」とあって。本棚を掻き分けて探すと――『はたらきもの』ISBN:4391915456)でした。

 さらに続く「みみだったりみみだったり」の〈メイキング〉では,「(また別の魔法少女ものの)設定で別の魔法物のシリーズを描いたことがあって」「っで,その魔法物の学校を舞台にして今回のまんがを」とある。え? 制服のリボンが同じでなければ『世の中なまほう』ISBN:4872872231)と世界設定が共通だなんて分からないよ。うじゃうじゃ。

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Friday, 2009/06/19

支倉凍砂 『狼と香辛料 10』

[] 支倉凍砂狼と香辛料 X』  支倉凍砂 『狼と香辛料 X』を含むブックマーク

 午後に専門学校での出講があって出かけたのですが,通勤の途上でネクタイをしていないことに気がつきました。どうも家を出た時点で変調が生じていたらしい。家に戻ってきたところで身体を起こしているのが辛くなってきたので,横たわりながら支倉凍砂(はせくら・いすな)『狼と香辛料 X』(ISBN:4048675222)を読む。そういえば,前巻を読んだのも風邪で動けなくなっていたときでした。ちょっと調子の良くない時には,この作品の持つテーマとテンポとが丁度合っているのです。

 さて,今回は《寄り道編》として羊が名産の島国 イングランド ウィンフィールへ。扱う商材が個人の手には余る政(まつりごと)にまで大きくなってしまいましたので,駆け引きをめぐる臨場感は薄れています。故郷というキーワードが機能していなければ,本当にただの引き延ばしになってしまいそうなところでした。

 今後の見どころは,旅の連れであるコルを加えたチームとしての側面でしょうか。本作が恋愛ものとして収束するならばいざしらず,経済小説としての魅力を成り立つには〈人を動かす〉というところが未達なので。

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Sunday, 2009/06/14

西尾維新 『偽物語〔下〕』

[] 西尾維新偽物語〔下〕』  西尾維新 『偽物語〔下〕』を含むブックマーク

 今日は外出の必要が無いから翻訳の方のお仕事をしようかな,と思っていたところにクロネコさんのお届け物。あぁ,もう仕事は取りやめ! 西尾維新(にしお・いしん)の新刊『偽物語〔下〕つきひフェニックス』(ISBN:4062837021)を読んで過ごしました。

 大好きなお話については,最終巻のレビューができません。読んだことを表明すると終わりを迎えたことを認識してしまうので……。認識されるまで物語は終わらないのです(というわけで,当所においては『SHI-N○』も『“∇学少女”』本編も『AR|A』も終わっていないことになっています)。この〈物語〉シリーズも本作をもって最終巻となることが予告されていたので,楽しみにしつつも侘びしさもあり。それが,巻末にて続刊の予告がなされたので,生きている楽しみができました(あと『冬期限定』『GSG』も結末を見届けておきたいものです)。

 さて,本巻ですが,ファイヤーシスターズの片割れ「月火」を据えた最後のエピソードであり,一応の最終巻ということで忍とのエピソードも交える。この巻は〈あらすじ〉を書き出そうにも書くことがない(上巻でもそうでしたが,姉妹についてのエピソードはあっさりしたもの)。戦場ヶ原ひたぎは近況が報告されるのみであり羽川翼も姿を見せない,という構成。それ故,メインヒロイン2人が不在であることにより存在感が醸し出される。日常パートで輝く火憐&八九寺真宵。

 でも,いちばん楽しみにしていたのは千石撫子だったのです。キャラの立ち位置的にみて出番に恵まれませんからね〜。

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Tuesday, 2009/06/02

野田進編 『判例労働法入門』

[] 野田進編 『判例労働法入門』  野田進編 『判例労働法入門』を含むブックマーク

 3週間ぶりにスケジュールが埋まっていない日を迎えました(この時期は公務員採用試験や教員採用試験の一次試験直前なので仕事の依頼が大量にやってくるのです)。もっとも,今日は外出する必要がないというだけであって,依頼原稿やら教材作成やらを抱えているので在宅勤務ですけれど……

 さて,数日前に有斐閣のIさんから野田進(のだ・すすむ)編『判例労働法入門』(ISBN:4641144036)をお届けいただきました。「執筆者一同」からのご恵贈となっていますが,たぶんYさんが手配してくださったのだろうな。ありがとうございます。

 本書の執筆者は,編者の野田進先生を筆頭とする,

といった九大の研究会グループの皆さんです。

 本書は,書名にも掲げられているように《判例》を重視するところに特徴がみられます。私が学部で勉強した頃の古い教科書だと,脚注で「××事件を参照」と書いてあるのが一般的でしたけれども,その後のは判例を本文の中に織り込んでいくのがトレンドになっています。判例法理によるところが多いのが労働法の特質ですので,これは自然な流れ。それが本書では,解説文と判例とが(ほぼ)同格にまで引き上げられています。随分と多いように感じたので数えてみたところ,収載されているのは112もの判例。それらが,半頁から1頁ほどかけて〈事案〉と〈判旨〉をじっくり紹介しています。端的にいうと,この本をテキストにすれば『判例百選』は要らないですね。学部の試験で問われるような箇所は取り込んでしまっているので,シームレスな授業の組み立てになることでしょう。

 その代わりに,この本で扱っているのは基礎事項に留まります。書名に《入門》と付せられている所以ですね。全体で330頁という標準的な厚さの本において判例を懇切ていねいに説明しようとすれば,そのぶん説明する事柄を絞り込む必要があるわけで。潔い割り切りによって削ぎ落としを図り,選び抜いた論点について活き活きとした姿を伝えようと目論んでいるところが本書の見どころでしょう。

 

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