Hatena::ブログ(Diary)

博物士

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Tuesday, 2011/03/22

[] 吉野  吉野を含むブックマーク

 大学院に入学してからというもの,学会参加のために京都には何度かやってきておりました。新型インフルエンザ騒ぎのときには神戸にいた。昨冬には何故か2度も続けて急な大阪行きもありました。すると,関西圏では奈良が久しく空白域になっておりました。こうした経緯もあり,日本史の講義で紹介していながら訪れる機会を得られずにいた吉野へ足を運んでみる気になったわけです。

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 0830に桜井の宿を退出し,まずは橿原神宮前駅の構内に設けられたコインロッカーに荷物を収納。駅を出て南西方向に15分ほど歩いてニュータウンを抜けて南妙法寺町に入ると,いかにも数百年前に集落が形成されたと思しき地区があります。ここでは『咲-Saki-』の第31局で扉絵に使われた場所を実地検分。


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 戻りはニュータウンのなかを東へと突っ切り,岡寺駅から近鉄線に乗車して終点の吉野駅へ。ロープウェイに乗り継ぎ,山上に向かいます。銅鳥居では大きさに目を見張るべきなのでしょうが,単に目印として通り過ぎて横道へ。のどっち祠に詣でてきました。別段,法に触れるようなことはしていないはずなのですが,犬さんに吠えられるというのは嬉しいものではないですね……。

 あとは順当な観光で,金峯山寺吉水神社を巡ってきました。で,その吉水神社なのですが,南朝の御所が置かれた場所ということで世界遺産に指定されているというスペックに反し,管理者にはまったく盛り上げる気が感じられませんでした(^^;

 吉野水分(みくまり)神社にも行ってみたいと思い歩き出したのですが,地図が不正確であったため途中で道に迷いました。携帯のGPSを使って確かめたところ奥千本へと向かう道に分け入ってしまっていたのですが,幸い辰之尾集落に抜ける道があって本来の道程に戻ることはできました(戻りに確かめたところ,肝心の分岐点での道案内が非常に分かりにくいものでした)。が,どうも絵地図で見るよりも水分神社は遠いようだということが分かったため,訪問を断念。次の機会にはバスを使っていくことにしましょう。


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 ロープウェイに乗って下山。近鉄吉野駅の横を通り過ぎて,1駅先の吉野神宮駅まで歩きます(たまたま列車の運行間隔が40分近く開いている時間帯だったため,歩いた方が早かった)。とはいえ,目的地は吉野神宮ではなく,駅の近くにある製材所。のどっちトンネルの舞台探訪をしてまいりました。正しくは「丹治避溢洪橋(たんじひいつこうきょう)」というらしい。


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 橿原神宮前駅で荷物を回収し,南大阪線にて終着の阿部野橋駅へ。昨晩,吉野からKIX関西空港へと向かうJRには乗らずに済む方法,つまり近鉄から南海へと乗り継ぐ経路の確認のために地図を見ていたのですが,アベノから天下茶屋まで歩いていくのが良いのでは? と思いつきました。途中,高校の前を通りがかってしまったわけなのですが,偶々合理的な最短経路上に『咲-Saki-』第74局の扉絵に登場する階段がありました。

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Monday, 2011/03/21

[] 宇治&木幡  宇治&木幡を含むブックマーク

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 昨晩はmixi「舞台探訪コミュニティ」の集会があったので,京都府宇治にある『亀石楼』に宿泊。『CLANNAD AFTER STORY』の第18話で登場したところなのですが,川の畔に位置していて眺めが良いうえ,宿の人も気さくで良いところでございました。

 退出後,せっかく宇治に来たのだから――と連れだって平等院鳳凰堂を見学。『けいおん!!』第10話に登場した『ビッグボーイ六地蔵店』で昼食。その後,木津川河川敷のサイクリングロードを散策してまいりました。

 友人たち一行と別れた後 id:nobumichi02 さんに高の原駅まで送ってもらい,近鉄線で南下。桜井駅に程近い「皆花楼」に投宿。築130年ほどになるという和風旅館。古いながらも手を加えられており,客室も浴室も快適でした(さすがにトイレばかりは空間的に如何ともしがたい模様)。

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Thursday, 2011/03/17

genesis2011-03-17

[] バルセロナ→ヘルシンキ→成田  バルセロナ→ヘルシンキ→成田を含むブックマーク

 今回バルセロナでは,空港へ向かうバスの乗り場まで歩いて行けるところ,という条件で Eddy´s Guest House Barcelona を選びました。ホテルではないのでサービスの質は高くないのですが,1泊35ユーロということに鑑みれば,気楽な観光旅行にはうってつけ。ただ,帰国便に乗るために早朝に出発しようという場合には避けた方が良い。0730にチェックアウトしようとしても,宿の人が起きてこないのです。同じこと,数年前にパリでもあったな…… 部屋に鍵を置きっぱなしにして退出しようとしたところで偶々スタッフがやってきましたけれど。

 BCNバルセロナ空港は数年前に新しいターミナルができました。来訪は初めてになりますが,チェックインはスムーズだし店舗も充実していて便利でした。1000発。機内で今日されたサンドウィッチで昼食。

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 1500HELヘルシンキに到着。乗り換えに余裕があったので空港内を見て回り,鮮やかなオレンジ色のネクタイを記念に買い求めました。1720HELヘルシンキ発。往路は満席だったのに,震災の影響で復路にヨーロッパ系の客はほとんど乗っておらず搭乗率は3割ほど。

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 機内食で供されたのは「ホウレン草のリゾット」。チーズ,パン,そば,クラッカー,ケーキが添えられていたのですが,なんかタンパク質に比して炭水化物が多いような……(^^; 


 機内では映画《The King's Speech》(邦題は『英国王のスピーチ』)を観る。吃音症であり人前で話すことに差し支えのあったジョージVI世が専門家ライオネルの助力を得て克服に取り組むという,実話に基づいたエピソード。大変に興味深いものでした。

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Wednesday, 2011/03/16

[] バレンシア→バルセロナ  バレンシア→バルセロナを含むブックマーク

 帰国便に乗るためバルセロナへ向けて移動。1000にターミナルを出発するALSA社のバスでバレンシアを出発。1430バルセロナに到着。しばらくぶり,と思って調べてみたら,前に来たのは留学の帰り道(2004年9月)のことでした。ガイドブックを持ってこなかったもので記憶を頼りに移動を開始したのですが,RENFE(国鉄)に乗った後で目的地へはメトロ(地下鉄)で行くのだと気付いたり。

 ともかく予約しておいたオスタル(Hostal,民宿)へ。古いアパートの一室を客間として使用しているところで,昔,スペインを見て回っていた頃にはこういうところに泊まったなぁ,と郷愁を感じるようなところ。

 日没まで少しばかり時間があったので,徒歩で15分ほどのところにあるサグラダ・ファミリアを見に行きました。生誕のファサード(門)の美しさは何度見ても惚れる(ガウディ蕩れ)。人間にはこんなものを創造できるのかと感嘆するばかり。

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 21時,バルセロナ在住で工学の勉強をしているK君と待ち合わせ。会うのは4年振り。たまたまスペイン旅行で立ち寄っていたというご友人S君と連れだってバルへ。タパスをつまんで

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Tuesday, 2011/03/15

[] バレンシア(その3)  バレンシア(その3)を含むブックマーク

 なぜかの胃炎。神経性胃炎は原稿の締め切りが近づくたびに起こしているのですが,どうして旅行中に起こるんだか……。薬を持ってきていないので,朝食は水分補給にとどめてみる。

 午前のうちに大学近くの書店に行き,法律関係の研究書を買い込む。1年半ぶりの来訪だったのに店員さんに顔を覚えられてました。その後,大学に戻るも胃が痛んで動けず。午後は宿舎に戻って横たわっておりました。

 夕方,会う約束をしていたので外出。Japon.esでKさんと会い,設置作業中のファジャ(火祭りの人形)を見て回ってきました。

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Monday, 2011/03/14

[] バレンシア(その2)  バレンシア(その2)を含むブックマーク

 10時過ぎに大学へ行き,留学時代にお世話になった方々への挨拶まわり。

 12時30分,ヘスス教授から「着いておいで」と誘われるままにお出かけ。行き先は,市役所広場に事務所を構える弁護士さんのところでした。事務所のバルコニーから,ファジャス(Fallas)のマスクレータ(Mascleta,花火)を見よう,ということだったらしい。で,スペイン人が昼時に客を招いたら飲み物や食べ物を出すというのも自然な流れ。というわけで,3時間近く食べ続けながら会話をしてきました。話題は「これからの原子力政策」だったりすると,ただ聞いているだけでしたけれどね。

 おいとましたのは16時30分になってから(注:スペインでは14〜16時が「昼休み」なので,現地感覚ではそんなに遅いという感じはない)。明後日のバルセロナ行きバスの予約をして,いったん学生寮に戻る。途中,コミック専門店に立ち寄り『涼宮ハルヒの憂鬱』(ツガノガク版の第8巻,ISBN:9788415108030)と『鋼の錬金術師』(第1巻,ISBN:9788498148749)のスペイン語版を購入。

f:id:genesis:20110314232954j:image f:id:genesis:20110314232843j:image 涼宮ハルヒの憂鬱 (8) (角川コミックス・エース 115-10)

 20時30分,フアンマ教授のお誘いを受けて食事に出かける。「日本から来たなら魚がいいだろう」と,海の近くのレストラン『Restaurante El Cabanyal』へ。前菜にアンチョビとイカ,主菜にはマグロのステーキを美味しくいただいてまいりました。

 旧交を温めるのが来訪の目的とはいえ,胃を酷使した一日でした。

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Sunday, 2011/03/13

genesis2011-03-13

[] バレンシア(その1)  バレンシア(その1)を含むブックマーク

 08時過ぎに起きて,寮内の食堂で朝食。生ハムのボカディージョ(フランスパンで作るサンドウィッチ)やパン・コン・トマテ(パンの上にトマトピューレを乗せて焼く)の用意があるあたりがスペインらしい。

 メールのやりとりをして12時少し前に外出。まずはバレンシア美術館へ。旧館の改修工事が終わり,快適になっておりました。

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 美術館を出たあと,ファジャス(Fallas,「火祭り」)の準備が行われている様子を眺めながら,市役所前広場へ移動。気温は20℃に達しており,道産子の感覚では初夏といってもよいくらい。14時からのマスクレタ(Mascleta)を見物。昼間に大量の花火を打ち上げて祭りを盛り上げるという騒々しい行事なのですが,せっかくファジャスの期間にバレンシアにいるならば……と。

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 日曜日でも開いている書店に立ち寄った後,15時に駅前で日本語教師のKさんと待ち合わせ。火祭りの人形を見て歩きながら近況を伝えあい,バルでタパスをつまみ,タベルナでワインを飲んできました。

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Saturday, 2011/03/12

[] ミュンヘン→バレンシア  ミュンヘン→バレンシアを含むブックマーク

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ドイツからスペインへの移動日。MUCミュンヘン空港1150発のエアーベルリン(air berlin)AB2744便に搭乗。国境を越えるフライトですがシェンゲン協定国間の移動なので,チェックイン締め切りは出発の40分前。ですが,毎度,ヨーロッパの空港では荷物を預けるのにひどく時間がかかるので2時間前に向かいました。エアーベルリンはターミナル1Aを占有しているほど大きいキャリアーなのですが,やはり客の数に対して地上係員が不足しており,結局バゲージ・ドロップに1時間かかりました。

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 出発審査を終えたあとは順調。インスブルック付近でアルプスを越え,経由地PMIパルマ・デ・マジョルカへ向かいます。昼食は,機内で提供されたサンドウィッチ。1400パルマ着。マジョルカ空港はエアー・ベルリンが南欧方面行き路線のハブ空港にしているところでして,ボーディングブリッジ横一列を占有しているほど。VLVバレンシア行きの便は,降りた搭乗橋の2つ隣で移動はすぐに済みました。1530パルマ発。短いフライトですが,レモン風味のクッキーが提供されました。

 1620VLCバレンシア着。地下鉄と路面電車で大学へ移動し,工科大学の学生寮(Colegio Mayor Galileo Galilei)に投宿。


 荷物を置いたところで,不足してきた生活物資(ポケットティッシュ)を買いにスーパーマーケットへ。本日の特売品は「産地直送オレンジ 1kgあたり0.79ユーロ(約89円)」。1個の値段じゃないよ,1キログラムでだよ。

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Friday, 2011/03/11

アウグスブルク

[] アウグスブルク  アウグスブルクを含むブックマーク

 朝食後,出かける前に e-mail のチェックをしたところ,スペインから「日本では地震が起こったそうだが,ちゃんと来られるのか?」というメッセージ。すぐさまウェブのニュースを開いて,東北地方太平洋沖地震の発生を知りました。

 安否問い合わせに対する返答に1時間ほどかかりましたが,1004ミュンヘン発のREでアウグスブルク(Augusburg)へと向かいました。仮にも西洋史(しかも,スペインに視点を置いた宗教史)を講義したりしたこともある身なので,あの「和議」の町には是非とも行ってみたいと思っていたところでした。約40分でアウグスブルク中央駅に到着。

 地図を見ると十分に歩いてまわれる大きさではあったのですが,昨日の疲れが足に残っていたので,路面電車に乗車。見どころの中では最も外れにあるモーツァルトハウスまで移動。「モーツァルト」といっても,ヴォルフガングではなく,父レオポルドの生家です。しかしながら展示内容はヴォルフガングの少年期まで含めたものになっています。あと,ここでは音声ガイドを無料で貸し出してくれるのですが,珍しく日本語音声が用意されていますし,内容も大変に興味深い内容を含む解説でした。率直にいって,ザルツブルクの方の「モーツァルトの家」は得るものが無かったのに対し,こちらアウグスブルクの方は素晴らしい。しかも人が少ないので落ち着いて見て回れる。これはアウグスブルク全体に言えることなのですが,観光客の数が少ないうえに,街並みそのものがしっとりとした落ち着きを含んでいて好ましい。ミュンヘンは騒がしくて落ち着かないところなので,次回以降,南ドイツに長期滞在するときの拠点にはアウグスブルクを候補に入れておこうと思います。

 たっぷり1時間ほどをモーツァルトハウスで過ごした後,少しばかり南下して大聖堂(Dom)ならびに併設されている司教区博物館(Diozesanmuseum)を見学。ここでもまた1時間ほどかけました。

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 2箇所しか巡っていないのに,思いのほかに興味深いものが続いたせいで,時刻は既に13時をまわってしまいました。今日は久しぶりに,昼食にしっかりしたものを食べようという気分(※注※ 一人で旅行する際,座って暖かい食事をするのは昼食か夕食の選択制にしてます)だったので,レストラン「バウエルンタンツ(Bauerntanz)」へ。本日のランチメニュー「とんかつ,ポテトとキュウリのサラダ添え(Gebackenes Schweinekotelett mit Kartoffel-Grukensalat)」をいただいてきました。

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 食後は社会福祉住宅フッゲライ(Fuggerei)を見学。第二次世界大戦後に復興されたということもありますが,快適そうでフォトジェニックな住空間でした。


 市庁舎(Rathaus)に立ち寄った後,中心部を南下してシェッツラー宮殿(Schaezlerpalais)へ。現在は「ドイツ・バロック美術館&州立絵画館」となっているのですが,1400年代の祭壇画のコレクションに素晴らしいものがありました。

 それぞれをじっくり見て回ったせいか,日没が近づいてきました。最後に聖ウルリヒ&アフラ教会(St. Ulrich und Afra)へ。カトリック(旧教)の教会とプロテスタント(新教)の教会が隣り合っているという珍しいところでして,まさしく《アウグスブルクの和議》を視覚化したような場所です。

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 帰りは,日が陰るまでの時間を利用して町を散策しつつ,駅まで歩いて向かいます。1839発のREに乗車し,1922ミュンヘン着。

 ホテルについたところでtwitterを開いてみたところ,日本時間では朝の05時前だというのにタイムラインが流れています。まさしく長野でも地震が発生したところだったのでした。CETヨーロッパ中央時間では同日のうちに震度6を超える地震が相次いでいたわけで……

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Thursday, 2011/03/10

[] ザルツブルク  ザルツブルクを含むブックマーク

 地図を開いてみると国境を越えてオーストリアになりますが,ミュンヘンとザルツブルクは近い位置にあります。特急列車で約1時間30分,日帰りで訪ねてみました。ミュンヘン0827発のEC111に乗車。日本から DB のサイトで予約していったのですが,結局,コンパートメントを独占できました。しかし「257号車」という表示は,何とも分かりにくい。

 1009ザルツブルク着。駅を出て左に歩いて行くと20分ほどで川の畔に出ます。橋を渡れば旧市街。

 1本内側の路地に入れば,ゲトライドデガッセ(Getreidegasse)。ここはショーウインドウを眺めているだけでも楽しい。いったん通りを端まで進み,モーツァルト広場の案内所で「ザルツブルクカード」という総合入場券(EUR22)を買い求めて,それからモーツァルトの生家(Mozarts Geburtshaus)へ。楽譜や肖像画が中心で生活に関連した展示が少なく,あえて生家を訪ねるほどではないかな――と思わなくもないところでした。

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 次は,高台の上にそびえるホーエン・ザルツブルク城塞(Festung Hohensalzburg)へ。ケーブルカーがあるから楽,と思ったら,まさかの運休。そんなの考慮しとらんよ……。距離はそれほどでないものの結構な急斜面で,コートを着ていると暑くてたまらない。展示をひととおり見て回ったら軽く2時間がかかりました。

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 城塞から降りてきたのは14時前後。レストランで昼食を摂るには少々遅いということもあり,魚料理を手軽に食べさせるノルトゼー(Nordsee)にて「魚のコロッケサンド」と「サーモン・バゲット」をいただきました。

 レジデンツや大聖堂を見てまわったところで,広場にデーメル(Demel)があるのに気がつきました。それならば寄っていこう――ということで,ウィーン名物の「ザッハトルテ」をむしゃこら。同じく広場に面したザルツブルク博物館では歴史関係の展示を興味深く拝見してきました。

 ここまで見てまわったところで16時になり,日が陰ってきました。ゲトライデガッセを突き抜け,メンヒスベルクのエレベーター(Monchsberglift)に乗って岸壁の上へ。市街を見渡す展望台からの眺望を楽しんできました。

 駅へと戻る途中,川を挟んだ対岸にあるカプツィーナー修道院の展望台にも寄ってきましたが,階段がきつくて息が切れそうになりました。

 1809ザルツブルク発のRE79038に乗車し,2018ミュンヘン着。高低差のある動きが多くてもう動きたくない気分であったため,駅の南側にあるビストロでビールとフライドポテトの夕食にしました。

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Wednesday, 2011/03/09

アルテ・ピナコテーク

[] ミュンヘンの美術館  ミュンヘンの美術館を含むブックマーク

 今日は1日,ミュージアムめぐり。まずは1000の開館と同時にアルテ・ピナコテーク(Arte Pinakothek)へ(EUR7)。収蔵品の質は高いのですが,各国からコレクションしたものを集めて構成されているせいか,少々奇異な感じ。ルーベンスも,エル・グレコも,ムリーリョも良いものが収められているけれど,ミュンヘンとの《ゆかり》は薄いよなぁ……という印象。上層階よりも下層階の方がドイツならではのコレクションという印象を受けました。ここで1枚を挙げるとすると,ミヒャエル・パッハー(Michael Pacher, 1435-98)《4教父祭壇画》でしょうか。

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 続いては向かい合って建つノイエ・ピナコテーク(Neue Pinakothek)へ。相対的に「新しい方の」コレクションが収められておりますが,1800年代のものが充実しています。奇妙なまでに明るく澄んだ色彩の作品が目立っていたような印象があります。ここでの1枚には,画面の多くを空の描写に割いたヴィルヘルム・フォン・コベル(Wilhelm von Kobell, 1766-1853)《コゼルの包囲》を挙げることにします。

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 2館で計3時間を費やしたところで,路面電車に乗って町の西外れにあるニンフェンブルク城(Schloß Nymphenburg)を訪れたのですが…… 毎度,この手の城を見に行く度に「カネかかってるね」という感想しか出てこないので,もう行程から省いた方が良いような気がしてきました。14時を過ぎておりましたが,電停の前にあったパン屋さんで遅い昼食。


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 ふたたび市電に乗り,今度は町の東側にあるバイエルン・ナショナル博物館(Bayerisches Nationalmuseum)へ。地階から見始めたのですが,クリスマスに飾り付ける人形のコレクションだけで相当な量がありました。上の階に行くと,宗教美術が膨大に陳列されており,他にも装飾品や工芸品などいろいろ。ざっくりと見て回るだけでも1時間ほどを要しました。

 退館してみれば早くも1630をまわっています。ここから最も近いところ――ということで,徒歩15分ほどのところにあるヴィラ・シュトゥック美術館(Museum Villa Stuck)へ。もともと侯爵家の建物だった区画については幽玄で趣があったのですが,併設されていた企画展がこのうえなく現代芸術でして,嫌な印象で上書きされてしまいました。

 日没を迎えたところでバスに乗って中心部へ戻り,ホーフブロイハウス(Hofbräuhaus)にてドゥンケルスビールと白ソーセージを味わってきました。帰りがけに C&A に寄り,旅の後半で着ることになるシャツを4枚調達(日本から持ってきた衣類は,荷物を減らすため,着終わるごとに捨てていきます)。

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Tuesday, 2011/03/08

ミュンヘン市庁舎

[] Faschingsdienstag  Faschingsdienstagを含むブックマーク

 ミュンヘン滞在1日目。

 まずは美術館を観に行こうと出かけてみたら臨時休館。それなら博物館に,と思ったらこれまた臨時休館。いぶかしみつつ新市庁舎前の広場まで来てみると,仮装をした人でいっぱい。

 ん? そういえば,仮面をつけて練り歩く春の祭りというものがあったよね……

 ここに来てようやく,今日が謝肉祭(カーニバル)の日だと気がついたわけです。バレンシアでは謝肉祭に代えて火祭り(Fallas;ファジャス)をやるもので,春の移動祝祭日を忘れるのですよ。

 そうか〜 お祭りなのか〜

 だったら,お祝いしなくてはいけませんね!

 バイエルン名物の「白ソーセージ(Weißwurst)」は元来,新鮮さを保つために午前中に食べるものだと聞いてはいたものの,朝からビールはちょっと……と躊躇うところがあったのですが,これで飲みに行く必然性が生じました(笑) 白ソーセージで有名だという「ツム・フランツィスカーナー(Zum Franziskaner)」で,「レーベンブロイ」を飲んできました。プレッツェルを1つ付けてEUE14.10。

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 観光施設は軒並み休館で,午前中には営業していた商店も午後になると店を閉めてしまいましたので,あとは街中をぐるぐると歩き回ってミュンヘンのカーニバルを見物。仮装をしている人は多いものの,レベルは大したことない。歩いていると突如,紙吹雪を浴びせられるものの,やることはひたすら酒を飲むのみというのがミュンヘンのカーニバルらしい。教会だけは開いているところが多かったので聖堂を見てまわりましたが,それとて数があるわけでなし。

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 少々歩き疲れたので16時にいったんホテルに戻ったのですが,時差ボケもあって眠ってしまい,気がつけば20時でした。ふたたび新市庁舎まで出かけてみたところ,清掃車が大量に出動しているのが祭りの名残を留めているだけで,出店も人通りもすっかり消え失せておりました。駅の構内でドゥンケル・ビールと胡麻をまぶしたパン,それにリンゴを買い求めて夕食。

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Monday, 2011/03/07

[] 札幌→ミュンヘン  札幌→ミュンヘンを含むブックマーク

 4月からの転職するため,現在勤務している専門学校&予備校の退職手続をしたらスケジュールが10日ほど空いたので,隙間を狙ってヨーロッパ旅行に出かけることにしました。

 目的地ですが,バレンシア行くことは決まりとして,もう1箇所は立ち寄れます(というか,乗り換えの関係で必ずどこかに立ち寄らなければいけない)。4月からドイツ語を使う仕事が入るので行き先はドイツにしよう,北部(ベルリン)と中西部(フランクフルト)はもう行っているので,今度は南部(ミュンヘン)に――というのもすんなり決まりました。経路検索の結果,最も安かったフィンランド航空(Finnair)で手配。

 0810にCTS新千歳発のJL3040便でNRT成田へ。春先は悪天候が心配なのですが,特に問題なく飛びました。ところがNRT成田で出発の遅れが発生。気温マイナス1℃と大したことない状況だったのですが,90分の出発遅れとなりました。除氷剤の散布機が手配できなかったということのようなのですが,北海道民からすれば,この程度でねぇ……と思わなくもない。

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 ともかく,AY74便でHELヘルシンキへ。他のヨーロッパ諸国だと13時間くらいかかりますが,所要10時間で到着。長距離フライトが短くて済むのは,かなり楽です。国際線の楽しみである機内食ですが,離陸後に出てきた料理は「鶏肉とホタテのクリーム煮」を選択。着陸前には「炒飯」が提供されました。どちらも美味しくいただきましたが,何か1品くらい足りないような気がする献立でした。それでいて,ミネラルウォーターだけは添える(画面右奥の水色のパッケージ)というのが不思議なところ。

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 ヘルシンキへの到着は,定刻より60分遅れの1600でした。機内でのアナウンスで,変更された乗り継ぎは1645と伝えられていたのですが,トランスファーデスクで渡されたのはAY743便 to WARSAW と書かれたボーディングパス。え? ワルシャワ? って,ポーランド!?

 というわけで,図らずも初の東欧訪問が実現しました(トランジットだけれど)。しかも,フィンランド航空がアップグレードをかけてくれまして,ビジネスクラスへの搭乗です。1時間30分ほどのフライトですが,シャンパンまで楽しんでまいりました。

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 HELヘルシンキを1720に出発し,WAWワルシャワには1805着。ヨーロッパ地誌を専門にしていながら東欧は不得手なもので混乱したのですが,フィンランドはUTC+2で,ポーランドはドイツ&スペインと同じUTC+1でした。ワルシャワ(ショパン空港)は新しく機能的な作りの空港でしたが,トランスファーの経路が分かりにくいところにあり,ゲートに到着したら直ぐさま搭乗開始でした。用意されたのは,LOTポーランド航空のLO375便。使用機材はエンブラエルERJ145。最後部の16列目だったのですが,トイレの扉の前に座席を引き出してきてCAが座るという面白い構造でした。

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 WAWワルシャワ1905発,MUCミュンヘン2045着。Sバーンで中央駅まで移動して(EUR10)ホテル Hotel Dolomit にチェックイン。オフシーズンに5泊するせいなのか,1泊EUR39(+朝食9.8)なのにトリプルのシングルユースにアップグレードです。広い部屋を持てあましているところ(笑)

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