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博物士

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Friday, 2015/03/20

[] ア・コルーニャ  ア・コルーニャを含むブックマーク

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 サンティアゴ・デ・コンポステラから列車で40分程のところにあるア・コルーニャ(A Coruña)へ日帰りでお出かけ。無敵艦隊が出帆したことで知られる港町なのですが,ここには紀元2世紀に建てられたという世界最古の灯台ヘラクレスの塔(Torre de Hércules)があります。是非とも見ておきたい。

 ところが辿り着くまでが至難でした。駅のすぐ横を高速道路が走っているせいで進路の視界が妨げられるし(この高速道路に沿って歩いて行けば良かったらしい),バスの乗り場は見つからないし(たまたまバスが停まったところを目撃できたので発見できましたが広告にしか見えない看板があるだけだし)。どうにか岬に着いたものの,強風で歩みが止まるし(おかげで,安全が確保できないということで棟に昇れませんでした)。

 しかし,これが築1,900年が経っているとは到底思えない立派な造り。ローマ帝国の建築技術の高さを思い知らされます。

 市街地に戻ってきてみると,町の様子がおかしい。銀行も商店も観光施設も閉まってる。戻ってきて調べてみたところ,ガリシア州ではサン・ホセのの翌日(つまり3月20日)が祝日になっていました。祭日の翌日が祝日って……

 幸い,ピカソの特別展が開催中の美術館は祝日開館しておりました。美術教師であったピカソの父は1891年から95年までア・コルーニャで働いていたことがあり,言ってみればピカソは郷土の芸術家なのです。規模は小さいながらもア・コルーニャ滞在時に焦点をあてた展示を楽しんできました。

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Thursday, 2015/03/19

genesis2015-03-19

[] サンティアゴ・デ・コンポステラ  サンティアゴ・デ・コンポステラを含むブックマーク

 昨日1245にポルトを出る長距離バスに乗ってサンティアゴ・デ・コンポステラ(Santiago de Compostela)に移動してきました。バスの乗車時間は4時間のはずなのに到着時刻が5時間後の1745になっていて,あれ? と思ったのですが,ポルトガルはGMT+0でスペインはGMT+1なので時差があるのでした。地図上では北上しているだけなので,感覚的に想起しづらいです。

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 スペインの研究を始めた頃から巡礼路に関する文献を多数読んできたので,まずは大聖堂で「多くの信者が到着の祈りを捧げてきたため指の形の窪みができている柱」の実物を見ようとしたのですが……修復工事中でした。正面の塔を直しているらしく櫓が組まれていて,周囲から外観を眺めても様になりません(^^;)

 しかしながら正午から始まる巡礼者のためのミサでは,香炉(botafumeiro;ボタフメイロ)が振り回されるところを見てまいりました。近くにいると怖い勢いです。


 午後は,ガリシア博物館を見た後,ひたすら旧市街を散策。狭い町なのですが,起伏のある場所に町が立っていて路地が入り組んでおり,なかなか構造がつかめません。また,この町は日が沈んでからが美しいですね。暖かみのある色合いの街灯に照らされて石畳がほんのり光ります。

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Tuesday, 2015/03/17

[] ポルト(その2)  ポルト(その2)を含むブックマーク

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 ポルト(Porto)は見どころが狭い範囲に集まっているので,1日あれば十分に見て回れます。まずはノッサ・セニョーラ・ド・ピラール修道院からドン・ルイス1世橋を愛でて,次にかつて商業組合の建物であり財力を見せつけるために資金が注ぎ込まれたボルサ宮の建物を見学し,バロック装飾で飾られまくっているサン・フランシスコ教会に参拝し,サン・ベント駅では壁面を飾るアズレージョを見て,クレリゴス教会の塔に昇って街並みを眺望し,レトロな路面電車を追いかけ,ソアーレス・ドス・レイス美術館で絵画を鑑賞し,アールヌーヴォー様式のカフェマジェスティックでポルトガル風のクロックムッシュである「フランセジーニャ」をいただいてきました。

 ちょっと不思議なのは,美術館の収蔵品の質があまり高くなかったこと。室内装飾には贅を尽くしているので資本の蓄積があったことは見て取れるのですが,絵画に投資する環境が育たなかったのでしょうか……。

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Monday, 2015/03/16

ポートワイン

[] ポルト(その1)  ポルト(その1)を含むブックマーク

 今年度も無事に学事日程を終えられたので,年度末に2週間の休暇を取ってイベリア半島へやってまいりました。

 今回の主たる目標は,未踏になっていたスペイン北西部のガリシア地方を見てくること。かれこれ20年近くスペインに通い続けているのですが,東部の町バレンシアに拠点を置いているため,イベリア半島の西側がどうしても行きづらい場所になっております。いろいろと経路を検討しまして,日曜日の2030にKUH釧路を出発して東京へ向かい,HND羽田空港を深夜0030に出るAFエールフランスのパリ行きに乗り,CDGパリからBCNバルセロナへ,その後VYブエリング航空のOPOポルト(Porto)行きに乗り継ぐという行程。到着は月曜日の1210なので,移動だけで所要24時間を超えてます。

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 ホテルに荷物を預けたところで,さっそく旧市街を見に出かけました。最初に向かったのは《世界で最も美しい書店》と名高いレロ・エ・イルマオン。……確かに,この階段は構造的に興味深いし,本を搬入するためのトロッコがあるのも面白いのだけれど,書店としてはどうなんだろう? 観光名所になってしまって,本を探す雰囲気ではありませんでした。記念に何か1冊買い求めようとしたのですが,人混みが嫌で早々に退出。


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 ドウロ川にかかるドン・ルイス1世橋を渡って対岸のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアへ渡り,ワイナリーを見学してポートワインの試飲(EUR5.0)。ホワイトとルビーの2種類を味わってみたのですが,甘みの残る酒精強化ワインよりも熟成させた普通のワインの方が好みだと確認できました。


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 夕食はシアン・キ・フュムで。ガイドブックに「庶民が通う」「安くてボリュームがある」と書いてあったので行ってみたのですが,まさしくその通りで。前菜にサラダを頼んだら直径20cmの皿に山盛りで出てきました。さらにメインに頼んだ豚とアサリのアレンティージョ風は優に2人分はあるのに,さらに付け合わせでライスとフライドポテトがこんもり。滞在中,行く先々で出てくる食事の量の多さに苦労したのですけれど,これもポルトガル独自の食文化なのでしょうか。

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