gkmond様の記事を読んで(というよりも、大部分が自分語り)

言論の自由についてのメモ - U´Å`U
私の記事を取り上げてくださって、ありがとうございます。
こう、引用されることにはあまり慣れていないのですが*1、若し、私の記事が貴方の役に立ったのならば、実に喜ばしいことです。

より詳しく書きたいのは山々ですが、今日はちょっと今から出かけるので、追記と言う形で、帰ってきてから書こうと考えています。

追記

電車の中で、ハガレン22巻読みながら、この問題についてじっくり再考してみた。

家に帰って記事の下書きを書いていたら、妙に長くなってしまったと言うか、id:gkmond様の記事の内容とはかけ離れた内容になってしまったので、しかしこのまま捨てるのも惜しいので、また別の記事にしようかと。空手形になるかもしれないけど。


とりあえず、この部分について、自分の身に重ね合わせて、特に印象に残ったので、言及する。

しかし我々はヘイトスピーチを故意に行うような人間がうっとりするよりもげんなりするぐらい自分たちの言論の自由を行使しなければならない。スルーなんてしちゃ駄目なんだ。これがたぶん言論の自由に伴う義務なんである。全員に課せられた義務ではなく、言論の自由に価値を置く人間の。

この点も含めて、「理不尽なヘイトスピーチを聞き流すな」という主張をしていくべきだ、という点には、納得できるような気がした。


私自身、「オタク」という人種であると(自分では)思っている*2が、この人種というものは、特に事件が起こった際には、こっぴどく叩かれる人種でもある。その叩きの中には、「ヘイトスピーチ」と言ってもよいものもある*3

こういった言説を目の前にして、これはひどい。こんなことを言う人たちが居なくなってくれれば」ということを思ったことは、嘘をついても仕方が無いので正直に言うが、ゼロではない。というか、よくある。「あれだけ自由を声高に語っておきながらなんだ!」と思われても仕方ないが。

だけれども、そこで、私のもう一つの心が、私に言うわけだ。「君の存在は、自由によって支えられているのではないか?にもかかわらず、連中の言論を無理やり力でもって黙らせることは、結局それに反するのではないか?」とね。

正直、私の心の中における、前者の「悪魔」*4と、後者の「天使」の闘争は、このブログを始める前からずっと続いてきたのであり、もちろん今も続いている。その中で、どちらか一方が優勢になったことはあるが、完全な勝利を収めたことも無い。多分、私が死ぬまで、この闘争は終わらんだろう、と思う。

でも、正直な話、「悪魔」の方が優勢になることが多い。特にさっき言ったような、「オタク叩き」みたいな報道が蔓延している時には。そこで、心の中の「天使」の優勢を取り戻すためには、「ヘイトスピーチ」を批判し続け、そして、力を弱めなければ*5いけないんだろう。「悪魔」の存在を正当化させないために。


……書いてて、悪魔とか天使とか、妙に宗教じみた話になってしまったり、自分語りみたいになってしまった。そして自分でも何が言いたいのかよくわからなくなってしまった。ていうか、短くしようと思ってたのに、結局は長くなってしまった。色々ダメなところのあるエントリーだが、とりあえずこの辺で。

最後に、

最後に、ケチをつけているみたいな引用になってしまったgenosseさんに対しては失礼を謝っておきたい。

とありますが、私としては、色々と考える機会を与えてくださったことに、むしろ感謝したいところです。

*1:いつも「する方」だったので

*2:この定義にも色々あるが、とりあえず、「二次元のキャラクターに性欲を抱くことができる」という、斎藤環の定義に従っておこうww

*3:正直なところ、「ヘイトスピーチ」の定義が良くわからんので、断言してしまうのはどうかとも思うけど。しかし、大谷明宏の、「フィギュア萌え族(仮)」とか、抗議する人を「刑務所に入れて性欲減退の処置をとらせろ」という言説のようなものについては、ヘイトスピーチと言えるんじゃないかと。

*4:「堕天使」と言った方が良いかもしれない。というより、ある意味で「天使」でもあるとも思うが

*5:「黙らせる」とまでは行かなくても。