初対面
試験終了ーっということで、あの何とも言い難い独特の開放感を現在満喫しております。
開放的になったついでに、以前からの懸案だった事故で大破した愛しのマイ・スクーターDioの廃車手続きに出かける。
実は、事故後のDioを見るのはこれが初めて。
入院中に父親が携帯のカメラで撮ってきたのは見たことがあったのだが、警察署の暗い倉庫に置いてあったせいか画像不鮮明で全然様子がわからなかった。
その後、行き付けのバイク屋さんに引き取ってもらい、故障状況を査定してもらっていたのだが、バイク屋さんの話ではフレーム曲損により修復困難とのことだった。
約5年間大事に乗り続けたDioとの別れは、このとき既に決まってしまっていた。
高校に通うために仕方なく取った原付免許。そして、仕方なく買ったマイ・Dio。
でも、初めて体験する心地良い風がすぐに私をDioの虜にしてしまった。
文字通り、雨の日も風の日も雪の日も日照りの日も毎日走り続けたマイ・Dio。
整備を怠けたせいでキックスターターが錆びついて動かなくなったマイ・Dio。
ある夏の日に、マフラーの中に蜂が巣をつくってエンジンがかからなくなったマイ・Dio。
バッテリがへたってたときは、押して歩いてバッテリを充電してからエンジンをかけていたマイ・Dio。
寒い朝には信号待ち中にエンジンがよく止まったマイ・Dio。
すっころんで回転スライディングをしながらガソリンスタンドに突入したこともあったマイ・Dio。
自分でも驚くくらい思い出いっぱいの可愛い野郎。
そんな彼は、今日、5000円にてスクラップ行きとなりました。
モニタ、逝く
ぎょえあがぁーーー!!!
これを書いている最中にもパソコンのモニタが昇天しかけてる。
これまた我が愛機と呼ぶに相応しい、かつての飯山電機(現イーヤマ)が誇る19型CRTモニタ、アパーチャグリル管のA901Hがついにその生涯を終えようとしている。
彼との出会いは6年前。
中学の卒業直前、高校進学が決まったお祝いにと、自作PCを組めることになったときに、行き付けだったPCパーツショップの一隅で出会ったのであった。
当時のディスプレイの中では最も大きい部類に入るCRT19型の黒光りするフラット画面に、大画面・高解像度至上主義者の私は、そのとき、一目で吸い込まれた。
彼の素晴らしさは、何といってもUXGA対応ということである。1600×1200という広大な画面の圧倒的な自由さ。これに慣れたらもはや元には戻れない。
この6年間、パソコン本体は何度も代替えを繰り返してきたが、モニタだけはA901Hを使い続けてきた。
それが、とうとうここに来て限界に達した。もう完全に走査が逝かれている。前々から挙動はおかしかったのだが、今日まで騙し騙し使ってきた。しかし、それもここまでである。
ありがとうA901H。ありがとうCRT。
といっても、CRTに問題がないわけでもなかった。
とにかく体積も重量もそして発熱も半端ではない。そんなCRTが壊れてしまったら、「ただの箱」という形容すらもったいないくらい邪魔である。
早速明日にでも代替品を買いに出かけなくては・・・