GOD AND GOLEM, Inc. (はてなダイアリー倉庫版)

2007-2012まで運用していた旧はてなダイアリーの倉庫です。新規記事の投稿は滅多に行いません。

イントロダクション(Blog玄関口)

脳が計算機にくらべてもつ長所のうち第一のものは まだ不完全にしか定義されていない漠然とした観念を扱う能力であるように思われる。 Norbert Wiener. 1964. GOD AND GOLEM, Inc. ■運営方針 ggincの旧はてなダイアリー*1で公開されていた文章を、はてなブロ…

Jコミで『ベルファール魔法学園』復刊?

詳細はこちら。 赤松健,「TRPGの絶版ルールブックを、Jコミで無料公開する実験を行います」(http://d.hatena.ne.jp/KenAkamatsu/20120412/p2 2012.04.12) 要するに、 ヴァンガード,1994,『ベルファール魔法学園――誰にでもできるRPG』角川書店(角…

CD/DVDドライヴのないMacBook Airに、Mac OS Xをリモート再インストール&最適化する方法

MacBook Airの他Macからの移行の段取りをまとめた情報が、検索してもまとまったところで見つからなかったので、「移行アシスタントを使わず、あくまで再インストールから始めるMacBook Airの組み方」を整理しました。 (※筆者は一度iMacからの移行アシスタン…

2011年

明けましておめでとうございます。 今年から(というより、昨年の冬入りころから決めていたのですが)、ggincはゲーム論ブログではなくなりました。ゲーム論にあんまりこだわらない方向でいくことにしました(2012.04月追記)。 自己学習とかライフハックと…

『アナログ・ゲーム・スタディーズ』始まりました

日本国内のアナログゲーム(伝統ゲーム,ウォーゲーミング,会話型RPG,TCG,ユーロゲームその他)についてのさまざまな報告・研究・論文を発信していくサイト『アナログ・ゲーム・スタディーズ』(Analog Game Studies; AGS)が公開されました。 僕も…

4-woodsさんから「RPTools」日本語訳版を紹介して頂きました

先日、RPToolsの翻訳が進んでいないという話をお伝えしたところ、RPToolsのドキュメンテーション・ウィキ(=オンラインで読める説明書)で翻訳協力して下さっている4-woodsさんから、「すでに一部翻訳を終えていますよ」というご報告を頂きました! ■FOURBL…

D&D4e Webリプレイ『竜の予言に選ばれし者たち』第1話

ホビージャパン社より翻訳刊行中の『ダンジョンズ&ドラゴンズ 第四版』のWebリプレイセッションに参加させていただいています。 ■『竜の予言に選ばれし者たち』 http://www.hobbyjapan.co.jp/dd/article/web_replay_eb/index.html これは今世紀に入ってから…

D&D4e PHB「切って貼るだけアップデート・ファイル」

polypousraceさんという方が、『ダンジョンズ&ドラゴンズ プレイヤーズ・ハンドブック 第四版』の膨大なエラッタ&アップデート情報を更新するためのPDFファイルを公開してくれています。 polypousrace,2010,「D&D4版PHBアップデート米国2010年05月分まで…

RuneQuest, Basic Role-Playing and Gloranthaの三十五年略史(1975-2010)

こないだのRQ東京会で、いつもお世話になってるまりおんさんに「ここ10年のイサリーズとかマングースの商品展開ってさっぱりわかんないので、どういう風になってるのか、教えてくださーい」と超ワガママなことを言ったら、まりおんさんが素晴らしい記事をま…

今年の夏のソワカちゃん

まとまったゲームの話はそこそこしたので、後は裏で学会発表とかに向けて準備しようと思います。 また他の趣味の話をだらだらしようと思います。 すごく久しぶりにkihirohitoサウンドの話。 bold;">『非Q正伝』〔なるきゅーせいでん〕:kihirohito夢の旧作シ…

蔵原大さんからコメントを戴きました

戦略学・歴史学の立場からウォーゲーミング(=軍事演習を設計・実践するにあたっての方法論)の歴史を研究されている蔵原大さんから、今月の25日ごろ *1、「会話型RPG(TRPG)における〈プレイング〉の内実(改訂版)」(http://d.hatena.ne.jp/gginc/20100…

共感/理解/誤解をめぐって――問題関心を処理する時の、個人的感覚

acceleratorさんからコメントを戴きました。 個人の興味、一般の興味 - ブレーキをかけながらアクセルを踏み込む http://d.hatena.ne.jp/accelerator/20100830/p1 コメントありがとうございました。前回の記事も、そして今回の記事も、ともにとても参考にな…

「プレイングの内実」関連の文脈補足について

acceleratorさんからご意見をいただきました。http://d.hatena.ne.jp/accelerator/20100828/p1 ありがとうございます。丁寧にかつ好意的に読んでいただけて感謝すると同時に、誤解ばかり招いてしまいがちな僕の言葉づかいについて申し訳なく思うばかりです。…

『モノトーン・ミュージアム』のマスタリングをしてきました

今月は一ヶ月準備して、『モノトーン・ミュージアム』のシナリオを作って遊びました。 『モノトーン・ミュージアム』とは、イラストレータの すがのたすく さんが作った、現在PDFルールブックとして無料公開・頒布されているオリジナルRPGで、F.E.A.R.のStan…

RPG関連の記事に言及していただく際のお願い

一度こういうものを書いて置いた方がいいかなと思ったので、書いておきます。 僕のBlogエントリに対しては、さまざまな方から、さまざまなコメント・批判・提案を戴きます。 もちろん、論説に対して批判が来ることはとてもありがたいものであり、それによっ…

戴いたコメント紹介

週末『モノトーン・ミュージアム』のセッションなので、そのシナリオ作成をやっています。 とはいえ、朝は余裕があるので軽く返信をば。 主に今月の22日(http://d.hatena.ne.jp/gginc/20100822)に掲載した、複数の記事についての反応を返事しました。 主張…

Vampire.S氏とのディスカッション

先日の「会話型RPG(TRPG)における〈プレイング〉の内実(改訂版)」(http://d.hatena.ne.jp/gginc/20100822/1282520395)について、Vampire.S氏からコメントを戴きました。ありがとうございます。 以下は、ご本人より掲載許可を戴いたSkype上でのディスカ…

会話型RPG(TRPG)における〈プレイング〉の内実(改訂版)

はじめに――会話型RPGという手続きの基礎 会話型RPGというゲームを、純粋に「手続き・やりとり」の観点から眺めた時、それは ゲームマスターからの(架空の)状況提示 プレーヤーからの(架空のキャラクターの)応答提示 この2つの情報提示のサイクルによって…

『ヒーローウォーズ』を遊びました

3年前から毎年一回のペースで開催している「東京ルーンクエスト会(略称:東京RQ会)」が今年もありました。 今年は渋谷のカフェで提供している会議室スペースを借りて二卓、立ちました。Mongoose版RuneQuest 2nd Edition(mallionさんの紹介:http://d.hate…

WHリプレイ『魔力の風を追う者たち』第二回、Webで無料掲載

一昨年にプレーヤーとして関わった『GAME JAPAN』誌上の『ウォーハンマーFRP(第二版)』の4ページリプレイの、第二回分がupされたそうです。エラッタ修正も反映されています。http://www.hobbyjapan.co.jp/wh/gamejapan/index.html 掲載当時の僕からの報告…

会話型RPGと演技に関するメモ:演技・immersion・LARP

この文章は、「会話型RPG(TRPG)におけるプレイングの内実」執筆時に書いた2つの補稿を、一度原文から切り離し、1つのエントリにまとめたものです。 筆者の考える〈プレイング〉自体の話からは外れたもので、読者の混乱を招きかねないものだったため、別個…

最近のゲーム的近況

『モノトーン・ミュージアム』 今月末に『モノトーン・ミュージアム』のマスタリングをする予定です。 色々とクセのあるメカニズム・世界観ですが、バラして理解してみて初めて分かることも多く、SRSでは傑作だと感じた今年の作品『天下繚乱』と比較しても、…

Party People公式英訳(Suga Shikao 'Party People' lyric: English version)

公式のYOUTUBE動画に「PartyPeople」英訳バージョンがありました。(原詞 original lyric はこちら) 翻訳が面白かったので、貼っておきます。 八方ふさがりな時に味わうとちょうどいい歌詞です。 日本語の意味を省略してるところもあるんですが、そういうと…

形式的自由度と認知的自由度

ベン,2003,「一本道かどうか、それが問題ではない」『Scoops RPG』(http://www.scoopsrpg.com/contents/mistery/mistery_may03.html) 井上明人,2008,「自由度――ゲーム関連資料」『Critique of Games』 この2つの記事を意識した、簡単なメモ。筆者の著…

WHリプレイ『魔力の風を追う者たち』Webで無料掲載

今月、色々宣言していたことができず仕舞いで、すみません。 ところで、一昨年にプレーヤーとして関わった『GAME JAPAN』誌上の『ウォーハンマーFRP(第二版)』の4ページリプレイが、このたび改めて無料公開されたそうです。http://www.hobbyjapan.co.jp/wh…

Mage: the Ascensionの英語セッション

先日言いそびれましたが、今年に入ってから『メイジ:ジ・アセンション』を合計二回遊びました。Mage: The Ascension作者: White Wolf Publishing出版社/メーカー: White Wolf Pub発売日: 2000/02/01メディア: ハードカバー クリック: 2回この商品を含むブロ…

最近遊んだTRPGセッション備忘録――『シノビガミ』(3冊フルセット)と『天下繚乱』は買い

今年に入ってから 『ファミリーズ!(テストプレイ)』*1PL 『デッドマン・ウォーキング(シナリオ構造改造版)』PL 『ベアダンジョン(T&T7th対応,2日に分けて第一階層まで突破)』GM 『シノビガミ(三冊フル使用)』PL 『天下繚乱(事前コンストラクショ…

「RPGデザインのためのストラテジー」書誌情報

前エントリで「ブレークスルー」の初出について伺ったところ、90年代後半から2002年あたりまでの『ゲーマーズ・フィールド』誌での言説に初出があるのではないか? という情報を戴きました。協力下さった方々には改めてお礼申し上げます。 それと(今確認し…

資料が見つからないものについて、TRPGゲーマーの皆さんに質問です

地味ィな調べモノをしています。 その中で、解決できていないものを幾つか、公開します。 はてな質問とかで上げればいいのかもしれませんが、とりあえずこちらで尋ねてみたい。 サタスペについて 同人時代からのサタスペの刊行物年表が、オンラインだけでは…

二重マッピング法――『ベアダンジョン』(Dungeons of Bear)7版対応におけるマップ提示の工夫

昨日から、『トンネルズ&トロールズ』初版時代からある有名なデスシナリオ『ベアダンジョン』のマスタリングをしています。ベア・ダンジョン (現代教養文庫―T&Tシリーズ)作者: J.ピーターズ,M.スタックポール,清松みゆき出版社/メーカー: 社会思想社発売日:…