ドリルスタンド

皆さんは縫い目はどうやって開けていますか?菱目打ち?パンチ?
私は師匠に相談したところドリルスタンドの使用を勧められました。
市販の電動ボール盤(卓上ドリルともいいます)でもいいのですが、こ一万円するのでためらっていました。
近くのDIYショップでスタンドを2780円で見かけたのでこれに手持ちのドリルチャックを組み合わせて見ました。先日ご紹介しましたが、デジカメでもう一度詳しく紹介します。



スタンド本体とチャック、そしてチャックに装着する手作りの菱錐です。
これを使うことで針が垂直に上下して裏表の縫い目が狂うことがありません、レバーの上下運動がてこの原理により楽〜に出来ます。ハンマーを使わないので静かです。勿論スプリングが利いているのでレバーを下げた後は自動で元の位置に帰ります
作品の大きさによってルレットで縫い目のピッチを使い分けてマーキングした後穴あけ作業にかかります。
菱錐のサイズも作り分けしているので小物にも綺麗な縫い目が出来ます。
「菱錐の縫い目以上に綺麗なものはありません」と師匠に言われましたが本当です、すっかりはまってしまいました。
ガイドレールを作って革をスライドすれば限りない直線が出来ますね〜ほぼ3千円でこれだけの強力な助っ人が出来れば安いと思いませんか?
菱錐でなくてもコインショップに行けば四つ目錐があるので使えると思います、菱目打ちも使ってみましたが押し切るような形になるので仕上げが美しくありませんし、革から抜けません。

これに電動ドリルを装着すれば当然ながら「エイ革」の縫い目あけにも使えます。
菱錐作成は当初失敗を繰り返しましたがコツを掴んでからは思いとおりに出来るようになりました。