制作日誌 - Gii !! -

January 01, 2011

明けましておめでとうございます。

今年は英語ベラベラになります。きっとね。


今、読んでる本。わかりやすい。

デジタル時代の著作権 (ちくま新書)

December 10, 2010

Dropboxの利用規約にあるファイルの権利放棄に関する記述

Dropboxを使おうかと思い利用規約を読んでいたら、こんな記述があった。


'Files and Folders'の項の最後の文。

..and you agree to waive, and hereby do waive, any legal or equitable rights or remedies you have or may have against Dropbox with respect thereto.

拙訳

あなたはDropboxに対して敬意をもって、あなたが持つあらゆる法的なまたは公正な権利を放棄することに同意します。

こういう一文があると使うのをためらってしまう。

権利放棄した自分のファイルはDropboxのプライバシーポリシー

運営されるとは思うが、Dropboxに対しての権利放棄を嫌うなら

技術的には優れていてもサービスとしては使えない。



他に規約について指摘している方がいないかと調べたところ、

個人情報保護法との関連で論評されている方がいました。


『機密情報管理を無視した日経ビジネスオンラインのiPad活用記事 - 愛と苦悩の日記』


この方が指摘しているように企業・団体での利用にはまず使えないでしょう。

 

October 29, 2010

ニコゲーの利用規約が改定、著作権譲渡がライセンス供与に

昨日、ニコゲーの利用規約が改定されました。

著作権の譲渡が廃止され、ユーザーから運営会社への

ライセンス供与という形になりました。


投稿されたゲーム素材だけでなく、ユーザーが制作した部分の

ゲームコンテンツについても同じです。


それぞれ、第3条『投稿したゲーム素材の取り扱いについて』

第4条『制作したゲームコンテンツの取り扱いについて』に記述があり、

ゲーム素材とゲームコンテンツをほぼ同等に扱っています。


これまでの企業が提供するゲーム制作Webサービスでは著作権の譲渡が

普通だったので、これはかなり画期的な利用規約と言えます。


また、ADVゲーム作成ジェネレーターも公開されているので、以前の規約では不可能

だった吉里吉里やNScripter作品からニコゲーへの移植や、その逆も可能になります。


ただし、運営会社に対して再配布や商用利用を含むライセンスを供与することに

なるので、以前指摘したWeb上にあるフリー素材等を扱うには十分注意が必要です。

 

September 16, 2010

ニコゲーにゲームを投稿する際の著作権問題まとめ

(10/29 追記:ニコゲーの利用規約が改定したので、エントリを書きました

ここで取り上げた問題は修正されています。)


前のエントリに書いたように、ニコゲーで作ったゲームは

投稿時点で作品の著作権が運営会社に譲渡されます。


例えば、スクエニの「GAME BRAIN」も同様に作品の著作権が

運営会社に譲渡されます。


しかし、今回のニコゲーの場合では、

・素材が投稿できる点

・ニコニコ動画と同様の規約であると錯覚してしまう点

この2点において、これまでのサービスよりも著作権の問題が発生する

可能性が高いので投稿する際の注意点をまとめてみました。


(9/18 追記:ニコゲーから「【お知らせ】利用規約に関して」が発表されました。

自作素材の投稿に対しては権利主張をしない等、利用規約の改訂を行うとのことです。)


1.フリー素材の扱い

ネット上には、たくさんのゲーム開発用素材がありますが

これらは使用しない方がよいです。トラブルの原因になりえます。

ニコニ・コモンズ素材や、ピアプロのVOCALOID画像・楽曲等も同様です。

ニコニコ動画とは、まったく違うサービスだと考えた方がよいです。


2.自作素材の投稿

著作権が譲渡されるので、ニコゲー以外の場所で自作素材を他者にライセンスすることができなくなります。素材サイトを運営している人はニコゲーに素材を投稿してはいけません。


3.第3者を巻き込むトラブル

ニコゲーを利用していない場合でも、自分の音楽素材等が勝手に投稿され

トラブルに巻き込まれる可能性があります。


現規約はニコニコ動画と違い、CGM/UGCの考え方とは全く相容れない

内容になっています。また今回は、ゲーム制作者ではない素材制作者にまで

危害が及ぶ可能性があるので、その影響は無視できません。


ゲーム制作者および素材制作者は、十分注意したうえで作品を投稿してください。

September 15, 2010

ニコゲーで作ったゲームは(規約上では)著作権が譲渡されます

ニコゲー利用規約『8.運営会社の対応』(2010年9月14日制定・施行時点)より

「ニコゲー」における利用者の制作した作品に関する著作権については、利用者が投稿した時点においてその一切が運営会社に無償にて譲渡されるものとし、運営会社は当該作品を利用した出版等のあらゆる事業を行うことができます(著作権法27条及び28条に規定される権利も運営会社に譲渡されます)。ただし、運営会社は当該作品について、制作を行った利用者自身が利用することを許諾するものとします。利用者は当該作品に関して、運営会社及び運営会社が指定する者に対して、著作者人格権を含めいかなる権利の主張及び行使も行わないものとします。

ニコゲーのよくある質問より

登録したゲームや素材の著作権はどうなりますか?

素材を投稿しても、著作権などの権利は一切運営事務局に移転されません。

(9/16 追記:回答が上記規約と同じ内容に修正されました。

次のエントリでこれから発生しうる著作権問題についてまとめました。)


規約上では、著作権は運営会社に譲渡されますので

ニコゲーでゲームを作る人は、この点を注意したうえで投稿してください。

よくある質問との整合性は現在、問い合わせ中です。


ちなみにニコ動本体は、nicovideo.jp(閲覧・コメント投稿)と

smilevideo.jp(動画投稿)に利用規約が分かれており、

著作権が譲渡されるのは動画へのコメント投稿のみです。


関連リンク:

ニコゲー 利用規約

ニコニコ動画 利用規約

SMILEVIDEO 利用規約

スクエニのGAME BRAINで作った作品はセーブと同時に著作権が譲渡されます

April 08, 2010

クラウド・ライセンスである「AGPL」の話

クラウドコンピューティングが普及し始めている割には

クラウド対応のGPLであるAGPLが普及していないのはなんでだろう。

みんな知らないだけなのか。


クラウドを推進している企業はAGPLを普及させるだろうか。

むしろ逆だと思う。企業はGPLは普及させてもクラウドを推進する

企業ほど、AGPLには関心を示さないだろう。


GPLは多数のオープンソースプロジェクトで採用され

実績もあるというのに、その効力がクラウドに隠れてしまうのは

資源の共有・再利用を阻害する。


クラウドは企業が推進するサービスであっても、クラウド時代のライセンスである

AGPLは草の根で広めていかないといけないライセンスであろう。


参考リンク:

AGPLは将来のクラウドコンピューティングにおけるFOSSに必須――Funambol CEOの見解

March 21, 2010

torneとP2Pの話


f:id:gi-chi:20100321032340j:image:w150

最近のらくがき。

ゲーム内では使わないとおもう。

目の前にあるのは良い出来なんですが、写真に撮ったらなんか怖い。



torne買いました。実はPS3を持っていたという。


録画した動画を圧縮できないので、外付けハードディスクが必要な様子。

本当は個々の家庭に同じ動画を保持するなんて、システム全体で見たら非常に非効率なんですが。


番組全部がクリエイティブ・コモンズで、PS3がサーバになって、

P2P配信で全部オンデマンドみたいな世界はいつになったら来るのでしょうか。


確か、そんな研究を5年前にしてた記憶があるんですが

5年経ってもまだ実現できていないとは思わなかったなぁ。