無意識に高くなるハードル

ロマンチックなものを好む人にとって、
「恋愛」とはその最たるものではないでしょうか。

めくるめくドラマ、運命の出会い、
愛し合うようになった二人が
どのような関係を築いていくのか…
そんな甘美な夢想なら、
いつまでも続けられるでしょう。

実際、そのようなタイプの人が
合コンや恋活イベントなどに参加するとなれば、
不安や緊張よりもワクワクするという人も多いかもしれません。


もちろん、自分好みの相手を見つけても
緊張してなかなか話しかけられないという
引っ込み思案な人より、
どんどん話しかけて相手との距離を縮められる人の方が、
交際まで至る確率も高いでしょう。

しかし、積極的に行動しているのに、
なかなか交際まで
至らないというロマンチストがいるのなら、
それはもしかすると「恋愛」というものに憧れ、
夢を見過ぎて、無意識のうちに
「運命の相手」の条件を高く
設定してしまっているのかもしれません。


恋人ができない原因を探りたいなら、
一度友人などに自分が考える恋愛観や
恋人の条件について聞いてもらうのがお勧めです。

そもそも恋愛に理想を抱き、
憧れるのは悪いことではないですが、
そのハードルが高すぎるのは問題です。

世の中に完璧な人間など存在しません。

恋愛とは、そうした足りない部分、
欠けた部分を二人が補い合い、思いやることです。

自分の理想とは違っていても、
それでもなお愛しいと
思うことができるような相手を見つける、
それも恋愛の楽しみ、醍醐味ではないでしょうか。