世界最大の欠陥車製造メーカー、トヨタ リコールでも“世界一”…1000万台突破

つい3日前のニュースで、トヨタグループが販売台数で3年連続世界一となったようだが、今日の新聞はリコールでも世界一となったことを報道している。

トヨタが再びリコール ─「社長、お呼び出しです」

まるでデジャヴのような奇妙な感覚だ。トヨタ自動車は販売台数で世界最大の自動車メーカーとしての地位を維持したが、その直後、大型リコールを発表した。

リコールが相次いだ暗黒の日々から約1年が経過した今月26日、トヨタは世界で計170万台のリコールを実施すると明らかにした。国土交通省に同日、提出されたリコール届出一覧表によると、このうちの約130万台は、日本で販売された車が対象だ。

トヨタは不具合として、燃料圧力センサー、燃料パイプ、および高圧燃料ポンプの燃料漏れの可能性を挙げている。3件のリコールの届出のうちの1件は、国内の120万3000台を対象としている。国交省によると、国内で届けられたリコールとして、これは歴代2位の規模だ。2001年11月−07年5 月に製造されたミニバンのノア/ヴォクシー77万3500台が今回のリコールで最大の影響を受ける。

もっとも、トヨタは自社が打ち立てた不名誉な記録は保持した。同社は05年10月、電気系統の不具合でヘッドライトに問題が生じる可能性があるとして、127万台を対象にリコールを実施している。日本のリコールとしては最大規模だ。それまでのタイトルは、96年にラジオの欠陥で104万台を対象にリコールを実施した日産自動車が持っていた。

今回のリコールは現時点では、豊田章男社長が米議会で証言を行うまでに至った昨年のリコールほどには悪化しない見通しだ。トヨタが昨年の危機への対処から何かを学んだとしたなら、豊田市で起きていることを正確に説明するため、豊田社長は早々に大衆の前に姿を現すと考えるのは妥当だろう。
(THE WALL STREET JOURNAL)

昨年、米国に端を発したトヨタの大量リコール問題、またしてもその経験は生かされなかったようだ。
リコール費用は総額で数百億円にもなる予定。
その一方でトヨタ自動車労組は春闘のベースアップ見送りを決定していたわけだが、リコールの所為じゃないのかい?
おまけにトヨタの本社がある豊田市は10年度の税収不足が深刻で、燃料揮発税のガソリン特別会計から特別優遇の支出が出ていることを、日本国民のどれだけが知っているのか。トヨタの経営の失敗を国民の税金で補っているんだぞ!!