MONACO HISTORIQUE 2016  Ferrari 246 DINO 1960

The Ferrari 246 F1 was a Ferrari racing car built for the Formula One World Championship of 1958. The regulations for 1954–1960 limited naturally aspirated engines to 2500 cc and for the 1958 season there was a change from alcohol fuels to…

MONACO HISTORIQUE 2016 Scarab F1 1960

Scarab was an all-American sports car and open-wheel race car constructor from the United States featuring cars designed and built by Tom Barnes and Dick Troutman for Reventlow Automobiles Inc, owned by Lance Reventlow. The Chevrolet 283 C…

MONACO HISTORIQUE 2016 Veritas RS 1948

BMW製、直列6気筒、1,971㏄、約125馬力。ベリタスは西ドイツの 第二次世界大戦直後に設立されたスポーツカーとレーシングカーの会社で、創業者はエルンスト・ループ 、 ゲオルグ・マイヤー 、ローレンツ・ディートリッヒ。最初に顧客であり、ホッケン…

アリババの洞窟にて

関東某所にあるHさんのガレージ。ご友人と3年かけて自作したというガレージには20台以上のクルマとモーターサイクルが隠されていた。Hさんは1966年頃の20代半ばに、吉祥寺に住んでいた五十嵐平達氏の自宅を訪ね、自動車の博物館を作りたいという夢を…

MONACO HISTORIQUE 2016  Lister Bristol  1955

1954年、レーシングドライバーであり、ケンブリッジの鉄工所の経営者であるブライアン・リスターがオリジナル設計の車両を開発したことからリスターの歴史が始まった。 クーパーに触発され、ラダータイプのスペースフレームシャシーを持ち、ド・ディオンアク…

Škoda Felicia (1959–64)

驚いた。 少し前に小林彰太郎さんによるCG創刊前の記事を読んでいたのでクルマは知っていたが、まさか日本で現存していたとは…。 1961年、港区榎坂町にあった朝日自動車が輸入した個体。Feliciaはハードトップと折りたたみ式の幌が選べたが、日本に輸…

MONACO HISTORIQUE 2016  GORDINI T11/15

1947 GORDINI T11 1899年、Amedee Gordini は、イタリアはボローニャ地方の非常に貧しい家庭の四男として生まれた。農園で働いていた父親は彼が8歳のときに亡くなったため、11歳になると学校を辞めて、最初は農業労働者、その後は馬車や自転車の修繕をし…

MONACO HISTORIQUE 2016  1948 TALBOT-LAGO Type 26 Course

戦前に開発されていた技術と部品によって作られていたにもかかわらず、TALBOT-LAGO 26Cは戦後のグランプリ・レースを6年間も戦い続け、1.5リッター、スーパーチャジャーで武装されたアルファ・ロメオやマセラティ相手に善戦した。あの Louis Chironらが…

MONACO HISTORIQUE 2016  Stirling Moss and his Maserati 250F

1956年5月13日、F1世界選手権第2戦モナコ・グランプリ。 前年のル・マン24時間レースでの大惨事の責任をとってメルセデスがすべてのレースから撤退したため、この年、モスはマセラティに移籍していた。チームメイトのファンジオはマセラティに戻らず、レ…

1966年発行 HEIBONパンチDELUX 別冊『CAR専科』

T氏所蔵の貴重な資料。 体裁は世界の自動車をA to Zで紹介する別冊だが、実際は『いすゞ自動車』のタイアップ広告だ。この個体は福澤幸雄氏がレースで使用したものらしい。 Special Thanks to Mr.Tokita.

1949 Fiat 1100E Ghia Gioiello

この美しいワンオフのフィアットは、当時ギアのデザイン・ディレクターであったジョバンニ・ミケロッティによってデザインされた。 Gioielloとは宝石を意味し、ギアは新たな富裕層の獲得のため豪華で先進的な Gioielloシリーズを展開した。日本同様に敗戦国…

久しぶりの鵠沼訪問

スロットカーで知り合ったUさんと、数年ぶりで鵠沼へ。相変わらずオーナーのTさんはアットホームな対応で緩い穏やかな時間が流れていた。ここかしこにお宝が転がっているのも変わらない。 ル・マン・ミニチュアからパナールCD。アリイの32シリーズにZ…

2015年を振り返って 後半

7月 今年一番の映画はコレでした。特に4D上映では風が吹く、座席がムチウチ寸前の動きを見せる、水のシーンでは飛沫が飛ぶ。最高でしたね。 Three〜多摩美プロダクトから世界へ羽ばたいた3人展〜から。 1966年に多摩美術大学立体科を卒業した 児玉英雄、…

2015年を振り返って 前半

1月 ケーシー高峰で始まった2015年。 1957 Franchoni Devin Alfa Special 恒例のBOWさんの集まりから。これには驚きました。ジュリエッタのエンジンを搭載したアメリカのカスタム。50年代のアメリカのレースは多種雑多で興味深いですね。 今年は眠…

FBM 2015 PEUGEOT 404

1,618 cc KF2 injection 96 PS / 5,700 rpm 日本ではコロンボ警部のボロボロの愛車で有名な Peugeot 403。地味なクルマだったが、実はピニンファリーナによるものだった。プジョー自体はそのことを隠していたが。そして1960年5月に後継車の404を発表。その…

Citroen GS

1970年にデビューしたGSこそシトロエンらしい。 1600ccクラスのボディに新開発のSOHC1100ccの空冷水平対向エンジンを搭載。足回りはアッパーミドルクラスのDSと同じ独創的なハイドロニューマチックシステムを採用、前輪はダブルウィッシ…

高梨廣孝 氏によるScale 1/9  Indian Chief 1948

Indian Motocycle Manufacturing Companyはアメリカはマサチューセッツ州スプリングフィールドを拠点に1901年、アメリカ初のモーターサイクル「1901シングル」を発表し創業します。元々は Hendee Manufacturing Companyとして創業しましたが、1928年にIndian…

1936(昭和11)年の自動車生活

1935 DUTSUN Type-14 Roadster 戦争直前である1936年の自動車保有台数は 126,248台(日本統計協会『日本長期統計総覧』1999)。道路総延長は 906,003キロで舗装率は僅か 1,24%。現在の 1,207,867キロ 舗装率80%*1とは大違いであり、自動車はほとんど…

1932  DATSUN Type11 Phaeton どちらが日本最古なのか???

座間にある日産のヘリテージコレクションにある 1932年 DATSUN Type11 Phaeton。 1959年11月に開催された第6回全日本自動車ショーの会場で公式に一般公開されて以来「現存する最古のダットサン」として紹介されてきたようだ。 現存する最古のダットサン車。…

金子辰也ジオラマ展

静岡ホビーショーの期間に行われた『金子辰也ジオラマ展』。 金子辰也さんと言えば、タミヤや模型雑誌ホビージャパンで知っていた憧れの人です。 会場入口には山下達郎からの鼻が届いておりましたが、なんと驚くべきことに金子辰也さんが幻のバンドであった…

PRINCE Skyline Sport Coupe トリノショー出品車と量産車の違い

先日訪れた日産ヘリテージ コレクション。 そこにはプリンス スカイライン スポーツが2台展示されている。青いのがトリノ ショー出品車、ゴールドは量産車*1。2台並べてあって気づいたのは両車の細部がかなり違うこと。まず、フロント・グリルがトリノショ…

野沢三喜三さんの自動車人生  その2  1916(大正5)年の自動車大旅行

ニューヨークにある、アメリカで最も古い吊り橋の一つであり、同時に鋼鉄のワイヤーを使った世界初の吊橋でもあるブルックリン橋。ハリウッド映画にもしばしば登場する有名な橋だ。この橋を設計したドイツ系アメリカ人 John Augustus Roeblingの息子Ferdinan…

マロニエ・オートストーリー『春』ミーティング 2015

野沢三喜三さんの自動車人生

由緒ある日本の自動車クラブ SCCJの会員であった野沢三喜三さんは、明治、大正、昭和と日本の自動車創成期からその販売に携わった人である。その人生は正に日本の自動車の歴史であり、また日本の自動車エンスーの歴史でもある。最近手に入れた資料から、彼の…

エンパイヤ自動車商會 リンカーン 1920年代のカタログから。

柳田諒三氏は 1913(大正2)年5月、東京市日本橋区呉服町18番地にインパイヤ自動車ガレージを設立し、アメリカ製エンパイヤ自動車を5台輸入した。他に同クロー自動車などを販売し、レンタカー業も始めている。「インパイヤ」は正確には「エンパイヤ」と…

1953  OHTA Type VF

戦前から50年代にかけて DUTSUNのライバルであったオオタ自動車工業。東京は神田の柳原河岸にあった古くからの修繕業で太田裕治が起こした自動車メーカーである。 戦時中は立川飛行機の下請けとなって飛行機のエンジンを製造していた、戦後はアメリカ車の…

岡本太郎現代美術展 岡本太郎賞受賞作品 金時/Kintoki

岡本太郎現代美術賞展に置いて、見事に岡本太郎賞を受賞した作品「金時」である。審査員全員一致で受賞となったようだ。 富や地位の象徴であるトヨタ・センチュリーを焼き芋移動販売車にしてしまう発想はアナーキーであり、岡本太郎の思考である権威あるもの…

1月3日 恒例のBOWさんのイベントから

AUSTIN 7 当日は、一部路面が凍結する寒さ。お疲れ様でした。 この5シリーズも見かけなくなりました。 コスモ石油が瞬間風速的にアルファ・ロメオの代理店になったなんて時代もありましたね。 謎のクルマ Devin Alfa。50年代から60年代にかけてアメリカ…

1935 Hispano-Suiza K6 30CV 6cyl

1935 Hispano-Suiza K6The Hispano-Suiza name reflects the luxury car manufacturer's oriigin as a joint endeavor between a Spanish capitalist and a Swiss automobile designer. The bare chassis of the vehicle on display was imported by Lord Na…

1963 PRINCE Skyline standard

直列4気筒 OHV 1862cc 91HP/4800rpm 15.0mkg/3600rpm Max 140km/h 63年型のスカイラインはグロリアのフルモデル・チェンジに対して、ボディ各部のマイナーチェンジにとどまったが、フロントマスクを始めとしてボンネット、フロント・フェンダーなどのデザ…