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フィアット500大作戦!!

2014-10-13

Saab 92 1951

 スウェーデンの SAABは、 Svenska Aeroplan AB(スウェーデン語で"スウェーデン航空機会社")の頭文字を並べたもので、スウェーデン政府の意向により、国防のための航空機製造会社として、機関砲で有名なボフォース社の傘下で1937年に設立された。ユニークな設計で有名な飛行機が多い。

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SAAB B17(1941)
最初に生産された航空機は単発の爆撃機 B17。ユニークなのは主脚カバーが急降下爆撃時のダイブブレーキとして作動すること。

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SAAB J21(1943)
SAAB初の戦闘機は意欲的な推進式。しかも脱出装置付き!

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Saab J35 Draken(1955)
スウェーデン初のマッハ2級戦闘機。2つの三角形を二重に組み合わせたデルタ翼という他に例のない独特な主翼を持ち、高速道路から離陸できる短距離離着陸性能と高速性能両立させた傑作戦闘機だ。

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ドラケンのプロモフィルム。映像に出てくるクルマはもちろんSAABだ。


さてクルマの話に戻そう。SAABは戦後を見据え1944年から、SAAB 90旅客機とSAAB 91軽飛行機の開発にとりかかっていた。90、91と続く92。それは同社初の自動車だった。
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SAAB 92 001(1947)
1947年に完成した試作車001は、水冷2気筒2ストロークのエンジンを横置きに搭載し、3段ギアボックスを介して前輪を駆動するFWDという当時としては珍しいレイアウトで、たぶん同じレイアウトの先駆者である戦前の DKW F9を徹底的に研究した結果であろう。それを如何にもヒコーキ屋が設計したと思わせる理想的な流線型の先進的なモノコックボディでくるんでいた。ボディのデザインは風洞実験もして確かめている。ラジエターはウォーターポンプを省略したサイフォン式。サスペンションはトーションバーでリアは独立式だった。

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DKW F9 Prototype(1939)

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Saab 92 (1951)
水冷直列2気筒2ストローク 764cc 25ps/3800rpm MAX 100km/h
試作車発表から3年、1950年に発表された生産モデルは、さすがに試作車の理想主義的なスタイルは崩れてしまっているが、当時のヨーロッパの小型車の中で最も空気抵抗の少ない乗用車であったはずだ。Aピラーの角度が45度というのに注目。この当時の一般的な乗用車が垂直から30度未満であったのに対し、如何にも空力の良さそうなデザインだ。
その後92は足回りの良さもあって、ラリーで活躍することになる。

2014-10-12

川上完メモリアル in 湯沢  ヒコーキ少年 川上完さんの愛車たち

今年の5月7日に67歳という若さで突然この世を去った、川上完さんへの追悼の気持ちを込めて、クルマ好きのミーティングが新潟県の湯沢にて開催された。クルマと飛行機をこよなく愛し、ミニカーコレクターとしても有名だった彼を偲びつつ、彼が愛したたくさんのクルマとともに楽しく、和やかにお別れをしようという主旨のイベントには、川上さんの人徳のなせる業から、宿泊先のホテルは貸し切りとなり、多くのクルマと人が集うこととなった。生憎の台風一過であったが、貴重なクルマが雨ざらしとなりながらも参加してくれて、参加した皆は心ゆくまで川上完さんのことと好きなクルマのことを語り合っていたようだった。

川上さんはヒコーキ少年として有名だった。

何を隠そう、僕は小学生の頃から「ヒコーキ少年」なのだ。とは言っても、CGの小林彰太郎さんのように、グライダーの操縦や学徒動員の経験などまったくない、ただのデータオタクなのだが、そんなデータオタクが、ひょんなことから三菱ジープJ3Rを手に入れ、続いてスバル360なんぞを揃えてしまったから、さあ大変、本人は三菱製“零戦”と中島飛行機製“隼”の末裔を入手したと大喜びしてしまった。こうなると、次はスウェーデンのサーブあるいは英国のブリストル、あわよくば、フランスのヴォワザンなどと夢はふくらむばかり。
(川上完 著『もうフツーのクルマは愛せない』より)



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SUBARU 360

この360を購入したのが1972年、川上さんが26歳の時である。既に三菱製のジープJ3Rに乗っていたが、幌からの雨漏りが酷く、「雨傘代わり」に中古で購入したものだった。友人の紹介で、お医者さんのセカンドカーが程度もそこそこで5万円(当時の大卒初任給ぐらい)ということで、クルマも見ずに雨の降る夜中にクルマを引き取りに行った。
引き取りから帰った翌日、お天道さまの下でクルマを見たら、そこには見るも無残な姿が。赤と言われていたボデイは、長年風雨に晒されていたせいでほとんど渋柿色になっており、プラスチック製のリアウィンドウは雨に濡れている間は後ろが見えていたが、乾いてしまうと摺りガラス状態で視界はゼロ。雨漏りのために3センチほど水がフロアに溜まっている。ルーフのシールがやれていたようだ。エンジンを掛けようとしたらスターターが回らない。バッテリーも駄目。思い出したのだが、昨晩帰る途中にギア鳴りもしていたし、ハブベアリングからも異音がしていた。ブレーキの効きも甘かったような、、、。
その後、レストアにお金がかかって、総費用は新車を買えるものとなってしまった。
しかしながら、その後はセカンドカーとして現役を維持。リペイントを2回、エンジン交換2回、サスペンション交換を1回しているらしい。奥さんにプロポーズしたのもこの360の中だったという。

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Nakajima Ki-43 Hayabusa

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SAAB 96

ブガティックの阪納誠一さんが川上さんをひやかして言っていたそうです。
「カンちゃん、いつまでそんなゴキブリみたいなクルマに乗っているんだ」
色はコックローチ ブラウン。ホイールキャップは100円ショップで売っている植木鉢の受け皿。まさに川上完スペシアル。

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ヘッドライトワイパーが横に作動することに注意。

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SAAB J35 Draken

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フロントグリル内の大きな『B』のエンブレムは川上さん手製のもので、銀紙を貼っています。川上さんだから許される行為。


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Bristol 406

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Bristol bow fighter


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2012-10-26

Lancia Lunch 2012 から

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Lancia STRATO'S


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Lancia Thema 8.32


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Lancia Aurelia GT


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Saab 96 monte carlo 850


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Peugeot 205 Turbo 16


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Maserati Khamsin


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Citroen BX 4TC


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Fiat Giannini 128NP Rally. 2

2011-09-21

Goodwood Festival of Speed 2011 THE BIRTH OF STAGE RALLYING

人気のステージを中心としたラリーのスタイルは、スピードと耐久性の狭間で改良されてきた、これらの刺激的なマシンで確立されてきたのだ。

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1962 SAAB 96
直列3気筒 2stroke 3キャブ 841cc 57ps

  SAAB 96は Erik Carlssonによる数え切れないほどのラリーでの活躍で知られている。中でも 1960,1961,1962年の RAC Rallieでの優勝、1962,1963年の Monte Carlo Rallieでの優勝は有名だ。1967年には Ford Taunusの V4エンジンを搭載している。日本では代理店の西武自動車が輸入しなかった所為で知られていないが、1980年まで新車として販売されていたロングセラーでもある。
 グッドウッドに参加した個体は Erik Carlssonの SAAB 96のレプリカである。


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