『誰のミス??』と追求すること

今朝、同僚Aから引き継いだ仕事に小さなミスがありました。上司から私がミスを指摘されたので、ミスの部分を修正し、後でAにそのミスの部分について伝えました。

それを見ていた後輩Bがこう言います。『どうして自分のミスじゃないって言わないんですか?あれやってたのAさんですよね?先輩の評価が下がるし、Aさんのためにもならないじゃないですか。』

Bの言うことはもっとも。医療安全の研修会でもミスを指摘するということは基本中の基本って言ってたもんね…。だけど、『これは私のミスじゃないですから…。』と言うのってスマートじゃないと思うんだけど。単なる見栄?(笑)まぁ、これは年とった分余計な気持ちがこう思わせるわけなのだけど…。実際には、そのミスのレベルがものすごく些細なものであったし、その場で自分がやったことではないと言う時間も惜しいくらいに忙しかったのです。だから、その場は私が修正して、後でAにそのことを知らせました。上司からの指摘を皆にフィードバックできたからそれでOKだと考えたわけです。

後輩Bにも、そのことを説明しましたが、納得がいかない様子で『でも、そうしたら上司は先輩のミスだと思うわけですよね?それでもいいんですか?』と。

『私もいつやるかわからないようなミスだったからね。』と言い、一応その話しは終わりました。正直、そのミスで自分の評価が下がるとは全然思わなかったんですよね…。というか、そういうことが思い浮かばかなったというのが本音だけど。


10年前の私だったら、間違いなくBと同じように考えたと思います。それが正論だもんね。10年前…20代半ばの頃は自分は有能で間違いは犯さないと思っていましたからねー。(笑)Bも今ものすごく勉強しているし、仕事が楽しくてしょうがないという時期のようです。Bの真面目さが、かつての自分を見ているみたいでなんだか歯がゆいです。

そういう時期が羨ましくもあり、自分の年齢になってみて見えてきたこともあり…。
まだまだ見えてこないものもあり…。


お風呂の中でボーッと考えた、今日の出来事でした。