バラモンキングとウイップ星人の、最後の仕上げにあたる作業が完了した。これで本当に、マジのマジで完成である。当然、この段階に入ってくると細かい作業がメインになってくるため、床山皇帝（@Kaisel_Kaiser）ではなく、“センセイ”の異名を持つぱしみ（@nicesharp）くんの出番だ。今回はプロの現場で働いている後輩のＫくんも連れてきてくれたため、２体同時進行でありながら信じられないスピードで進んでいった。どちらも色が落ち着いて、いわゆるオモチャっぽさがなくなっているのが分かるだろうか。
ちなみに床山皇帝は、前回紹介した金棒を作っていた。もっとも金棒も仕上げ作業＝銀叩きに関しては、先のKくんが担当している。この銀叩きにせよドライブラシにせよ、特別な技能を必要とするものではないため、器用な床山皇帝にできないはずがないのだが、頑なにやろうとしないのだ。これぞ世界八番目の不思議……でもなんでもなく、単にチマチマした作業が嫌いなだけに違いない。なお、これまた面倒臭いマスキング作業は、いずれの怪獣も在藤銀（@luv_kraft）さんがやってくださった。毎度ありがとうございます。
で、せっかく２体の怪獣が揃ったんだから、やっぱり戦わせてみたいじゃないですか。しかし、ちょっと着付けが特殊なバラモンキングは床山皇帝が入るとして、ウイップ星人のほうにもスーツアクターが必要だ。もちろん、自分は撮影しなければならないし、そもそも背が低いから怪獣役には不向きと言わざるを得ない。それなりにタッパがあって、怪獣の所作を熟知していて、しかも呼んだらホイホイやってくるような人間……果たしてそんなヤツいるのか？ いました。超いました。大内雷電（@Ohuchi_RYDEEN）くんです。ものの５分でライブ1回分くらいの汗が出たらしい。お疲れ様でした。また来てね！
