大怪獣まんだら

GIGAN YAMAZAKI & WAGAYA FACTORY's blog

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ほぼ一日一怪獣(モチロン)

週末&月末以外は、なるべく更新していこうと思っていた当ブログですが、12月の慌ただしさには勝てなかったなあ。それはそれとして2017年といえば、WEBラジオ『怪獣チャンネル』のモチロン回から始まったので、ここは美しくモチロンで締めようかと思う。 ま…

12月のお仕事

ガイガン山崎+齋藤貴義 怪獣プロジェクト - 怪獣チャンネル 今日から君も、怪獣のプロだ――。 夕方の6時過ぎ、いつも12チャンを点けると、ザラブ星人に似た声のオジさんがそう語りかけてきた。 当時、僕はまだ4歳である。素直な子供である。だから確信した、…

ほぼ一日一怪獣(ギルマン)

ユニバーサルモンスターズでは、メタルーナ・ミュータントとギルマンが好きだ。どちらもミリセント・パトリックによるデザインで、後世への影響は計り知れない。特に新たな半魚人を創造する際、ギルマン的意匠の一切を排除して考えることは不可能だろう。あ…

ほぼ一日一怪獣(ゼイラム)

雨宮慶太の初劇場用作品『ゼイラム』には、とある懐かしい光景が登場する。「ステレオ」「ファクシミリ」などと大きく書かれた看板、陽のあたる場所に構えられたジャンクパーツの露店……そう、まだ高架下くらいにしか飲食店がなかった頃の秋葉原だ。自分も少…

なぜだ?! 告白されたらアンダー彼氏

『乃木恋』、というスマホゲーがある。乃木坂学園 芸能科に唯一の男子生徒として入学することになった“あなた”は、ドキッ! 乃木坂46だらけの学園生活を送ることに……そんな寝言のようなストーリーの「告白アドベンチャーRPG」*1 である。 学生時代からの友人…

ほぼ一日一怪獣(ゲゾラ)

海外の好事家たちは、日本の「怪獣」を自国の「GIANT MONSTER」と一緒くたにすることなく、きちんと区別して「KAIJU」と呼ぶ。もちろん、映画『パシフィック・リム』が公開される以前からの話だ。怪獣たちに、それだけ異質なる雰囲気を感じているということ…

闇夜にキラメク超闘士

上の写真に、すぐ違和感を覚えた諸君は、なかなかのガシャポン通だ。パッと見だと、何の変哲もない『ウルトラマン超闘士激伝』の塩ビ人形……厳密には、「エンペラ星人編」第1弾にあたるパート12の面々だ。しかし、その成型色に注目していただきたい。 本来の…

ほぼ一日一怪獣(ベノム)

もう潰れてから随分と経つが、近所に小洒落たアメリカ雑貨屋があった。キャプテン・アメリカのサーフボードが目印の、アメトイやコミックブックも取り扱っている店だった。小学生4年生の頃、それまで素通りしていたにも関わらず、何かに惹かれるように入店。…

ほぼ一日一怪獣(ガーシム)

モンスター界隈の番長といえば、『遊星からの物体X』。そして最王手の『エイリアン』は総番で、『ダーククリスタル』が裏番といったところだろうか。いずれも未だフォロワーの出現があとを絶たない超々々名作だが、如何せん裏番は裏番。『ダークリ』の知名度…

ほぼ一日一怪獣(ゴジラ)

自分の作品が映像化された際、“里子に出す”という言い方をする原作者は多い。なかなか的を射た表現だと思う。そして、『ゴジラ』や『スター・ウォーズ』、『ブレードランナー』などの新作が制作されるときのディープなファンの気持ちもまた、(ちょっとニュ…